絶対やるべきセキュリティ対策 Android編
Androidのスマホやタブレットを使う上で、絶対にやっておくべきセキュリティ対策を一つずつ紹介します。いずれも、簡単に出来る対策ばかりなのでぜひ参考にしてください。
最低限確実にやっておくべきことだけを紹介します。
目次
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セキュリティアプリの導入
言うまでもなく必要な対策です。
Androidでは多数のウイルスや、こっそり個人情報を抜いている「危険アプリ」が多数発見されています。こうした脅威に対抗するために、セキュリティアプリの導入は不可欠です。
無料のアプリでもかまわないので、必ず何かしらのセキュリティアプリを導入しましょう。ただし、セキュリティアプリと偽って何もしない(もしくは個人情報を抜き取る)アプリもPlayストアなどで幾度も発見されていますから、その点も注意が必要です。権威ある調査機関が、検出能力を認めたアプリの中から選んでください。
外でWi-Fiを利用する人は
外出先で公衆無線LAN(Wi-Fi)に接続する機会がある場合は、別途対策が必要です。
外で飛んでいるWiFiの中には、個人情報を収集する目的で開放されているものや、セキュリティ設定の不備によって結果として通信が「丸見え」になっているものが少なくありません。
そうした「危険なWiFi」を見分けるのは困難ですから、通信を暗号化することで盗聴を防ぐVPNアプリの使用をおすすめします。VPNを利用すれば、万が一危険なWiFiに接続してしまったとしても、やり取りしている内容を盗まれにくくなります。
適切に管理された自宅のWiFiや、モバイルルーターに接続する場合は特に必要ありません。
画面ロックを設定する
端末にロックを掛けましょう。
なぜロックが必要なのかというと、Android端末(特にスマホ)が紛失や盗難に遭った時に、個人情報を悪用されたり、端末を悪用される恐れがあるからです。犯罪組織が盗難スマホで犯罪行為に及ぶこともありますから、そうさせないために日頃からロックを掛けておきましょう。
自宅でしか使わないタブレットについても、最近の空き巣はタブレット端末も獲物にするので、念のためロックしておくことをおすすめします。
「提供元不明のアプリ」の設定を確認する
「提供元不明のアプリ」をインストールできないように設定してください。初期設定だと無効になっているので、そのままでいいです。
「提供元不明」というのは分かりやすく言えば、Google Play(公式のアプリストア)以外で配布されているアプリのことです。Playストアのアプリは一応、Googleが審査していますから、完璧ではないものの「まずまず安全」です。
一方、その辺のウェブサイトなどから入手するアプリには、ウイルスなどが仕込まれている恐れがあり、危険です。普段から提供元不明のアプリのインストールを許可しない設定にしておくことで、こうしたリスクを回避することが出来ます。
SIMカードロックを設定する
上記の手順で、Androidの設定画面を開いてください。
もし「SIMカードをロック」が有効になっていない(初期状態では無効になっている)場合は、速やかに有効にしてください。初期設定のパスワードは、「0000」です。
この対策が必要なのは、盗難に遭った時にSIMカードが悪用されるのを防ぐためです。
SIMカードを抜き取られて、他の端末に差し替えられると、そのままあなたの通信回線が悪用される恐れがあります。端末の盗難と同様に、犯罪に悪用されたり、あるいはイタズラで国際電話を掛けて高額な通話料を請求される、といった被害が起こり得ます。
初期パスワード(0000)では意味が無いので、パスワードも必ず変更しましょう。
OSやアプリの更新を怠らない
AndroidのOSや、アプリは人間が作っているものなので、完璧ではありません。「脆弱性」といってセキュリティに関する欠陥が見つかることもあります。
OSやアプリは、こうした欠陥(脆弱性)を対策するためにアップデートされることも多いので、出来るだけ最新の状態を保つように心がけてください。脆弱性を放置していると、脆弱性を悪用した攻撃で被害に遭いやすくなります。
Chromeのデータセーバーを有効にする
ブラウザ経由でウイルスに感染したり、フィッシング詐欺の被害に遭うのを防ぐための対策です。
Googleのサーバーを経由してウェブサイトにアクセスすることで、よからぬサイトにアクセスするのを防ぐことが出来ます。セキュリティ向上に役立つだけでなく、その名の通り通信量も節約することが出来るメリットもあります。