カスペルスキー セキュリティの評価レビュー【2018年版】

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カスペルスキー2017の管理画面

セキュリティ性能No.1

 セキュリティ性能に定評があるロシア製セキュリティソフトです。ウイルス検出性能が高いことは当然として、他のソフトには無い有意義な機能もあり、トータルで見た「セキュリティ性能」は最高クラスと評価できます。

 2017年10月にリリースされた「2018年版」を4日間にわたりテストして得た結果をもとに、詳しくレビューします。

 

軽さ ウイルス対策 通信保護 脆弱性対策 WEB保護 ネット銀行保護 PC盗難対策 ID/パス管理 保護者機能

6点
99.92% Firewall
IPS
他のソフトと比べる → セキュリティソフトの比較

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カスペルスキー2018の評価(総評)


セキュリティ性能


セキュリティ性能(安全性)は?  トータルで見て最高のセキュリティ性能と評価します。


 ウイルスの検知率が高いのは当然のこととして、カスペルスキーの防御はそれだけではありません。セキュリティ対策にとって非常に重要であるにも関わらず、他社がまだあまり力をいれていない「脆弱性対策」や、WiFiの盗聴防止などの機能が装備されています。


 セキュリティ対策の機能、内容ともに当サイトで紹介しているセキュリティソフトの中では最高クラスと評価できます。詳しくは記事後半の各機能の解説もご覧ください。


カスペルスキー2018の管理画面2


動作の軽さ


評価方法
起動時間 WEBサイト
5ページ同時読込
アプリ起動
(Excel)
カスペルスキー 33.97秒 7.66秒 2.612秒
ソフト無し 31.21秒 6.00秒 2.262秒
増減
+8.8% +27.6% +15.5%

動作の軽さは?  重くはないが、軽くもないという水準です。


 重くてイライラさせられる程でも無いのですが、サクサク動くというわけではありません。直前まで使っていたノートンと比べると、特にブラウザの動作感などで一段劣るというのが正直な感想です。


 最近は「第三者機関」でのテスト結果を引用して「動作の軽さも一位」と宣伝していますが、こうした第三者機関(AV-Comparativesなど)の動作の軽さテストは実際の使用感とは大きく異る結果が出がちなので、当てにしないほうがいいです(なので当サイトでは独自にテストしています)


購入・価格一覧

1台/1年 3980円
1台/3年 8980円
5台/1年 4980円
5台/3年 12150円
台数制限無/1年 6980円
公式サイトで購入する
無料体験版をダウンロード
AndroidMacにもインストールできます

以下、各機能の詳細な解説が続きます

各機能の詳細・評価


ウイルス・スパイウェア対策


AV-TEST
2016/3-4月
AV-Comparatives
Real-World Reference Real-World
2017/4
File Detect
2017/3
100% 100% 100% 99.98%
他のソフトと比べる → ウイルス検出率ランキング

 検出性能はトップレベルです。私は2007年から検出率テストの結果を見続けていますが、カスペルスキーは一貫してトップレベルの成績を残しています。他のソフトは1〜2年単位で成績が落ち込む時期があったりしますが、カスペルスキーに関してはそういったことも無く、安定して性能を発揮しているようです。


カスペルスキー2018のウイルススキャン画面


 スキャン中も動作がやや重くなるものの、他の作業を続行することが出来ました。また、フルスキャンでも20分程度(約200GB分)と、スキャンスピードについても不満はありませんでした。


カスペルスキー2018の実行アプリケーションの制限


 従来型の対策だけでなく、カスペルスキーが安全性を確認したアプリケーションだけを実行できるようにする「実行アプリケーションの制限」という機能もあります(初期設定では無効) いわゆる「ホワイトリスト方式」のセキュリティ対策です。


 この機能を有効にすることで、更に高いセキュリティを実現することができます。
 何でもかんでもソフトの起動をブロックするのではなく、マイナーなフリーソフトも問題なく起動できました。なお、PCの動作は更に重くなります(特にソフト起動時)


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脆弱性対策(重要機能)


 昨今の攻撃でよく悪用される「脆弱性」に対し、複数のアプローチから対策できます。一連の脆弱性対策機能は当サイトで紹介している全セキュリティソフトの中で最も充実しています。


カスペルスキーのソフトウェアアップデーター


 まず一つ目のアプローチは、ソフトウェアをアップデートすることで脆弱性そのものを減らすことです。カスペルスキーの「ソフトウェアアップデーター」機能を使えば、ソフトウェアの更新漏れを検知した上で、ワンクリックで一括して更新できるので、脆弱性が放置され続けるのを防げます。


 また、インストールされているものの、利用が無いソフトを検知する「ソフトウェアクリーナー」という機能もあります。
 使われていないソフトを放置すると、脆弱性が放置される原因にもなるため、そうしたソフト自体を無くしてしまおうというアプローチです。カスペルスキー独自の機能です。


