カスペルスキー2019の評価レビュー

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カスペルスキー2019の管理画面

セキュリティ性能が高い

 セキュリティ性能に定評があるロシア製セキュリティソフトです。ウイルス検出性能が高いことは当然として、他のソフトには無い有意義な機能もあり、トータルで見た「セキュリティ性能」は最高クラスと評価できます。

 2018年9月にリリースされた「2019年版」を6日間にわたりテストして得た結果をもとに、詳しくレビューします。

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軽さ ウイルス対策 通信保護 脆弱性対策 WEB保護 ネット銀行保護 PC盗難対策 ID/パス管理 保護者機能

7点
99.90% Firewall
IPS
他のソフトと比べる → セキュリティソフトの比較

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カスペルスキー2019の評価(総評)


セキュリティ性能


セキュリティ性能(安全性)は?  トータルで見て最高のセキュリティ性能と評価します。


 ウイルスの検知率が高いのは当然のこととして、カスペルスキーの防御はそれだけではありません。セキュリティ対策にとって非常に重要であるにも関わらず、他社がまだあまり力をいれていない「脆弱性対策」や、WiFiの盗聴防止などの機能が装備されています。


 セキュリティ対策の機能、内容ともに当サイトで紹介しているセキュリティソフトの中では最高クラスと評価できます。詳しくは記事後半の各機能の解説もご覧ください。


カスペルスキー2019のアプリケーションコントロール

監視レポートも充実している

動作の軽さ


評価方法
起動時間 WEBサイト
5ページ同時読込
アプリ起動
(Excel)
カスペルスキー 33.95秒 7.07秒 0.751秒
ソフト無し 33.31秒 6.14秒 0.621秒
増減
+1.9% +15.2% +20.9%

動作の軽さは?  トップクラスに軽いセキュリティソフトと比べるとやや重さを感じますが、最近のPCであればストレス無く使える負荷感です。


 サクサク動くというわけではないものの、Core i5 6600のPCではセキュリティソフト無しの状態と大きな違いを感じずに使うことが出来ました。計測値にも現れていますが、ソフトの起動が少し遅くなった実感があったものの、数週間使えば慣れてしまうと思います。


 2019年版では前年版と比べメモリー使用量を10%削減するなど、改善が加えられたとのことです。


購入・価格一覧

1台/1年 3980円
1台/3年 8980 → 6735円
5台/1年 4980円
5台/3年 12150 → 9110円
台数制限無/1年 6980円
台数制限無/3年 14150 → 10610円
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AndroidMacにもインストールできます

以下、各機能の詳細な解説が続きます

各機能の詳細・評価


ウイルス・スパイウェア対策


AV-TEST
2018/3-4月
AV-Comparatives
Real-World Reference Real-World
2018/3
Malware Protect
2018/3
100% 100% 99.6% 99.98%
他のソフトと比べる → ウイルス検出率ランキング

 検出性能はトップレベルです。
 私は2007年から検出率テストの結果を見続けていますが、カスペルスキーは一貫してトップレベルの成績を残しています。他のソフトは1〜2年単位で成績が落ち込む時期があったりしますが、カスペルスキーは一貫して多くのテストで高い成績を残し続けています。


カスペルスキー2019のウイルススキャン画面

ウイルススキャン画面

 また、家庭用セキュリティソフトとしては珍しい「実行アプリケーションの制限」という機能もあります。  これは、カスペルスキーが安全だと判断したもの「だけ」を実行できるようにするというもので、従来のセキュリティ対策とは真逆のアプローチです。いわゆる「ホワイトリスト方式」と呼ばれるやり方です。
 なお、本機能は初期設定では「無効」となっています(有効にすると動作がやや重くなる)


カスペルスキー2019の「実行アプリケーションの制限」


ファイアウォール


 ネットワークを監視し、不正な通信をブロックします。


 各アプリケーションの通信状況を確認できる機能もあり、通信が無駄に多いものを自分の目で見て確認することもできます。


カスペルスキー2019のネットワークモニター

ネットワークモニター

公式ストア(購入)

