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デビットにもプラチナカードがある
みなさんご存知のように、クレジットカードには、一般カードのほかに「ゴールド」「プラチナ」「ブラック」カードが存在します。特に、プラチナ・ブラックカードは誰でも利用できるわけではなく、高額の年会費、特別な特典、そして、持っているだけでステイタスをアピールできるという特徴があります。
実はデビットカードにも「プラチナカード」があり、しかも年齢制限さえクリアしていれば基本的に誰でも持つことができるのです。まずは実際にあるカードを紹介します。
住信SBIネット銀行ミライノデビット
MasterCardブランドで発行しているデビットカードで、一般カードに加えてプラチナカードである「ミライノ デビット PLATINUM」も発行しています。
一般カードが年会費無料であるのに対し、このプラチナカードは1万円+税の年会費がかかります。
最高1億円の国内・海外旅行傷害保険や、世界1000ヶ所の空港ラウンジを年3回まで利用できる特典、全国200店舗の有名レストランのおすすめコースを2名以上で予約すると1名分の料金が無料になる特典や、空港から自宅まで手荷物を無料で届けてくれるサービスなどが付きます。
年会費は高いですが、ポイント還元率が1%と高いです。年に数回以上海外に行く機会がある人には、年会費を払う価値は十分にあるでしょう。
日本国内在住の15歳以上の人が持つことができます。
タカシマヤプラチナデビットカード
2017年から百貨店大手の高島屋とソニー銀行が提携して発行している「タカシマヤプラチナデビットカード」というカードがあります。
このカードは15歳以上なら誰でも持つことが出来ますが、れっきとした「プラチナカード」です。年会費は3万円と高額ではありますが、様々な特典があり使いこなせる人には「プラチナ」という価値以上の利益をもたらすカードです。
詳しくは以下の記事で解説しています。
過去に存在した「プラチナデビットカード」
過去には、日興コーディアル証券が発行していた「日興プラチナデビットカード」というカードがありました。年会費2万円を超え、クレジットカード並みのさまざまな特典を利用でき、審査なしで持つことができるプラチナデビットカードとして注目を集めていました。
残念ながら、2010年にサービスが終了しています。
ゴールドカードもある
ゴールドカードのデビットカードもあります。プラチナカードと同様に、年齢制限さえクリアしていれば誰でも作ることができます。
主なカードを紹介します。
・楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)
年会費は5400円(税込) ポイント還元率は1%です。
盗難補償、海外利用時の日本語サポートのほか、Visaゴールドカードと同様のサービスが受けられます。特に審査は無いので、高校生でも申し込めば持つことができます。
全国の地方銀行の中にも、ゴールドカードのデビットカードを発行しているところがあります。一覧で紹介します。
銀行名 | ブランド | 年会費 | ポイント還元 |
---|---|---|---|
千葉銀行 | JCB | 1万円 | 0.5% |
東邦銀行 | JCB | 1万円 | 0.5% |
七十七銀行 | JCB | 1万円 | 0.5% |
北國銀行 | JCB | 5千円 | 1% |
もみじ銀行 | JCB | 1万円 | 0.5% |
山口銀行 | JCB | 1万円 | 0.5% |
中国銀行 | JCB | 1万円 | 0.5% |
熊本銀行 | JCB | 1万円 | 1% |
親和銀行 | JCB | 1万円 | 1% |
福岡銀行 | JCB | 1万円 | 1% |
北九州銀行 | JCB | 1万円 | 0.5% |
北九州銀行 | JCB | 1万円 | 0.5% |
北九州銀行 | JCB | 1万円 | 0.5% |
北九州銀行 | JCB | 1万円 | 0.5% |
年会費無料! 「色が黒い」カードも
ブラックカードではないものの、「カードの色が黒い」デビットカードもあります。
PayPay銀行のデビットカードは色が真っ黒なので、遠目に見ても近くで見てもブラックカードに見える・・・かもしれません。
本物のブラックカードと違って年会費は無料、また0.2%以上のキャッシュバック還元もあります。毎月何十万円も使わない人には、こちらの方が圧倒的にお得です。15歳以上であれば誰でも(中学生除く)持つことが出来ます。
私は別の「真っ黒な」クレジットカードを大学の友人(女子)の前で出した時に「それってブラックカード?やばーい」と勝手に盛り上がってくれた経験があるので、「色が真っ黒なカード」の威力は侮れないと思います。