いらないのに付いてくるデビット機能
銀行で口座を開設した時に、「頼んでもいないのに」デビットカードの機能が付いたキャッシュカードが付いてくる場合があります。実はそのままにしておくと危険なこともあるので、対処方法を紹介します。
目次
放置しておくことで「リスク」もある
不必要なデビットカードをそのままにしておくと、危険なこともあります。
年会費が発生する場合もある
多くの銀行のデビットカード(JCBやVisaのデビットカード)は、年会費が発生します。
「初年度無料」というところが多いですが、千円台というところが多いです。デビットカードを全く使わなくても、年会費が毎年あなたの口座から引き落とされる恐れがあります。
知らず知らずのうちに損が積み重ねる危険性があります。
盗難時のリスクが上がる
キャッシュカードと比べて、デビットカードは盗難や紛失時のリスクが高いものです。
キャッシュカードであればお金を引き出す際に4桁の暗証番号が必要となるため、仮にカードを盗まれてもすぐにお金を引き出されてしまう可能性は必ずしも高くないです(誕生日などを暗証番号に設定しておくと危険ですが・・)
それに対しデビットカードの場合、JCBやVisaが使えるお店で「クレジットカード」と同じように使うことが出来ます。コンビニやスーパーでは暗証番号もサインも無しに使うことが出来るので、その分リスクが高いと言えます。
もっとも、盗難紛失による不正利用被害は補償してもらえることがほとんどですが、普段からデビットカードを使っていない場合は注意が必要です。被害に遭ったことに気づかず、結果として被害の申告期限(30〜60日程度)を過ぎてしまうと補償が受けることが出来ません。
デビット機能が不要な時の対処方法
デビットカード機能なんか不要!という人のために、対処方法を紹介します。
銀行にデビットの解約を申し出る
不要なデビットカード機能は、銀行に言って解約してもらいましょう。銀行の窓口に申し出るか、ネット銀行の場合はネットで簡単に手続きできます。
口座開設時に「キャッシュカード」が単体で発行されていない場合は、デビットカード(キャッシュカード一体型)を解約すると新たにキャッシュカードを発行する必要があります。その際に手数料が発生する場合もあります。
解約できない場合の対処方法は
一部のネット銀行などでは、デビットカード機能付きのキャッシュカードしか発行していない場合もあります。もしくは手続きが面倒、年会費が掛からないし「そのままでいい」と考える人もいるかもしれません。
解約せずとも、デビットカードの機能を「利用停止」できる場合もあります。
私が利用しているGMOあおぞらネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行などにはこの機能があります。利用停止の場合は年会費は課金されるので、年会費が掛かるカードの場合は注意してください。
また、デビットカードの「利用限度額」を最も小さな数字に変更しておくことをおすすめします。手続きは銀行の店頭か、オンラインで簡単に出来る場合もあります。
例えば私が利用している楽天銀行の場合、1日の利用限度額を1000円に設定することが出来ます。限度額を小さくしておけば、盗難などの被害に遭った時に被害を小さく出来ます。
J-Debitの場合は
JCBやVisaの「デビット」とは異なる規格で、銀行のキャッシュカードで買い物が出来る「J-Debit」というサービスがあります。多くの銀行が導入しています。対応しているお店でキャッシュカードをわたし、カードの4桁のパスワードを入力すると支払えます。
J-Debitは年会費が掛からないサービスなのでそのままにしておいても問題無いですが、使わない場合は「利用停止」することが出来ます。銀行の窓口か、ネットで手続きしてください。