ウイルスバスター クラウドの評価レビュー

ウイルスバスターの評価


ウイルスバスターの操作画面


 国内シェア1位、家電量販店に行くと必ず一番目立つ場所に置かれている「定番」のセキュリティソフトです。イラストを多用した分かりやすい操作画面と、充実のサポート体制で、PCにあまり詳しくない人におすすめです。


 2019年9月にリリースされたV16(2020年版)は前年版からの改良は小幅に留まっていますが、機能の違いも含めて詳しくレビュー紹介していきます。


軽さ ウイルス対策 通信保護 脆弱性対策 WEB保護 ネット銀行保護 PC盗難対策 ID/パス管理 保護者機能

6点
99.78% -
IPS
他のソフトと比べる → セキュリティソフトの比較

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ウイルスバスター クラウドの評価(総評)


セキュリティ性能


セキュリティ性能(安全性)は?  トータルで見て「上位」のセキュリティ性能と評価できます。


 メインとなるウイルス検出性能については、申し分無いです。ここ3年ほどは、参加しているいずれの検出率テストでも上位の結果を残しています。特に2017〜2018年の成績は「トップクラス」とも言うべき内容でした。2019年の成績はやや落ちて平均クラスです。


ウイルスバスターの保護機能一覧


 また、特筆すべきはフィッシング詐欺サイトを始めとする「危険サイト」の検知性能です。単に関連機能が充実しているというだけでなく、検知性能も良好な結果となっています。


 内容は完璧とはいえませんが、脆弱性対策機能も装備しています。ウイルス対策と並んで重要なセキュリティ対策ですが、売れ筋のノートンESETを始め、まだこうした機能を持たないセキュリティソフトも多いので評価に値します。


動作の軽さ


評価方法
起動時間 WEBサイト
5ページ同時読込
アプリ起動
(Excel)
ウイルスバスター
(アドオン無し)
35.93秒 7.91秒 0.782秒
ソフト無し 30.50秒 5.75秒 0.575秒
増減
+17.8% +37.6% +36.2%

動作の軽さは?  「軽い」とは言えないものの、一定以上のスペックがあるPCであればストレスを感じてしまうような負荷感は無いです(テスト機はCore i5-6600) 昔のウイルスバスターと比べると大分マシになっています。


 ESETノートンなどトップクラスに軽いセキュリティソフトと比べると「やや重い」ですが、1週間使ってみて特に不満に感じることはありませんでした。


 ただし、ブラウザにフィッシング詐欺対策用のアドオンを追加すると、ブラウザの動作が悪化します。ストレスを感じる使用感です。本機能はウイルスバスターが他のソフトよりも優れている点の一つではありますが、ストレスになるようであれば無理に使う必要は無いでしょう。


購入・価格一覧

3台/1年 5720円
3台/2年 10250円
3台/3年 13580
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購入期間と合算可能なのでお得です

 AndroidMaciOSにも一つのライセンスでインストール出来ます
※iOS版は無理に使う必要は無いという内容です


初心者におすすめ デジタルライフサポート


ウイルスバスター デジタルライフサポート  セキュリティソフトとしてのウイルスバスターに加えて、パソコンやスマホ関連のあらゆる相談に乗ってくれるサービスが付いた「+デジタルライフサポート プレミアム」(白いパッケージ)があります。


 通常のサポートでは当然、ウイルスバスターに関する質問しか対応してくれませんが、このパッケージを買えばウイルスバスターに関係無いパソコンの設定方法や、スマホの使い方なんかも教えてくれるので、普段からお困りのことが多い人におすすめです。詳しいサービス内容は以下の記事で。


 インストール時や更新時などにこの「白い箱」の購入を度々促されますが、追加のサポートサービスが必要無ければ通常の「赤い箱」で十分なので、買う必要は無いです(セキュリティ機能は全て一緒)



以下、各機能の詳細な評価が続きます

各機能の詳細・評価


ウイルス・スパイウェア対策


4テスト
平均
AV-TEST
2019/3-4月
AV-Comparatives
Real-World Reference Real-World
2019/3
Malware Protect
2019/3
99.78% 99.40% 100% 99.70% 100%
他のソフトと比べる → ウイルス検出率ランキング

 前述の通り、高い検出率を持っていると評価できます。
 他のソフトが盛んに宣伝している「未知ウイルス検知(ヒューリスティックスキャン)」について、ウイルスバスターは全くと言っていいほどアピールがありませんが、当然機能として備わっています。


ウイルスバスター クラウドのウイルススキャン(クイックスキャン)