脆弱性対策


 昨今の攻撃でよく悪用される「脆弱性」に対し、複数のアプローチから対策できます。脆弱性対策については、当サイトで紹介している全セキュリティソフトの中で最も充実しています。


カスペルスキー2019のソフトウェアアップデーターで問題を検知

ワンクリックで一括して対処できる

 まず一つ目のアプローチは、ソフトウェアをアップデートすることで脆弱性そのものを減らすことです。カスペルスキーの「ソフトウェアアップデーター」機能を使えば、ソフトウェアの更新漏れを検知した上で、ワンクリックで一括して更新できるので、脆弱性が放置され続けるのを防げます。


 また、インストールされているものの、利用が無いソフトを検知する「PCクリーナー」という機能もあります。
 使われていないソフトを放置すると、脆弱性が放置される原因にもなるため、そうしたソフト自体を無くしてしまおうというアプローチです。カスペルスキー独自の機能です。


カスペルスキー2019の「PCクリーナー」

感度が強すぎて困るということは無かった

セキュアコネクション(VPN)


 カスペルスキーをインストールすると、本体とは別途で同時にインストールされるソフトです(不要ならアンインストールしてOK) 外出先などでWiFiを利用する人のための機能です。


カスペルスキー2019のセキュアコネクション(VPN)


 カフェや空港などで利用できる「フリーWiFi」の多くは暗号化などのセキュリティ対策が不十分なため、利用すると通信内容を第三者に盗み見られるリスクがあります。


 そうしたリスクのあるWiFiを安全に使うのに役立つのが「VPN」です。通信内容を暗号化するため、電波を傍受されても通信内容が第三者には解析出来なくなります。


 なお、カスペルスキーのセキュリティソフトを購入して「カスペルスキーセキュアコネクション」を利用する場合は無料版扱いとなり、一日300MBまでの容量制限と、接続先を選べないという制限が付きます。


 遠くの接続先になってしまった場合は、かなり低速になります(メキシコに繋がった際は1.76Mbpsだった)


 追加費用(年2900円)を払うと、容量制限が無くなり、接続先も自由に選べるため高速で利用できます。5台まで利用できるので、スマホにも使えます。
 詳しくは以下のレビュー記事も参考にしてください。


WEB脅威対策


 「フィッシング詐欺サイト」や、アクセスするとウイルスに感染する「危険サイト」をブロックする機能です。リスクのあるサイトにアクセスしそうになった時には、警告画面を表示してアクセスをブロックします。


カスペルスキー2019が危険サイトを検知した警告画面


 また、ブラウザにアドオンを追加することで、検索結果の横にそのサイトが安全かどうか表示する機能もあります。安全なサイトは緑色のアイコン、危険なサイトは赤色になります。アイコンをクリックすると、そのサイトの情報をアクセスする前に確認することも可能。


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ネット決済保護


 ネットバンキングを利用する際に、特別な保護を加えることで安全性を高める機能です。


 ふだん使っているブラウザ(Chromeなど)にアドオンを追加した上で、銀行などのサイトにアクセスすると、以下のような確認画面が表示されます。


カスペルスキー2019のネット決済保護の起動確認画面


 「保護されたブラウザーで続行」をクリックすると、ネット決済保護機能が有効となり、ウィンドウの枠が緑色になります。


カスペルスキー2019のネット決済保護機能

ウィンドウの枠が緑色になる

 全ての銀行サイトで自動的に起動するわけではないようで、ネット銀行を中心に「自動で起動しない」ものが多かったです。

保護者機能


PCの使用時間の制限 設定画面
ネットの利用時間の制限 設定画面
ソフトウェアの使用制限 設定画面
指定したワードの送信を阻止 設定画面
SNS内のメッセージの監視
有害サイトのフィルタリング 設定画面 警告画面


