月額版セキュリティソフトとは?
これまで年単位での購入が当たり前だったセキュリティソフト。そこに1ヶ月単位で利用できる、月額制を導入したソフトが増えつつあります。
そんな月額版セキュリティソフトを詳しく解説していきます。
目次
月額版のメリットは?
まずは月額制で購入するメリットを解説します。
更新忘れを防げる
年単位で購入するセキュリティソフトの場合、期限が切れたまま更新せずに使い続けてしまうユーザーが意外と少なくないようです。期限が切れたセキュリティソフトはウイルスを検知できないため、セキュリティ対策として意味を成さないため危険です。
月額制のセキュリティソフトの場合、基本的にクレジットカードでの課金が続く限り「期限」がありません。
短期間利用したい時にぴったり
一般的なセキュリティソフトは基本的に「年単位」での購入となるため、数ヶ月だけ利用したいといったニーズに対応するのが難しいです。2ヶ月しか使わなくても、1年分の費用が掛かります。
月額制のセキュリティソフトの場合、1ヶ月単位での利用が可能です。1年に満たない期間で利用したい時にピッタリです。
他のソフトへの乗り換えが容易
セキュリティソフトはPCとの相性によっては不具合が出たり、使ってみて自分に合わないと感じることもあります。それを防ぐために、当サイトでは「無料体験版」の利用を強くおすすめしていますが・・
年単位のセキュリティソフトの場合、一度買ってしまうと途中で使用をやめるには勇気が必要です。使用をやめても代金が返金されることは無い(一部ソフトは一定期間内なら返金対応可)ため、残存期間分の費用が無駄になってしまいます。
月額版セキュリティソフトの場合、1ヶ月単位での支払いとなるため、使用をやめたくなった時は解約することで、損失を最小限に留めることが可能です。残念ながら日割りでの精算を行っていないものがほとんどですが、それでも損失は最大でも「ワンコイン」程度で済みます。
月額版のデメリット
続いて、月額制だからこそのデメリットを紹介します。
価格が割高
短期間での利用ならお得ですが、1年以上利用する場合は割高です。
例えばノートンの3台版の場合、1年単位で買うと税込み5918円ですが、月額版を1年利用すると合計の費用は6348円(月額529円)となります。1年版を買った方がお得です。
また、当サイトでも多くのユーザーが選んでいる「2年版」や「3年版」は、お得な価格設定となっています。例えば3年版は16610円と、1年版を3回購入するより6.5%ほど安いです。月額版を利用した場合は合計19044円。長期間利用するなら年単位版(特に2年版・3年版)の方がダンゼンお得です。
選べるソフトの種類が少ない
月額版という買い方はまだまだ一般的でないため、一部のソフトでしか選ぶことができません(一覧はこの記事の最後で) 自分が欲しいと思ったソフトに月額版があるとは限らないのです。
セキュリティソフトの会社は出来るだけ期間の長いものを売りたがるので、今後も月額版が拡がっている可能性はあまり高くないと思います。
支払方法がクレジットカードのみ
月額版の支払方法はクレジットカードが基本です。
プロバイダーや回線業者が提供している月額制のセキュリティソフトのサービスの場合、回線などの料金と一緒に支払うことが出来るため、会社によってはコンビニ払いや口座引落も利用できます。
解約を忘れると課金が続く
これは本当に注意が必要です。
ソフトをアンインストールしただけでは解約になりません。しっかりと解約手続きを行わないと、いつまでも料金が課金され続けます。カードの明細を毎月チェックする習慣が無い人は、使用を避けた方がよいと思います。
月額版セキュリティソフトの一覧
最後に、現在利用できる月額版セキュリティソフトを一覧でご紹介します。
ソフト名 | 代理店 | 価格(月額) |
---|---|---|
ウイルスバスター | BBソフトサービス | 462円(3台まで) |
ノートン | BBソフトサービス | 539円(3台まで) |
カスペルスキー | BBソフトサービス | 611円(3台まで) |
ウェブルート | NTTコミュニケーションズ | 275円(1台まで) 550円(5台まで) |
この他、各プロバイダーや回線業者がユーザー向けに月額制で利用できるセキュリティソフトを提供しています。お使いの業者のサービスも調べてみてください。