脆弱性対策


 様々な攻撃の足掛かりにされる「脆弱性」への対策機能です。ウイルス対策と並んで非常に重要なセキュリティ対策です。


 ウイルスバスターでは、そうしたソフトウェアの更新漏れを検知し、ワンクリックで一括して更新を実行することが出来ます。残念ながら、Microsoft社とAdobe社のソフトにのみ対応できるので守備範囲は狭いです。


ウイルスバスター クラウドの脆弱性アップデート機能

アラートが表示され、ワンクリックで対応できる

 より幅広くカバーできるカスペルスキーマカフィーの同様の機能と比べると見劣りしますが、こうした機能が一切無いセキュリティソフトの方が多いので「無いより大分マシ」です。


ファイアウォールチューナー


 ファイアウォールではなく、あくまでもファイアウォール「チューナー」です。
 PCに標準装備されているWindowsファイアウォールを強化すると謳ったもので、Windowsファイアウォールには無い不正侵入遮断(IPS)がその中身です。


ウイルスバスター クラウドの不正侵入遮断アラート(IPS)


 外部からの不正なアクセスや、ウイルス感染によって外部へ情報が送信されるといった被害を防ぎます。


フィッシング詐欺対策


 フィッシング詐欺対策については、セキュリティソフトの中で最も充実した機能を持っています。


 性能の方も申し分なく、AV-Comparatives(オーストラリア)の2015年調査では検出率91%と、調査対象となった10ソフト中3位という結果が出ています。日本のユーザーが多いソフトですから、日本人をターゲットとした脅威には特に効果を発揮することが期待できまです。


ウイルスバスター クラウドの危険サイト対策(検索結果の安全性)


 単に危険なサイトをブロックするだけでなく、検索エンジンやSNS上のリンクの安全性を表示する機能があり、サイトにアクセスする前にその安全性を判断することが出来るのが特徴です。(ウイルスバスターならではの機能)


ウイルスバスター クラウドの危険サイト対策(リンク先の安全性を表示)


 なお、本機能を使うことでブラウザの動作が遅くなるという欠点があります。
 V12.0での計測ですが、無効にした状態と比べてWEBサイトを5ページ同時に表示するのに掛かる時間が144%増(5.97→11.36秒)と2倍以上になりました。最新版についても同様に快適な動作とは言えません。


決済保護ブラウザ


 正規のネットバンキング画面の上から、見分けが付かない形で「偽の」入力画面を表示し、パスワード入力を盗むウイルスがあります。そうした手口を防ぐために用意された機能です。


ウイルスバスター クラウドの決済保護ブラウザ

周囲が水色で囲われ、画面右下にロゴが表示される

 ネットバンキングやネット通販をする際に、このブラウザを起動してサイトにアクセスします。使い方はChromeやFirefoxといった通常のブラウザと同じです。銀行や通販以外のサイトの閲覧にも利用できます。


 欠点としては、これまで使ってきた通常のブラウザに保存していたブックマークやパスワードは引き継げません。新たにブクマ、パスワードを記憶させることは可能ですし、従来のブラウザ側の情報は消えません。
 また、一部のセキュリティソフトのように通常のブラウザで銀行のサイトにアクセスすると自動で決済保護ブラウザが立ち上がる機能もありません。今後の改善に期待したいところです。


ランサムウェア対策


ウイルスバスター クラウドのランサムウェア対策(検知画面)


 感染することでPC内のデータがロックされてしまう「ランサムウェア」の被害を防ぐことを謳った機能です。ロックされて使えなくなると困るデータを、ランサムウェアによる暗号化から防御します。予めフォルダを保護対象として設定し、そのフォルダに外部からのアクセスできないようにすることで、防御します。


 通常のアンチウイルスでもランサムウェアを検知しますが、取りこぼしてしまった際の「最後の砦」として役割を果たします。


 ※当サイトでは、消えて困るデータは定期的にバックアップを取ることを強くおすすめしています。

関連記事 → ランサムウェア(身代金ウイルス)の被害を防ぐ対策とは?


