有機ELディスプレイが屋外で見づらい理由は?

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有機ELは屋外で見づらい


太陽光が当たると見づらい有機ELディスプレイ  スマホではもうおなじみの有機ELディスプレイ。ですがユーザーからは太陽光が当たる屋外で画面が見づらいという声が聞かれます。私自身は有機ELディスプレイのスマートウォッチを使っていますが、手で覆って影を作らないと画面が見えないことがあります。


 では、なぜ有機ELディスプレイは屋外での視認性が低くなってしまうのでしょうか。その原因を詳しく説明していきます。


太陽光の下で見難く有機ELスマホ

Xperia Z3 compactとLumia950(Windows Phone
通常の輝度で比較

輝度が低い


 直射日光が当たる環境では、画面を明るくすることで見やすさが改善されます。しかし、有機ELディスプレイは液晶と比べて「最高輝度」が低いです。つまり、相対的にみて液晶よりも暗いというわけです。もちろん、実用的な輝度では問題は全くありませんが、本気を出した時に差が歴然とします。


液晶VS有機EL 最高輝度対決

Xperia Z3 compact(液晶)とLumia 950(有機EL)を
同時にそれぞれの最高輝度で撮影
※カメラの露出を低めで暗く写るようにしています

構造上の問題


 有機ELディスプレイは自らが発光することで、我々の目に映像を届けています。一方、液晶ディスプレイは液晶そのものが発光するのではなく、バックライトなどで光を当てることで発光しているように見せています。


 液晶ディスプレイをイメージするなら、紙のポスター(液晶)にスポットライトで光を当てているようなイメージです。スポットライトを消しても、太陽光が当たっていればポスターに書いてある文字は問題なく読むことが出来ます。
 実際の液晶ディスプレイでは、有機ELと同様に太陽光下では見えにくくなりますが、太陽光の反射を上手く利用して視認性を確保する「半透過型液晶」という方式もあります。


ELワイヤーの視認性の違い


 一方、有機ELディスプレイは自らが発光体です。例えば上の写真の「ELワイヤー」も自らが発光していますが、明るい部屋で見るよりも、暗いところで見た方が色がはっきりと見えます。


 つまり、必ずしも太陽光に対抗する必要がない液晶ディスプレイに対し、有機ELでは太陽光を上手く克服することが、直射日光下での視認性の向上に不可欠ということになります。




屋外で使う端末にはちょっと・・


 こうした特徴があるので、屋外で使う機会が多い端末に有機ELディスプレイは不向きと言えます。スマホやスマートウォッチなどは液晶(できれば半透過型液晶)の方が合っているのではないでしょうか。逆に、屋内で使うテレビやパソコンでは有機ELの素晴らしい特徴を最大限活かすことが出来ます。


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