デビットとクレジット、見た目の違いは?
一見すると違いが分からないデビットカードとクレジットカードですが、実は意外な「外見上の違い」があります。両者の見分け方を分かりやすく解説します!
目次
デビットカードとクレジットカードの見た目の違い
では早速、見分け方のポイントを紹介します!
カードに「Debit」と書いてある
ほとんどのデビットカードには、カードの表面に「Debit」とか「Debit card」という表記があります。クレジットカードにはそれがありません。
例えばJCBデビットであれば、JCBカードのロゴの下に「Debit」という表記が入っています。もちろん、同じくJCBでもクレジットカードにはこのような表記はありません。
一方、VISAデビットの場合は、ロゴの下の表記は無いものの、カード表面のどこかに「Debit」という表記があるはずです。
カード番号がエンボス加工かどうか
一部の例外はありますが、クレジットカードの場合は「カード番号」「名前」「有効期限」の部分にデコボコの加工が施されています。これをエンボス加工といい、ほとんどのクレジットカードはエンボスカードになっています。
一方、デビットカードはデコボコが無い「エンボスレス」となっています。ゴールドデビットカードやプラチナデビットカードも含めて、デコボコが無くカード番号は「印刷されているだけ」となっています。
大昔はカード決済をする時に、カードにインプリンターという機械でインクを塗り、エンボスの部分を利用して紙にカード番号などを転写して、後日まとめて決済をするという仕組みがありました(通信が整っていなかったため)
現在でも途上国などのごく一部でこの方式が残っているため、クレジットカードはエンボスがあります。
デビットカードは「即時決済」が基本であるため、インプリンターを使った決済に対応する必要が無い(むしろ対応することで支障がある)ため、エンボスレスとなっています。
エンボスレスはデコボコが無い分、カードが薄いので財布がスッキリするというメリットもあります。重さもエンボスレスの方が軽いです。
発行会社が銀行かどうか
デビットカードは銀行口座と連動して決済が行われる仕組みなので、銀行が発行しています。なので銀行が発行していないカードはクレジットカードとなります。
しかし、ほとんどの銀行がデビットだけでなくクレジットカードも発行しているため、「銀行が発行=デビットカード」というわけではないのでご注意を。
裏面に銀行の口座番号があるか
デビットカードは銀行のキャッシュカードも兼ねています。ATMに入れるとお金を引き出す/預けることができます。
そうした事情もあり、カードの裏面に銀行の口座番号と支店番号が書かれています。クレジットカードにはそれがありません。
よく見ればスグ分かります!
一見すると区別がつかないデビットカードとクレジットカードですが、デビットカードには必ずデビットであることが書いてあります。何も書いていないカードはクレジットカードです。