 上記の機能が利用できます。設定できる内容は非常に細かく、保護者機能としては最高レベルの充実ぶりです。


 フィルタリングの精度の方は、この手のソフトとしては充分過ぎるレベルです。主要なアダルト動画サイトは当然ブロックしますし、それ以外のサイトも設定したジャンルに応じてしっかりとブロックしました。少々判定が厳しすぎるかな・・という部分もありますが、これくらいの方が安心でしょう。


カスペルスキー2019のフィルタリング機能

フィルタリング機能の検知画面

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他のソフトを見てみる


カスペルスキーと比較したいソフト


Bitdefender
Bitdefender

 カスペルスキーとキャラが似ているという点では、「Bitdefender」が比較対象として最適です。

 カスペルスキーと同様に高いウイルス検出性能に定評があります。脆弱性対策などその他の機能ではカスペルスキーにやや劣るものの、全般的に高いセキュリティが期待できるソフトです。

 動作の軽さではカスペルスキーと互角ですが、お使いのPCとの相性によっては重くなる場合もあるので、購入前に無料体験版で確かめることをおすすめします。

軽さ / 検出率
7点 / 100%
価格
1年/1台 3709円
3年/1台 8119円
1年/3台 4969円
3年/3台 9309円
評価レビュー 公式サイト(購入・無料体験版)
ESET
ESET V10.0

 動作の軽さが魅力のソフトです。
 カスペルスキーから乗り換えたユーザーからは「カスペルスキーでも不満は無かったが、ESETは軽い」という声も上がっています。軽さを重視するならこちらがおすすめです。

 3年版の価格が安い点も見逃せません。

軽さ / 検出率
8点 / 99.24%
価格
1台/1年 4093円
1台/3年 4980円
5台/1年 6253円
5台/3年 5980円
評価レビュー 公式サイト(購入・無料体験版)
公式サイト(購入・無料体験版)

ユーザーの口コミ評価


総合評価

2.9点
動作の軽さ

3.3点
使いやすさ

3.6点
機能

3.3点

口コミレビュー26件を読む
公開:2018年8月29日 年代:50代 性別:男性 PC習熟度:上級者
総合評価

2点
動作の軽さ

5点
使いやすさ

1点
機能

1点
コメント 使用開始して3年経ちますがアップデートしても未だにネット決済時にグリーンの画面から先に進まなくなり、45分後に再度カスペルを切って決済している状態です。これではセキュリティーの意味が無い!
色々と過去にセキュリティーソフトを使いましたが無料のタイプより酷いです。
お金を出して購入したので期間までは使いますが二度と使いたく無いソフトです。
 
公開:2018年8月29日 年代:20代 性別:男性 PC習熟度:中級者
総合評価

5点
動作の軽さ

4点
使いやすさ

4点
機能

3点
コメント 私はMacにて使ってますが、Windows版と比べて機能が少ないのが少し不満です。
それで肝心の機能は素晴らしいのですがセキュアコネクションのMac版が何故か使えないです。
まぁ、あまり外に持ち出さないのであまり気にしておりませんが。
スマホでは使えるので十分です。
 
公開:2018年8月29日 年代:40代 性別:男性 PC習熟度:上級者
総合評価

4点
動作の軽さ

4点
使いやすさ

5点
機能

5点
コメント カスペルスキーの良い点はポップアップ画面が少ないという点。
次に、カスタマイズすれば自動でブロックしてくれること。
また、セキュリティーを自分で終了できる点。

悪いところは・・
ウインドウズ10のIEと相性が悪い点。
スマホはドコモのアンドロイドで不具合が多発し、
電話帳関連の表記がおかしくなる。
スマホだとIモード時代から開発していたマカフィのほうが安定しているのは事実。
 
