ウイルス検出率のランキング【Windows版】

ウイルス検出率ランキング

 世界各国の調査機関が発表している、ウイルス(マルウェア)の検出率ランキングをまとめました。それぞれ調査方法や、評価の対象となるウイルスが異なるため、結果に若干のバラつきが見られます。各社「○○調査で検出率100%を獲得!」などと宣伝していますが、一つの調査だけでなく複数を見比べて、良し悪しを判断するのが賢明です。


総合セキュリティソフトの比較

全方位からしっかり守る。総合セキュリティソフトの比較

ソフト名 偏差値 AV-TEST AV-Comparatives Virus
Bulletin
2015年04月
Real-World
Testing
2015年8月
reference set
Tests
2015年8月
Real-World
Protection
2015年6月
File Detection
Tests
2015年3月
PC Matic 58.1 - - - - 92.8%
AVIRA有料版/無料版 55.9 100% 100% 99.7% 99.9% 94.2%
ウイルスバスター 55.0 100% 100% 99.7% - -
スーパーセキュリティZERO 54.9 100% 100% 99.8% 99.7% 91%
ノートン 54.4 100% 100% - - -
F-Secure 54.3 100% 100% 98.2% 99.8% -
Avast有料版/無料版 53.7 100% 100% 98.8% 99.4% -
Emsisoft 52.2 - - 99.2% 99.6% 86.7%
AVG有料版/無料版 52.1 100% 100% 97.7% 98.1% 89.7%
カスペルスキー 52.1 99% 100% 99.7% 99.9% 83.8%
クラウドセキュリティZERO 51.6 96.0% 100% 98.7% 99.7% 90.3%
G Data 51.4 95% 100% - - 93.7%
マカフィー 50.1 99% 100% 95.4% 99.7% -
ESET 49.3 95% 99% 98.6% 98.6% 89.0%
ウイルスセキュリティZERO 48.2 99% 100% - - 80.2%
Microsoft Security Essentials
Windows Defender
27.2 87% 100% 89.6% 86.3% 71.5%


解説と補足

偏差値

 3団体・5つのテストの結果を一挙に比較するため、総合点として算出しました。各調査での検出率を偏差値化した上で、更にそれらの平均値を求めています。1つのテストにしか参加していないソフト(PC Maticやノートン)は、その唯一参加しているテストの結果に左右されてしまう傾向があります。

AV-TEST

 ドイツの研究機関によるWindowsセキュリティソフトの性能試験結果です。 。

AV-Comparatives Real-World Protection

 オーストリアの調査機関によるWindowsセキュリティソフトの性能試験結果です。「Real World」はその名の通り、現実世界のユーザーの使い方に則した評価がされており、静的なファイルだけでなく動的なファイルも評価の対象となっています。

AV-Comparatives File Detection Tests

 実際のパソコンにそれぞれのセキュリティソフトをインストールして、ウイルスを検知させるという形で検査を行っています。直近に採取された10万種のウイルスの検知数によって検出率が決定します。

Virus Bulletin

 イギリスのコンピューターセキュリティ雑誌による調査です。私の実感(後述)に近い結果が出ていますし、セキュリティ業界でも評価の高い調査です。


問題点

 「ウイルス検出率テスト」はセキュリティ・IT業界からしばしば批判を浴びています。検出率の結果が悪いからという理由でセキュリティソフトのメーカーがテストをボイコットすることもありますし、そもそもテスト自体の実効性を疑問視する声もあります。


 私は2007年から様々なセキュリティソフトをテストし続けていますが、「このソフトの検出率が高いなんて、信じられない」という感想を持つこともあります。「検出率上位」のあるソフトをしばらく使った後、他のソフトに乗り換えてすぐにウイルススキャンをしたところ、「1〜2個のウイルス・スパイウェアを検出した」(しかも危険度が高いもの)という経験が何度かあります。前に使っていたソフトは検知出来ていなかった、ということです。
 しかしながら、私一人で何千・何万ものウイルス(しかも新しいものでないと意味がない)を収集し、全てのソフトで検出率を調査することは不可能です。よって、上で紹介している「検出率」を評価として引用しています。
 私の感触としては、「未知ウイルスに強い」系のセキュリティソフトがより多くのウイルスを検出しているように感じます。PC MaticスーパーセキュリティZEROカスペルスキーESETG Dataあたりがそうです。最近は新種のウイルスが生まれるペースが非常に速いため、そうなっているのだと思います。



未知ウイルスの検出性能

 今や1.5秒に1個という驚異的な勢いで新たに生み出されるウイルス。数分おきに定義ファイルの更新をしても、間に合わなくなりつつあります。定義ファイルにあるウイルス(既知のウイルス)を検出するだけではもはやダメです。というわけで「未知のウイルス」を検知する「ヒューリスティックスキャン」の重要性は非常に高まっています。以下で紹介するのは、そんな「未知のウイルス」の検出率のランキングです。


ソフト名 AV-Comparatives
2015年3月
Virus Bulletin
2015年4月
スーパーセキュリティZERO 99% 85.53%
F-Secure 93%
クラウドセキュリティZERO 93% 85.1%
カスペルスキー 92% 75.47%
ESET 86% 85.12%
Emsisoft 76% 85.09%
avast有料版/無料版 67%
Microsoft Security Essentials
Windows Defender
53%
G Data 88.39%
Avira 88.11%
PC Matic 87.49%
AVG 81.63%
ウイルスセキュリティZERO 69.51%

 表を見比べても結果がまちまちで分かりにくいですよね。未知ウイルスに強いセキュリティソフトは以下の記事にまとめてあるので、あわせてこちらも御覧ください。


未知ウイルスに強いセキュリティソフト

ヒューリスティックスキャンの性能が高いソフトをまとめました

機能・性能の比較は

総合セキュリティソフトの比較

全方位からしっかり守る。総合セキュリティソフトの比較

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無料セキュリティソフトを比較・評価しています。




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