フォルダブル端末のあれこれを解説


 2017年に世界のスマホ市場を席巻すること間違い無しの「フォルダブルデバイス」を詳しく解説します。



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フォルダブルスマホとは?


 フォルダブル(Foldable)とは、「折り畳みできる」という意味の単語です。その名の通り、フォルダブル端末は「フレキシブルディスプレイ」を採用することで、本体を折り畳むことができます。


こんな感じ


サムスンのフォルダブルスマートフォン(折り畳みスマホ)

サムスンのフォルダブルスマホ

 百聞は一見にしかず。写真で見るとイメージしやすいですね。
 こちらは2016年春にサムスンが発表した、「フォルダブルスマホ」です。折り畳むことで、現在のスマホと同等の5インチほどのサイズとして使える一方、拡げることでタブレット相当の7インチの大画面ディスプレイとしても使うことができます。



1:43〜2:25をチェック!

 また、こちらの映像はレノボが2016年6月に公開したフォルダブルスマホです。発売はまだですが、既に製品として形になっているというのは驚きですね。


フォルダブルスマホのメリット・利点


スマホとタブレットのいいとこ取り


スマホとタブレットがこれ1台  スマホの携帯性の良さと、タブレットの大画面を両立出来るのが最大の利点です。


 スマホは本体が小さく、携帯性に優れています。しかし、画面が小さいので多くの情報を収集するには不向きとされています。ちょっとした情報収集程度ならスマホでも充分ですが、より詳しく調べたい時はタブレットやPCを使うという人は今でも多いでしょう。


 フォルダブルスマホは、スマホの「携帯性の高さ」とタブレットの「大画面」を一つの端末で同時に叶えることが出来ます。1台の端末で、用途に合った使い方が可能です。


フォルダブルスマホの欠点とデメリット


 いいことばかりではありません。


電池持ち


フォルダブルスマホの電池持ちが不安  スマホの電力消費の内、約3割がディスプレイに消費されていると言われています。
 フォルダブルスマホは従来のスマホよりも画面が大きいです。5インチ台が当たり前のスマホに対し、フォルダブルスマホは6〜7インチ程度のディスプレイを搭載します。画面が大きければその分電力消費も大きくなるため、電池持ちの面でやや不利になる可能性があります。


 フォルダブルスマホが採用する有機ELディスプレイは液晶と比べて30%の省エネと言われていますから、電池持ちが極端に悪くて使い物にならない、ということは避けられるはずです。とはいえ、「長持ち」をウリに出来るほどの電池持ちを実現するのは難しいでしょう。


厚み


 従来のスマホと比べ、折りたたんだ時の「厚み」が出るのは避けられないでしょう。


 現在の平均的なスマホは、厚さが7mm台です。それに対し、フォルダブルスマホのスペックはまだ公表されていませんが、頑張っても10mmを下回ることはないと思います。現在の最薄のタブレット(Dell Venue 8 7000 : 有機ELディスプレイ)が6mmの厚みですから、それを2枚重ねると12mmになるというのが理由です。


重量


機種名 重量
Galaxy S7 edge
(5.5インチスマホ)
158g
iPhone 7 Plus
(5.5インチスマホ)
192g
Xperia Z5 Premium
(5.5インチスマホ)
181g
AQUOS PAD SH-05G
(7インチタブレット)
210g

 最近の5インチ台のスマホは、200g以下が当たり前です。
 それに対し、7インチのタブレットは最軽量クラスでも210g(AQUOS PAD SH-05G) フォルダブルスマホは実質7インチのディスプレイを搭載していますから、7インチタブレットに近い重量になるのではないでしょうか。最近のスマホと比べると、やや重みがありそうです。


手の届きにくい価格


フォルダブルスマホは値段が高いかも  画面が大きくなる分、高い処理能力が求められますし、バッテリーの容量も大きくなります。そのため、発売当初はなかなか手の届きにくい価格になるだろうと、海外メディアが報じています。


 タブレットが不要になること、それからタブレット用のSIMカードやモバイルルーターが不要になることを考えれば、トータルコストは「スマホ+タブレット」よりは安く済みそうです。


寿命・耐久性


 従来のスマホやタブレットよりも可動部が増えるため、そのぶん寿命は短くなるのは間違いないでしょう。スマホは2〜3年おきに買い換えるのが一般的ですが、それにしても寿命という点はやや気がかりです。


 また、ディスプレイに傷が付きやすい可能性があります。折り畳んだ場合、本体の裏と表が両面ともディスプレイになっています。机の上に乱暴に置いたり、ジーパンのポケットに入れようものならすぐに傷が付きそうです。
 また、液晶保護フィルムなどでの対策も難しいでしょう。折り畳めるが故に、従来と同じ材質の保護フィルムを貼るのは不可能だからです。


フォルダブルスマホの機種一覧・比較


 今後発売が予定されている機種を紹介します。


Lenovo Folio


Lenovo Folio フォルダブルスマホ


 Lenovo Tech Worldやシーテック2016などでコンセプトモデルとして展示されたフォルダブルスマホです。  公表されているスペックは以下の通り。


Lenovo Folio
スマホモード 5.5インチ
タブレットモード 7.8インチ
解像度 1920x1440

SAMSUNG Galaxy X


サムスンのフォルダブルスマートフォン(折り畳みスマホ)

 詳細なスペックは公表されていません。
 2016年8月にニューヨークで行われたGalavy S7 Noteの発表会で、サムスンのスマホ事業部長が「(フォルダブル端末の)発売は今年下半期なのか来年なのかわからない」(日経8/19朝刊より)と発言しているので、2017年中には発売されそれそうです。


Huawei?


日本経済新聞から引用
サムスンのフォルダブルスマートフォン(折り畳みスマホ)

 日本のディスプレイメーカーであるJDIが、液晶の折り畳み式ディスプレイのユニットを開発しました。SAMSUNGやレノボのフォルダブルスマホとは異なり、一つの画面を折り曲げられる「フレキシブルディスプレイ」ではなく、2つの液晶画面をつなげて使います。


 2つの画面をつなげるため、タブレットとして使うときは画面の真ん中をフレームが横断します。幅は1mm以下と頑張ってはいるようですが、動画鑑賞や電子書籍の閲覧ではどうなるか、やや不安です。


 共同開発している大手中国の大手スマホメーカーから、2017年夏に搭載機種が発売されるとのことです。ファーウェイか、レノボかな・・?と思います。


LG


LGのフォルダブルスマホの特許


 韓国LGは既にフォルダブル端末関連の特許を取得(上の画像)しており、発売の可能性が高いと言われています。2017年2月に開催されるMWC2017にもフォルダブル端末を出品するのではないか、という観測も流れています。




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