公開:2018年8月29日 年代:50代 性別:男性 PC習熟度:上級者
総合評価

1点
動作の軽さ

3点
使いやすさ

3点
機能

5点
コメント 常時、ウイルスバスターと併用ですが、高機能PCなので重いと感じたことはない。
ただ、ウイルス感染したとき、Defenderを使用してみてその検知の優秀さとカスペルの無能さを知りました。3日間連続カスペルは検知できず。Defenderで駆除してもしきれずに再インストールしました。
あと、三年前は高価なソフトを勝手に消してくれたりとひどかった。最近は完成度が上がってきている。しかし、余分な機能も多いしいらつく点は相変わらずです。
 
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米国政府がカスペルスキーの使用を禁止


 カスペルスキーを選ぶ上で、気になるニュースがあります。当サイトは「悪いところも合わせて伝える」ことを理念としているので、参考までに紹介します。


事件の概要


 2017年9月、米国国土安全保障省が連邦政府機関に対し、カスペルスキー製品の利用を禁止する命令を出しました。その後12月12日に成立した「国防権限法」により、米国政府機関でのカスペルスキー製品の使用が「違法」となりました。


米国政府がカスペルスキー製品の使用を禁止


 ロシア政府がカスペルスキー製品を通じて、カスペルスキーがインストールされたPC内の機密情報に侵入している、という「疑惑」に基づく措置で、米国政府機関のPCからカスペルスキー製品が排除されました。


実際にリスクはあるのか


 前回この記事を書いた時には「現在のところ、米国以外の国は事態を静観している状況」と紹介しました。


 例えばロイターが報じたところによれば、ドイツの情報セキュリティ庁(BSI)では「現時点でリスクを裏付ける証拠は無い」と回答しています(ソース:Germany: 'No evidence' Kaspersky software used by Russians for hacks


 続報として、2017年12月2日付けで英国政府が「安全保障に関わる情報を扱う政府機関」に対し、カスペルスキー製品を使わないよう通達を出しました。


 英国の国家サイバーセキュリティセンターでは、「現段階で差し迫った危険はない」「個人や一般企業については使用停止を求めない」としています。(ソース:中日新聞 2017/12/2


 また、新たに2018年5月からオランダ政府もカスペルスキー製品の使用を制限しています。カスペルスキーはモスクワに本社を置き、ロシアの国益を守ることを義務付けられた法律を守る義務があることなどが理由として挙げられています。


 今のところ英国・米国・オランダともに自国の政府機関に対して「使用禁止」を通達しているだけで、個人ユーザーは特に問題にはなっていませんが、米国の大手家電量販店「ベストバイ」はカスペルスキーの販売を見合わせる処置を取っています。


 国家間のサイバー防衛や通商問題など複雑な話なので、実際にリスクがあるかどうかは「分からない」と言うほか無いです。不安を感じる人は他のソフトを選びましょう。


カスペルスキー側の対応


 これらの政府の対応に対し、カスペルスキー側はもちろん「無実」を主張しています。


 また、ソフトウェアのソースコードの開示や、データ処理などを行うサーバーをスイスに移転するなどの対応を発表しました(サーバーは2018年末までに移転予定)


なぜ「セキュリティ性能が高い」と評価するのか


 「なぜ懸念のあるカスペルスキーを『セキュリティ性能が高い』と評価しているのか」とのクレームを頂いたので、それに対する私からの反論です。


 当サイトでは、一定の評価基準に基づく、公平・中立なセキュリティソフトのレビューを目指しています。この基準に照らして、カスペルスキーは「セキュリティ性能が高い」と言わざるを得ない状況があるため、このように評価しています。


 繰り返しになりますが、不安を感じる人は他のソフトを使うのが良いかと思います。私自身、ロシアや中国の企業のソフトは出来るだけ避けるようにしています。


公式ストア(購入)

カスペルスキーのおもしろい使い方


 カスペルスキーの「アプリケーションコントロール」のレポート画面が興味深いので、最後に紹介して終わります。


カスペルスキー2019のアプリケーションコントロールの詳細画面


 この画面は、インストールされているソフトの詳細を確認できる機能ですが、その中でソフトのユーザーの国別の分布を確認することが出来ます。色々と見ていくと、意外な発見があるかもしれません。




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の比較
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