カスペルスキーのソフトウェアクリーナー


WiFiの盗聴防止(VPN)


 「セキュアコネクション」という機能です。カスペルスキーをインストールすると、本体とは別途で同時にインストールされます(不要ならアンインストールして問題無いです) 外出先で「公衆無線LAN」を利用する人向けの機能です。


カスペルスキーのセキュアコネクション  安全性が低いWiFiに接続すると、やり取りしている情報を盗み見られるリスクがあります(参考: 情報が筒抜けになるWiFiのリスク
 本機能を使うことで、そうしたWiFiの盗聴被害を防ぐことが出来ます。WiFiに接続するとまずそのWiFiの安全性を診断し、問題がある場合は自動でVPN」という安全性が高い接続に移行します(手動でも接続可)


 なお、本機能は1日200MBまでの容量制限と、接続先(通信の経由地)を選べないという制限があります。カスペルスキーの購入代金とは別に、追加で3218円/年支払うと、容量制限が無くなり、接続先も自由に選択出来るようになります。


 遠い接続先になると通信速度が大きく低下します。
 楽天のように画像が多いサイトは少々読み込みに時間が掛かったものの、ネットサーフィン程度なら実用に耐えうる使用感でした。Youtubeの動画もHD画質(1080p)で停止することなく視聴できました。


 容量制限や速度、Windowsでしか使えない点を考えると「たまに」公衆無線LANを使うという人におすすめです。


 5回計測した平均値は以下の通りです。


通常時 セキュアコネクション
(メキシコに接続)
71.55Mbps 1.76Mbps

ウェブサイトの安全対策


 「フィッシング詐欺サイト」や、アクセスするとウイルスに感染する「危険サイト」をブロックする機能です。リスクのあるサイトにアクセスしそうになった時には、警告画面を表示してアクセスをブロックします。


カスペルスキー2018のウェブサイト安全診断


 また、ブラウザにアドオンを追加することで、検索結果の横にそのサイトが安全かどうか表示する機能もあります。安全なサイトは緑色のアイコン、危険なサイトは赤色になります。アイコンをクリックすると、そのサイトの情報をアクセスする前に確認することも可能。


ネット決済保護


 ネットバンキングを安全に使うための機能です。


 アクセスしている先が本当に金融機関の「正規のサイト」かどうかチェックすることと、使っているパソコンのOSに重大な脆弱性がないかチェックすることで、安全性を高めます。フィッシング詐欺対策と情報漏えいの防止に役立ちます。


カスペルスキーのネット決済保護


 使い方は簡単です。
 初めて使う時は、銀行のログインページにアクセスすると「ネット決済保護」を立ち上げるかどうか聞いてくるので、承諾します。あとはいつも通りIDとパスワードを入力してログインするだけです。2回目以降はログインページにアクセスするだけで、自動的にネット決済保護モードで表示します。


保護者機能


PCの使用時間の制限 設定画面
ネットの利用時間の制限 設定画面
ソフトウェアの使用制限 設定画面
指定したワードの送信を阻止 設定画面
SNS内のメッセージの監視
有害サイトのフィルタリング 設定画面 警告画面


 上記の機能が利用できます。設定できる内容は非常に細かく、保護者機能としては最高レベルの充実ぶりです。
 フィルタリングの精度の方は、この手のソフトとしては充分過ぎるレベルです。主要なアダルト動画サイトは当然ブロックしますし、それ以外のサイトも設定したジャンルに応じてしっかりとブロックしました。少々判定が厳しすぎるかな・・という部分もありますが、これくらいの方が安心でしょう。


カスペルスキー2017のペアレンタルコントロール


 ただ、抜け道もありました。Googleなどの画像検索はフィルタリング対象外なので、ムフフな画像も見放題でした。ウイルスバスターなど他のソフトでも同じことなので、仕方ないのかもしれません。


公式サイト(購入・無料体験版)

他のソフトを見てみる


カスペルスキーと比較したいソフト


ZEROスーパーセキュリティ
ZEROスーパーセキュリティ

 カスペルスキーとキャラが似ているという点では、「ZEROスーパーセキュリティ」が比較対象として最適です。


 カスペルスキーと同様に高いウイルス検出性能に定評があるソフトです。脆弱性対策などその他の機能ではカスペルスキーにやや劣るものの、全般的に高いセキュリティが期待できるソフトです。


 動作の軽さではカスペルスキーと互角ですが、こちらはPCとの相性によっては動作がとても重くなる事例が少なくないので、運次第です(体験版は無い)


 最初にインストールしたPCが壊れるまで、更新不要で使い続けられるのでお得です。

軽さ / 検出率
7点 / 99.98%
価格
更新不要/1台 3218円
更新不要/3台 6458円
評価レビュー 公式サイト(購入・無料体験版)
ESET V10.0
ESET V10.0

