住信SBIネット銀行のミライノ デビットの特徴
住信SBIネット銀行のMasterCardブランドのデビットカード「ミライノ デビット」の特徴やメリットを、同じく住信SBIネット銀行が発行しているVisaデビットや他の銀行のデビットカードと比較しながら解説します。
目次
そもそもマスターカードとは?
まずは「マスターカード」について分かりやすく解説します。
Visaとの違いを比較
日本でクレジットカードといえば、JCBとVisaのシェアが高いです。世界的に見ると、Visaのシェアが最も高いですが、実は2位は26%を握るマスターカードで、1%しかシェアがないJCBと比べて格段に規模が大きいです。
使い勝手はというと、Visaカードが使える大半のお店でMasterCardも利用出来るため、Visaと変わりません。以前は「ヨーロッパで強い」と言われていましたが、Visaと相互乗り入れしているため、国内・海外ともに両社とも遜色ないと言えます。実際に2ヶ月利用してみても、特に不便な点はありませんでした。
ちなみに、2008年まで東京スター銀行がマスターカードブランドのデビットカードを発行していたのですが、発行を終了してから10年にわたり、日本国内にはマスターカードのデビットが存在していませんでした。
住信SBIミライノデビットのメリットは?
約10年ぶりとなるマスターカードブランドのデビットカード。住信SBIネット銀行のマスターデビットカードにはどのような特徴があるのか解説します。
ポイント還元率が高い
実質0.8%のポイント還元があります。
ポイントの種類は住信SBIネット銀行の独自ポイントですが、そのまま現金に変えたり、JALマイルに交換が可能なので使い勝手には問題無いでしょう。
デビットカードは0.2〜0.5%程度の還元率が平均的なので、還元率は高いと言えます。同じく住信SBIネット銀行が発行しているVisaデビットは0.6%還元なので、ミライノ デビットの方がお得です。私も以前は住信SBIネット銀行のVisaデビットを使っていましたが、ミライノデビットに切り替えてもらいました。
もちろん年会費も無料です。
タッチ決済に対応
住信SBIネット銀行のミライノ デビットは、デビットカードでありながらタッチ決済に対応しています。
タッチ決済とは、店頭の端末に電子マネーのように「かざす」と決済が出来る仕組みで、デビットカードやクレジットカードでも普及が進みつつあります。
マスターカードでは「MasterCardコンタクトレス」というブランドを展開し、既に日本でもマクドナルドやローソン、IKEAやツタヤなどで利用可能です。住信SBIネット銀行が発行するマスターカードのデビットについても、MasterCardコンタクトレスに対応しています。
ATM手数料などが安い
住信SBIネット銀行自体のメリットとして、ATM手数料や振込手数料の無料特典が充実しているという特徴があります。
例えばATMでの入出金は毎月「2回以上」無料ですし、振込手数料も毎月「1回以上」無料です。銀行のサービスの利用状況に応じて、無料回数が増える仕組みです。
住信SBIミライノデビットのデメリット
続いて、デメリットを紹介します。
ATM手数料の無料回数が少ない
ATM手数料自体は安い住信SBIネット銀行ですが、「無料回数」は上でも紹介したように月2回までです。例えば毎週お金を下ろしたりすると、数百円の手数料が掛かってしまう点はデメリットと言えます。
イオン銀行デビットカードは月に何度でも、ATM手数料が無料なので現金利用が多い人にはこちらをおすすめします。
住信SBI Visaデビットとミライノデビットの比較
従来からある住信SBIネット銀行のVisaデビットカード(デビットカード付キャッシュカード)と、ミライノデビットを比較します。
ミライノデビット | Visaデビット | |
---|---|---|
使える場所 | ||
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.8% | 0.6% |
タッチ決済 | 対応 | 対応 |
付帯保険 | 盗難・不正利用 | 盗難・不正利用 |
条件はMasterCardであるミライノデビットの方が上です。
申し込みについて
申込み受付は2019年4月1日からとなっています。住信SBIネット銀行の口座を持っている人が対象です。
受付開始前に口座開設しておくと早く届く(口座開設には1〜2週間かかるため)ので、ミライノ デビットが欲しい人は今のうちに口座を作っておくといいです。Visaデビットからの切り替えも無料で出来ます(2019年9月末まで)
申し込み資格
住信SBIネット銀行は15歳未満の口座開設を基本的に受け付けていません。したがって、ミライノ デビットも15歳以上(中学生を除く)の人が対象となるでしょう。
ミライノ デビット PLATINUM
デビットカードとしては珍しいプラチナカードもあります。
ミライノデビット | ミライノデビット PLATINUM | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 10800円 |
ポイント還元率 | 0.8% | 1% |
ポイント還元率が一般カードと比べて高いほか、国内外の空港ラウンジを利用出来る特典などがあります。
プラチナカードですが、申し込んで年会費を払えば誰でも持つことができます。
なお、年会費10800円をポイント還元で取り戻すには、毎月約9万円の利用が必要です。