ローソンが銀行を設立へ
コンビニ大手のローソンが「ローソン銀行」を設立しました。最新の情報をもとに、ローソン銀行のサービス内容やメリット・デメリットを解説します。
目次
ローソン銀行とは
まずはローソン銀行について簡単に説明します。
ローソン銀行ってどんな銀行?
ローソン銀行はコンビニ大手のローソンが設立する銀行です。
準備段階ではローソンが95%、三菱UFJ銀行が5%を出資して設立された銀行です。
あまり知られていませんが、ローソンは三菱商事が50%を出資している「子会社」です。もともとは「ダイエー」のコンビニとしてスタートしていますが、現在は三菱グループの会社です。
コンビニ業界ではセブンイレブンがセブン銀行を設立し、全国の銀行の中でもトップクラスの業績を上げるまでに成長しています。ローソンもそうした流れに追随する形で銀行を設立したというわけです。
遅すぎる参入
ローソンの銀行参入には、タイミングが遅すぎるという声が多いです。
世界では「脱現金」の流れが進み、日本でも新聞などでその話題がさかんに取り上げられています。そうした流れを受けて、先行して参入し「大成功」しているセブン銀行ですら、その売上の伸びは頭打ちとなっています。
今後ますます競争環境が悪化していくことが明白である中の参入。革新的なサービスの導入による巻き返しが無ければ「成功」は難しいでしょう。
デビットカードは無い
2021年現在、デビットカードを発行していない
参入から3年が経った2021年現在、ローソン銀行ではデビットカードを発行していません。公式サイトにも『「デビットカード」は、お取扱いしておりません。』と記載があります。 」
今や地方銀行ですら発行するのが当たり前のデビットカード。それが無いのはサービス面で不利と言わざるを得ません。
今後はどうなる?
地方銀行やネット銀行、あるいは同業のセブン銀行がデビットカードを発行して人気を集める中、ローソン銀行もデビットカードを発行することが急務と言えるでしょう。
ですが政府が実施したキャッシュレス消費者還元事業にも間に合っていないことから、既にタイミングを逸してしまっているのもまた事実です。今後の動向に引き続き注目していきたいです。
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