 動作の軽さが魅力のソフトです。カスペルスキーから乗り換えたユーザーからは「カスペルスキーでも不満は無かったが、ESETは軽い」という声も上がっています。軽さを重視するならこちらがおすすめです。


 3年版の価格が安い点も見逃せません。

軽さ / 検出率
8点 / 99.24%
価格
1台/1年 4093円
1台/3年 5745円
5台/1年 6253円
5台/3年 7408円
評価レビュー 公式サイト(購入・無料体験版)
公式サイト(購入・無料体験版)

ユーザーの口コミ評価


総合評価

3.1点
動作の軽さ

3.3点
使いやすさ

3.6点
機能

3.4点

口コミレビュー20件を読む
公開:2017年10月23日 年代:40代 性別:男性 PC習熟度:上級者
総合評価

5点
動作の軽さ

4点
使いやすさ

5点
機能

5点
コメント 10年以上カスペルスキー愛用 PCは現在6台(win)に使用中。 他社製品と比べると癖があるので、初心者にはお勧めできないかな。
でも慣れれば強い味方になります。

2018年版はwindows update が開かない、更新履歴が開かない、DISM 0x800f0906など エラーがありますね。

※特にwindows10は windows dfender を完全に止めなければ、エラー吐きまくりです。要注意
イベントビューアー真っ赤なんてことも(苦笑)
windows dfender 停止で不具合は激減します。

2017を使用中の方は、暫く修正を待ってから2018に切り替えた方が良いかもしれません。

動作に関してはそれなりにスペックを要求されます。低スぺだと重いです。
それでも2015→2016→2017→2018と、年々改善はされています。

他社製も使ってみましたが、T社,M社より確実に軽いです。ただ相性もありますからね。

古い低スペックノートPC Celeron T3000でもSSDにするだけで、重さは結構改善されますね。

Androidは黙って入れればいいレベル。
4.0〜7.1まで問題なく使えてます。
※4.4は若干相性が悪いかもしれない。特にXperia

サポート関して
不具合を報告すれば素早く真摯な対応で満足しています。
 
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米国政府がカスペルスキーの使用を禁止


 カスペルスキーを選ぶ上で、気になるニュースがあります。当サイトは「悪いところも合わせて伝える」ことを理念としているので、参考までに紹介します。


事件の概要


 2017年9月、米国国土安全保障省が連邦政府機関に対し、カスペルスキー製品の利用を禁止する命令を出しました。


米国政府がカスペルスキー製品の使用を禁止


 ロシア政府がカスペルスキー製品を通じて、カスペルスキーがインストールされたPC内の機密情報に侵入している、という「疑惑」に基づく措置で、米国政府機関のPCからカスペルスキー製品が排除されました。


実際にリスクはあるのか


 前回この記事を書いた時には「現在のところ、米国以外の国は事態を静観している状況」と紹介しました。


 例えばロイターが報じたところによれば、ドイツの情報セキュリティ庁(BSI)では「現時点でリスクを裏付ける証拠は無い」と回答しています(ソース:Germany: 'No evidence' Kaspersky software used by Russians for hacks


 続報として、2017年12月2日付けで英国政府が「安全保障に関わる情報を扱う政府機関」に対し、カスペルスキー製品を使わないよう通達を出しました。


 英国の国家サイバーセキュリティセンターでは、「現段階で差し迫った危険はない」「個人や一般企業については使用停止を求めない」としています。(ソース:中日新聞 2017/12/2


 今のところ英国・米国ともに自国の政府機関に対して「使用禁止」を通達しているだけで、個人ユーザーは特に問題にはなっていません。


 国家間のサイバー防衛や通商問題など複雑な話なので、実際にリスクがあるかどうかは「分からない」と言うほか無いです。不安を感じる人は他のソフトを選びましょう。


インストールしたらネットが使えなくなった場合


カスペルスキーをインストールしてネットが使えなくなった


 カスペルスキー製品は、インストール後に一部ウェブサイトの閲覧が出来なくなるトラブルがよく起こります。そんな時の対処方法は以下のとおりです。


画面右下の歯車アイコンをクリック

カスペルスキーをインストールしてネットが使えなくなった時の対処方法


左側のメニューから「詳細」を選択し、
続いて中央に出てくる「ネットワーク」をクリック

カスペルスキーをインストールしてネットが使えなくなった時の対処方法2


「暗号化された接続のスキャン」の項目で
「暗号化された接続をスキャンしない」にチェックをいれる

カスペルスキーをインストールしてネットが使えなくなった時の対処方法3


 この手順で設定を変えると、これまで通りウェブサイトの閲覧が可能になります。




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