GMOあおぞらネット銀行デビットカードの特徴

広告

GMOあおぞらネット銀行デビットカードの特徴


 2018年7月からサービスを開始した「GMOあおぞらネット銀行」が発行するVisaデビット付きキャッシュカードを詳しく解説します。実際に口座を持っているので、使い勝手もあわせて紹介します。


MOあおぞらネット銀行デビットカード


GMOあおぞらネット銀行デビットカードのメリット


 まずはGMOあおぞらネット銀行のVisaデビットの利点を紹介します。


最高クラスのキャッシュバック還元率


GMOあおぞらネット銀行のデビットカードはキャッシュバック還元率が高い


 公式サイトでも「業界最高水準」と謳われているように、VISAデビットカードとしては最高クラスの還元率です。


 還元率は通常0.6%で、しかも面倒なポイント還元ではなく現金で口座にキャッシュバックされます。このカードで支払うと、なんでも0.6%引きになる感覚で使えます。


 また、条件に応じてポイント還元率が最高で1.2%まで高くなるシステムを持っています。


ATMの入金無料・出金も月2回以上無料


 全国にあるセブン銀行とイオン銀行のATMを利用できます。


 ATMでの入金(お金を預ける)は何回でも無料、またお金を引き出すのは「月2回以上」無料です(以降は1回110円) キャッシュバック還元とあわせて、VISAデビットカードの中では最もお得に使える銀行の一つです。


ATM手数料が安いGMOあおぞらネット銀行


 デビットカードを持つと現金を使う機会が減りますが、そうは言っても現金が全く不要になるわけではないでしょう。月2回以上無料で引き出せるので、上手に活用してください。


 また、ポイント還元率のところで紹介したランクの条件を満たすと、ATMの無料回数も増えます。


ランク2 ランク3 ランク4
無料回数 月5回 月7回 月20回

タッチ決済に対応


Visaのタッチ決済に対応しているGMOあおぞらネット銀行のデビットカード


 電子マネーのように「タッチ」で支払える機能が付いています。通常のカード払いと比べて、時間短縮になります。


 VISAのタッチ払いに対応しているお店で利用できます。国内では現状、マクドナルドやIKEAなど少数のお店でしか使えませんが、今後はイオングループのお店(イオン、ダイエー、ミニストップなど)などにも導入が予定されており、使えるところはどんどん増えていくでしょう。


限度額が最高500万円


 カードの限度額を最高500万円まで設定できます。他のカードだと100万円程度であることが多いので、高めの設定です。これだけの限度額があれば、結婚式の支払いなど高額な買い物にも使えます。


 なお、デビットカードは口座の残高以上の買い物をすることが出来ないので、口座の残高が少ない場合は当然500万円使うことは出来ません。更に、初期設定では限度額が50万円に設定されています(ウェブで限度額を変更できる)


ネットバンキングが使いやすい


 一番新しい銀行なので、システムが新しい分「使いやすい」です。画面が見やすいのはもちろん、動作も速いです。


 また、「定額自動振込み」(毎月決まった額を自動で振り込む機能)や、一つの銀行口座を擬似的に複数の口座に分ける「つかいわけ口座」という機能があります。お金の管理に役立ちます。


GMOあおぞらネット銀行の「つかいわけ口座」設定画面

「つかいわけ口座」の設定画面

振込手数料が「圧倒的に」安い


 GMOあおぞらネット銀行は、振込手数料が他の銀行と比べてとても安いです。月1回以上「無料」で、それ以降は1回75円(他行振込の場合)という料金です。一覧で比較します(個人、他行宛て、3万円以上の振込の手数料、ネットバンキング利用時)


銀行名 振込手数料
三井住友銀行 440円
みずほ銀行 320円
三菱UFJ銀行 220円
楽天銀行
PayPay銀行
145円
住信SBIネット銀行 77円
GMOあおぞらネット銀行 75円

 三菱UFJなどの大手銀行と比較して大幅に安いのは当然として、他のネット銀行と比較しても大幅に安いと言えます。


 もっとも、デビットカードを活用すれば振込を利用する機会は滅多に無いでしょう。


GMOあおぞらネット銀行デビットカードのデメリット


 続いて、GMOあおぞらネット銀行デビットカードのデメリットを解説します。


使えるATMはセブンとイオンのみ


イオンモール

イオンモールにもあるイオン銀行ATM

 GMOあおぞらネット銀行は自社のATMを持っておらず、コンビニATMを利用します。利用出来るATMはセブンイレブンやイトーヨーカドー、駅などに設置されている「セブン銀行ATM」と、ミニストップやイオンのお店などに設置されている「イオン銀行ATM」です。


 家の近所や、職場・学校の近くにセブン銀行やイオン銀行のATMが無い場合は不便です。


申し込みについて


 デビットカードは口座開設手続きと一緒に申し込めます。


申し込み資格


 15歳以上で日本国内在住なら申し込めます。


申し込み方法・手順


 公的な身分証明書(免許証やパスポート、マイナンバーカードなど)があればウェブだけで完結します。書類を郵送する必要はありません。


名前や住所などの個人情報を入力

身分証明書を写真に撮ってアップロード

銀行側でチェック後、自宅にカードが郵送されてくる


 という3ステップです。


 なお、最後の郵送は住所確認も兼ねているため、身分証明書の住所と必ず一致している必要があります。住民票を実家に置いたまま一人暮らしをしている学生さんなどは注意してください。


 また、学生証は公的な身分証明書ではないため本人確認書類として使えません。学生でまだ免許証を持っていない場合は、健康保険証を使うのがおすすめです。必ず住所が書いてあることを確認してください→書いてない場合はカードにある住所記載欄に自分で記入


 その他、注意事項をよく読んで申し込んでください。


そもそもGMOあおぞらネット銀行とは?


 最後に、GMOあおぞらネット銀行について簡単に紹介します。聞いたことの無い銀行名なので、不安に感じる人も多いでしょう。


 GMOあおぞらネット銀行は、日本のインターネット大手のGMOと、あおそら銀行が共同で設立した新しいネット銀行です。


 GMOはIT企業ですが、金融にも力をいれています。新垣結衣さんを起用したFX(外国為替取引)のCMを見たことがある人も多いと思いますが、あれはGMOグループであるGMOクリック証券のCMです。


あおぞら銀行の本社が入る上智大学ソフィアタワー

あおぞら銀行の本社が入る上智大学ソフィアタワー

 それに対し「あおぞら銀行」は、かつて日本債券信用銀行と呼ばれた歴史と伝統ある銀行です。40代以上の人であれば「日債銀」という略称を聞いたことがあるはずです。日本の高度成長を支えるために設立された国策銀行でした。


 そんな2社が「銀行とIT企業がタッグを組み、お客さまにとって利便性の高いインターネット金融サービスを提供する」ことを理念として設立された銀行です。


次世代型デビットカードも


GMOあおぞらネット銀行が発行するハイセキュリティデビットカード


 上で紹介したVisa付きデビットカードに加え、2019年春からは世界初となる「ハイセキュリティデビットカード」の発行を始める予定です。


 カードにボタンが付いていて、そのボタンで暗証番号を押すとカード番号が液晶画面に表示され、表示されている間だけお店などでも支払いに使うことが出来ます。


 カードを盗難・紛失した際の被害を防げるほか、カード番号を盗み見られてネット通販などで悪用される被害を防止できる画期的なカードです。


関連記事