複数台で使えるセキュリティソフト
PCやスマホをあわせると、家庭内でセキュリティソフトを使いたい機器は何台もあります。そこでおすすめなのが複数台版のセキュリティソフトです。複数台版があるソフトの一覧や、メリット・注意点などを詳しく解説します。
目次
複数台版とは?
まずは複数台とは何か、利用する際のメリットや注意点を紹介します。
数台のPC・スマホで使える
複数台版のセキュリティソフトは、1本のセキュリティソフトで複数台のPC・スマホにインストールしてセキュリティ対策が出来るものです。
PCが一家に一台だった時代はセキュリティソフトも「1台」のみ使えるものが一般的でしたが、スマホの普及とあわせて、2012年頃から各社が複数台で使えるセキュリティソフトをこぞって販売するようになりました。
複数台版のメリットは以下のとおりです。
- 1台ずつ購入するよりもお得
- ライセンスの導入・更新の手間が少ない
1台ずつセキュリティソフトを購入して使う場合と比べて、費用や手間を節約出来ます。ノートンを2台で利用する際を想定して計算します(価格は執筆時点のもの)
総額 | 1台あたり費用 | |
---|---|---|
1台版を2台で利用 | 9244円 | 4622円/台 |
3台版を2台で利用 | 6028円 | 3014円/台 |
3台・5台といった形で提供されていることがほとんどですが、1台分余らせてもちゃんとお得になります。
家族で共用可能
複数台版のセキュリティソフトは、家庭内で台数をシェアすることが可能です。PCだけでなく、スマホにも利用出来ます。
注意点としては、家庭でない人と「共用」するのはルール違反です。メルカリでは複数台版の「余り」を商品として出品している例が少なくありませんが、これは明らかに規約違反なので注意が必要です。メーカー側もこうした問題を認識しており、随時対処しているとのことです。
iPhoneにセキュリティソフトは不要
iPhoneとiPadにはセキュリティソフトは必要ありません。
そもそもiPhone・iPadはシステムの仕組み上、ウイルスを検知できるアプリなどを動作させることが出来ないため、PCで使うような「セキュリティソフト」は存在しません。各社が「iOS対応版」を提供していますが、いずれもウイルス検知機能は無く、存在価値が無いとさえ感じます。
iOS版のセキュリティソフトは、お金を払う価値が全く無いので、複数台版を購入する際にはiPhone・iPadは台数にカウントせずに検討してください。iOSはセキュリティが強固なので、セキュリティソフトが無くとも大丈夫です。
複数台版があるセキュリティソフトの一覧
複数台版があるセキュリティソフトを一覧で紹介します。各製品の特徴や評価はレビュー記事を参照してください。
複数台版の一覧
ソフト | ラインナップ | 対応OS | 公式サイト |
---|---|---|---|
ウイルスバスター | 3台 5720円 | Win/Android/Mac | 公式サイト |
ESET | 5台 7480円 | Win/Android/Mac | 公式サイト |
ノートン | 3台 6028円 5台 7128円 |
Win/Android/Mac | 公式サイト |
カスペルスキー | 5台 5720円 | Win/Android/Mac | 公式サイト |
ZEROスーパーセキュリティ | 3台 6428円 | Win/Android/Mac | 公式サイト |
ZEROウイルスセキュリティ | 3台 4092円 | Win/Android/Mac | 公式サイト |
ウイルスバスター以外は1台版のラインナップもあります。ウイルスバスターに関しては3台版のみ提供しており、1台版はありません。
台数無制限版も
セキュリティソフトを導入したいPC・スマホが6台以上ある場合は、複数台版では足りません。そこでおすすめしたいのが「台数無制限版」です。
一部のセキュリティソフトが台数無制限版を提供していますが、概ね「6台以上」で利用する場合は台数無制限版がお得です。台数無制限版は以下のセキュリティソフトにラインナップがあります。