折りたたみスマホの「買い時」はいつなのか

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折りたたみスマホ、買い時はいつ?


 いよいよ2019年中に発売する折りたたみスマホ。しかし1台20万円超という価格に対しては「高すぎる」という声も多く聞かれます。では、手が届く価格になるのはいつなのか、過去の事例をもとに分析します。



そもそも日本で発売する予定は?


 実は2018年に中国のロヨルが中国国内向けに、世界初となる折りたたみスマホ(フォルダブルスマホ)を発売しています。メジャーなメーカーでは、サムスンが2019年4月に「Galaxy Fold」を米国などで発売予定です。


フォルダブルスマホGalaxy Fold


 いまのところいずれの機種も、日本国内での発売予定は「未定」となっています。
 しかしGalaxy Foldについてはサムスンが日本語の公式ページを公開していることや、日本でも注目度が高いことから、日本国内でも2019年内には発売すると考えるのが自然でしょう。




「買い時」はいつ来るのか


 発売されても、1台20万円以上(米国価格は約22万円)と手を出しづらい価格です。では、いつまで待てばフォルダブルスマホの価格は下がるのか、分析しました。


フォルダブルスマホが高い理由


 まずはフォルダブルスマホが、一般のスマホと比べても高価格になってしまっている理由を簡単にまとめます。


 分かりやすいのはスペック上の違いです。
 通常のスマホは5〜6インチのディスプレイを搭載していますが、フォルダブルスマホの場合は7インチ以上なので、その分コストが高くなるのは当然です。また、動画を見ながらメールの返信をするといったマルチタスクにも対応するため、最新のハイエンドのチップを採用していることや、電池も大容量のものを採用しており、高コストになりやすいです。


フォルダブルスマホ


 また、フォルダブルスマホ特有の要因として、画面を折りたたむための技術が、現在は高コストである点も挙げられます。
 ディスプレイ自体は普及が進みつつある有機ELですが、「曲げる」ために特殊な樹脂製フィルムなどを必要とします。そうした部材はまだ充分に量産されていないため、調達コストが高くなりやすい事情があります。


 スペック上の問題については如何ともし難いです。価格が充分に下がった段階でも、フォルダブルスマホは一般スマホの価格を下回ることは無い、と断言出来るでしょう。しかし量産が進むに連れてコストが大幅に下る余地はあるので、普及が進むに連れて低価格化が進んでいくのは間違いありません。


スマホの値落ちペースを見てみよう


 スマホに限らず、多くの電化製品は発売から時間が経つにつれて、販売価格が低下します。


Xperia XZのAmazonでの販売価格


 例えばAmazonでの販売価格で見ると、Xperia XZの販売価格は、2016年11月末の発売直後に75000円だったものが、1年後には約5万円まで値下がり、更には2年経過した時点では3万円を割り込む価格まで低下しています。


 XperiaのAmazonでの販売価格を分析すると、他の機種についても発売後約1年で「3割前後」価格が下落していることが分かります。


ズバリ、買い時は2020年後半以降


 以上の点をふまえて、折りたたみスマホの「買い時」は2020年後半以降と推測します。


 第一陣として発売されるGalaxy Foldの発売から1年が経ち、10万円台後半の価格で手に入れられるようになるはずです。20万円以上という価格は維持できていないはずです。


 また、スマホで世界シェア2位のファーウェイは2019年6月頃に「Mate X」を発売する見通しであること、またAppleについてもフォルダブルスマホを発売するとの観測が出ています。
 2019年に続々と発売された機種が、1年経って大幅に値下がりした頃が「買い時」と言えるでしょう。


価格は急激に下落していきます


 前述の通り、スマホは新機種発売から1年で急激に価格が下落していきます。また、新技術を駆使したフォルダブルスマホは、量産により製造コストも日進月歩で低下していきます。


 価格が高いからこそ、値下がり幅も大きくなりやすいです。少し待てば手が届く価格になるでしょう。




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