わかりやすい有機ELテレビの選び方

どれを選ぶ? 有機ELテレビの選び方


 国内メーカーも参戦し、盛り上がりを見せる有機ELテレビ。機種が増えてきたおかげで、どれを選べばいいのか分からなくなる人も少なくないでしょう。


 この記事では、有機ELテレビの選び方を分かりやすく解説していきます。



インチ数の選び方


テレビのサイズは対角線の長さをインチで表す


 まずはテレビの画面のサイズを決めましょう。
 大きすぎると目や首などの疲れの原因になりますし、小さすぎると文字が小さくて読みづらくなるため、サイズ選びはとても重要です。


 一般的には「テレビの高さの3倍の距離から視聴する」のが適していると言われており、それに当てはめると以下のような目安になります。


インチ数 視聴距離
32インチ 120cm
37インチ 138cm
42インチ 156cm
46インチ 171cm
55インチ 205cm
60インチ 224cm
65インチ 242cm

 視聴距離というのは、テレビの画面から人間の目までの距離のことです。
 一人で観る時はテレビの真正面から測定すればよいですが、多人数で視聴する場合はテレビから一番近い位置で視聴する人に合わせるのがおすすめです。


テレビのサイズ選び


 ちなみに、2017年時点では有機ELテレビの最小サイズは「55インチ」となっているため、視聴距離が2mを切る環境では液晶テレビを選ぶことをおすすめします。


必要な機能は?


 続いて、有機ELテレビが搭載している主な機能を簡単に解説します。機種によって使える機能が若干異なるので、必要な機能は何なのか検討することで機種を絞り込むことが出来ます。


4K/フルHD


 画質を表します。


大画面では4K画質がおすすめ


 テレビは肉眼では見えないくらい小さな粒(画素といいます)の色を一つ一つ変えていくことで、映像を作り出しています。その画素の密度が4KはフルHD(フルハイビジョン)の4倍となっており、画質は圧倒的に差があります。


 50インチ以下ではフルHDでも充分ですが、それ以上のサイズのテレビは映像を引き伸ばすことで画面が荒く感じられることもあるため、4Kがおすすめです。


 なお、4Kのテレビ放送は2018年の開始が予定されていますが、現在売られている4Kテレビで4K放送を観るには、別途チューナーが必要になります。


 現状ではネットの動画ストリーミング(4Kコンテンツも増加中)や、既に始まっているスカパーなどの4K放送を「4Kテレビ」で視聴出来ます。それらを利用しない場合、現時点では「無用の長物」となりますが、数年先を見据えて大画面では4Kを選ぶことをおすすめします。


HDR


HDRでより高画質に


 映像の「明るさ」の表現力を高める技術です。
 明るさをよりリアルに表現出来るのはHDR対応を謳ったテレビの特徴です。


倍速駆動


 速い動きをきれいに映し出すための機能です。


 通常、テレビは1秒間に60コマ程度の「画像」を映し出していくことで、映像を作り出しています。倍速駆動のテレビは60コマの間に更にテレビの側で新たなコマを作りだして挿入することで、より滑らかな映像を実現します。


画面分割


 一つのテレビで、2つの映像を同時に楽しめる機能です。
 音声はどちらか一つのものが流れます。


 LGのテレビで採用されていることが多いですが、必要性を感じなければ無くても困らない機能です。


チューナー数


 テレビの電波を受信して映像を映し出す装置を「チューナー」と言います。かつては一つのテレビに一つのチューナーが当たり前でしたが、最近は複数のチューナーを搭載しているテレビが多いです。


 例えば3つのチューナーを搭載しているテレビの場合、2つの番組を録画しながら更に別のチャンネルを観ることが出来ます。


録画機能


外付けハードディスクに録画できる


 以前は専用の録画機をテレビに接続するなどして、テレビ番組を録画していましたよね。ですが最近のテレビは、テレビにあるUSB端子に市販の外付けハードディスクを接続することで、テレビ番組の録画が出来るのが当たり前です。


 例えば3TBのハードディスクが最近は1万円未満で購入できますが、これを使えば750時間程度の録画が可能です。片手で持てるほどのサイズですから、場所も取りません。


ネット接続


有機ELテレビのネット接続機能


 最近のテレビは、有線もしくは無線(WiFi)でインターネットに接続できるものが多いです。ネットに接続することで、huluや、NETFLIX、Youtubeのような動画ストリーミングサービスを利用することが可能です。ウェブサイトの閲覧に使える機種もあります。


 ただ、各社工夫しているとはいえテレビのリモコンを使っての操作になるため、使い勝手は推して知るべしです。使用頻度が高い場合は、テレビ用スティック端末スティックPCをテレビに接続して利用することをおすすめします。外付けで対応出来るため、マストの機能ではありません。


必要スペックが定まったら


 インチ数や必要な機能を絞り込んだら、次は実際に機種を選定してみましょう。  と言いたいところですが、最近は機能差は少ないためそれほど絞り込めないというのが実際のところです。


 ではどうするか。
 私のおすすめは、今使っているテレビと同じメーカーのテレビを選ぶ、ということです。


なぜ同じメーカーを選ぶべきなのか


テレビは同じメーカーで乗り換えていくのがおすすめ


 現在販売されている有機ELテレビは、すべてLG社製のパネルを使用しています(液晶だとサムスン、LG製パネルが多い) ですが、実物を見比べると各社の映像の「つくり」が若干異なるため、違った味付けになっています。


 この差は主に「映像エンジン」によるものです。
 映像エンジンとは、映像を処理する回路です。パネルはLG製であっても、この映像エンジンは各社がしっかりと作り込んでおり、その違いが映像に現れています。


 正直なところ、テレビは同じ価格帯であれば「画質」に差はありません。ですが、メーカーによって映像のつくりが異なるため、見る人によって「好み」が出て来る場合があります。ちなみに、私は世間では評判のいいソニーが苦手で、シャープが好きです。


 こうした「好み」の問題があるため、今お使いの「見慣れた」メーカーのテレビを選ぶのがおすすめです。


避けるべき機種は?


倍速駆動でない有機ELテレビは残像が酷い場合も


 「どれを選んでも同じ」とも取れる説明になってしまいましたが、その中でも「避けるべき機種」があります。


 私が家電量販店の店頭で「これはひどい」と感じた有機ELテレビがあります。
 嵐のライブ映像がデモとして流れていたのですが、真っ暗なドーム会場の中で嵐のメンバーが白い衣装を着て、大きくゆっくり手を振っているシーンになった際、腕の軌跡がまるでスローモーションのように残像として現れてしまったのです。隣に並んでいた他の機種は問題なかったので、とても目立っていました。


 問題の有機ELテレビは倍速駆動でない機種でしたが、ライブ映像程度でアレだとテレビゲームやスポーツ観戦は難しいでしょう。低価格の倍速駆動無しの有機ELテレビは避けることをおすすめします。


有機ELテレビを比較してみよう


 以下の記事で有機ELテレビのスペックを一覧で比較できます。




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