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SNSの安全対策


 FacebookやTwitter、Google+といったSNSのプライバシー設定状況を確認する機能と、SNS上のリンクの安全性を診断する機能です。SNSは「プライバシーだだ漏れ」の状態で使っている人も少なくないので、一度点検してみることをおすすめします。


ウイルスバスター クラウドでSNSの設定状況をスキャン


 他のセキュリティソフトとは比較にならないほど、充実した診断・対策が出来ます。


個人情報流出対策


 クレジットカード番号やマイナンバー、住所などの「漏れて困る情報」を、予めウイルスバスターに登録しておくことで、その情報(文字列で判断)が外部に送信されることを防ぎます。ウェブサイトやメールなどで個人情報を送信しようとすると、警告が出て阻止されます。


ウイルスバスター クラウドの個人情報送信阻止機能


 本機能を活用することで、お子さんが親のクレジットカードを勝手に使って買い物やオンラインゲームの課金をする、といったトラブルを防ぐことも可能です。


ペアレンタルコントロール


 有害サイトのフィルタリング(ブロックした履歴も記録) 検知画面
 インターネット使用時間帯の制限 設定画面
 1日あたりのPC使用時間の上限の設定 設定画面
 特定のソフトウェアの使用制限(時間帯でも設定可) 設定画面


ウイルスバスター クラウドの保護者機能(ペアレンタルコントロール)


 セキュリティソフトの保護者機能としては最高レベルの内容で、フィルタリングの精度も充分だと思いました。ウェブページの表示が若干遅くなったように感じますが、ストレスになる程ではありません。ブラウザにアドオンを追加しなくても、一連の機能を全て使えるのも良いです。


 ただ、他のソフトと同様に「抜け道」はたくさんあります。例えば検索エンジンの画像検索を使えば、いくらでもアダルトな画像が見られます(フィルタリング対象外) また、検索エンジンの「キャッシュ」もフィルタリング対象外です。


サポート


 電話、メール、チャット、WEBで365日対応しています。
 問い合わせにあたって、シリアル番号などの情報が必ず必要になるので、紙に印刷して保管することをおすすめします。


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他のソフトを見てみる


ウイルスバスターと比較すべきソフトは?


ノートン
ノートン

 ウイルスバスターと並んで、圧倒的知名度を誇るノートンが比較対象としておすすめです。

 こちらも初心者の人でも扱いやすい、分かりやすい操作画面が特徴の一つとなっています。サポートではウイルスバスターの方が優秀です。

動作の軽さではウイルスバスターよりもワンランク以上勝っています。セキュリティ性能は互角くらい。

軽さ / 検出率
8点 / 99.87%
価格
1台/1年 4622円
3台/1年 7538円
3台/3年 15422円
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ユーザーの口コミ評価


総合評価

3.1点
動作の軽さ

3.2点
使いやすさ

3.7点
機能

3.4点

口コミレビュー41件を読む
公開:2019年5月20日 年代:40代 性別:男性 PC習熟度:中級者
総合評価

1点
動作の軽さ

1点
使いやすさ

1点
機能

1点
コメント 高性能パソコンであっても、立ち上げ後、1〜2時間は、他のソフトが全く仕様不能となる。金を出して最凶のウィルスを購入したようなもの。サポートセンターに対応を確認したところ、症状が出た画面を送れと指示があったが、そもそも他のソフトが動かない状態について対応方法を確認したのであって、画像をとるなんてことができるはずがない。仕方がないので、アンインストールして他のソフトに乗り換えた旨を報告(報告がない場合は解決したと見做す旨のメールが再度あったため)したところ、再インストールして、症状を確認・報告して解決に協力せよとのメールがきた。頭がおかしいととしか思えない。最低の会社だ。
 
公開:2019年5月20日 年代:60代以上 性別:男性 PC習熟度:上級者
総合評価

2点
動作の軽さ

2点
使いやすさ

2点
機能

2点
コメント スクリーンセーバーが起動すると、ウィルスバスターは完全に停止してしまう。
ウィルスバスターを使うときには、いちいちスクリーンセーバーをストップさせなければならないので使い物にならない。
結局ウィルスバスターは削除してしまった。
使用pc
 OS windows10、cpu Corei7、メモリ 24G 
 
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最大12万件の顧客情報を流出


 ウイルスバスターの開発元であるトレンドマイクロの従業員が、最大12万件にものぼる顧客の個人情報を持ち出し、それを外部に転売していたことが公表されました(2019年11月)


 転売された個人情報は、ウイルスバスターのサポート担当者を騙った詐欺電話などにも悪用された事例もあり、事態は深刻です。


 流出したのは英語圏の顧客情報のみとされており、日本のユーザーには影響は無いとのことですが、同社の情報管理体制に疑問の声が上がっています。


 10月には法人向けウイルスバスターにセキュリティ上の欠陥(脆弱性)があり、それを悪用した攻撃が発生するなど不祥事が相次いでいます。




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