デビットカード・クレジットカードとキャッシュカードの違いは?
見た目はほとんどそっくり同じ、キャッシュカードとデビット・クレジットカード。中身は全く別物なのですが、違いがわかりますか? 今回は、見た目はそっくりでも全く異なる、キャッシュカードとデビット・クレジットカードの違いについてご紹介します。
目次
キャッシュカードとは?
銀行や郵便局で口座を作ると、口座専用の通帳とキャッシュカードがもらえます。その口座にお金を入金したり引き出したりするには、銀行や郵便局の窓口かATMで手続きをします。
平日の昼間しか開いていない窓口と違って、ATMは駅やコンビニなど街中いろいろなところにあり、休日や早朝、深夜にも使えてとても便利な存在ですね。 そうしたATMから自分の口座にアクセスするために必要になるのが、キャッシュカードです。口座を作ったときに自分で決めた暗証番号とキャッシュカードを組み合わせることで、ATMからいつでも自由にお金を出し入れすることができます。
ほとんどの銀行がコンビニや他の金融機関のATMと提携しているので、自分の口座がある銀行だけでなく、いろいろな場所のATMから自分の口座のお金を引き出すことができるのです。
デビットカード・クレジットカードとは?
デビットカードとクレジットカード、買い物や食事の支払い(決済)をするためのカードです。手持ちの現金がなくても、急いでATMでお金を下してくることなく支払いができるので、とても便利です。
どんな場所でも使えるというわけではなく、Visa、JCB、Masterなどの種類があり、それぞれの加盟店でのみ使用可能。VisaやMasterは世界中に加盟店があるので、国内でも海外でも、かなり多くのお店で使えます。ネットでの買い物でも、VisaやMasterがあればほぼ使用可能です。
決定的な違いは?
外見はそっくりでも、中身は全く異なるキャッシュカードとデビット・クレジットカード。その違いとは一体何でしょうか?
そのまま買い物に使えるかどうか
キャッシュカードは、自分の口座からお金を出し入れするためのものなので、キャッシュカードで買い物をすることはできません。支払いをするためには、ATMでお金を引き出してくる必要があります。
デビット・クレジットカードは、手元に現金がなくても、そのまま買い物や食事の支払いに使えます。一体型となっているカードを除き、デビット・クレジットカードで口座からお金を出し入れすることはできません。
ただし、キャッシュカードでも「J-デビット」というシステムを利用することで、全国30万店のお店で買い物をすることも可能です。
デビット・クレジットカードには年齢制限がある
デビットカードとクレジットカードには、基本的に、年齢制限があります。
デビットは最低でも15歳以上(中学生は不可)、クレジットは18歳以上(高校生は不可)です。
そうした年齢制限に加え、クレジットカードの場合は年収や職業など様々な条件をもとに「審査」が行われ、場合によってはカードが作れないこともあります。
デビット・クレジットカードには年会費がかかる
キャッシュカードには年会費などの維持手数料は必要ありませんが、デビットカードやクレジットカードを持っていると、年会費が掛かるものもあります。
最近はデビット・クレジットともに最初から年会費無料だったり、年に1回使用するなどの条件をクリアすれば無料になる場合もあります。
「一体型」のカードもある
銀行などの金融機関が発行するとデビットカードやクレジットカードには、キャッシュカードと一体になっているものもあります。カードを二枚持ち歩かなくても済むのでとても便利ですね。
一般的に、デビットカードはキャッシュカードと一体になっていることが多いようです。キャッシュカードとして使う場合と、デビットカードとして使う場合はカードを差し込む「方向」が異なったりします。
まとめ
「お金を引き出す・預ける」のがキャッシュカード
「買い物をする」のがデビットカードとクレジットカード