ネット詐欺対策の専用ソフト フィッシング詐欺を始めとする「ネット詐欺」の専用対策ソフトです。ウイルスなどを検知する機能は無く、市販のセキュリティソフトとの併用が前提です。 実際に詐欺サイトにアクセスしてみた結果や、パソコンの動作への影響などを実機テストした結果をふまえて、詳しくレビューします。 |
詐欺ウォールの評価(総評)
セキュリティ性能
ネット詐欺の専用対策ソフトです。ウイルスなどを検知する機能は無く、「セキュリティソフト」との併用が推奨されています。
フィッシング詐欺サイトを始め、偽警告や迷惑なソフトウェアのダウンロードサイトを検知し、ブロックします。
公式サイト上ではフィッシング詐欺サイトの検知率は97%と謳われていますが、実際にいくつかの詐欺サイトにアクセスしてみたところ、ちゃんと検知できましたが、詐欺ウォールが検知する前にブラウザが詐欺サイトとしてブロックしてくれていたので、導入する意味はあるのかなと思ったりもします。
ただ、ブラウザやセキュリティソフトの危険サイト検知機能でブロックできない「偽警告」の類はよくブロックしてくれたので、そうしたものに騙されやすい人には一定の効果が期待出来るでしょう。
動作の軽さ
WEBサイト 5ページ同時読込 | |
---|---|
詐欺ウォール | 6.88秒 |
ソフト無し | 5.15秒 |
+33.6% |
Windows版ではブラウザにアドオンを追加することで、検知機能を有効にすることが出来ます。Firefoxにアドオンを追加した状態と、削減した状態でそれぞれ計測してみました。
結果は読み込み時間が33.6%増という結果で、セキュリティソフトとして見ると「やや重い」という評価になります。実際の使用感としても、読み込みがやや遅くなった感はありましたが、途中で止まってしまうといったことはありませんでした。
詐欺ウォール単体ではストレスになるほどではないと思いますが、併用するセキュリティソフトの負荷によっては、重く感じてしまうかもしれません。無料体験版があるので、購入前に確認することをおすすめします。
注意点
ブラウザ上でのみ機能するため、「詐欺メール」の検出を行いません。
最近多いのが、「ウェブカメラで盗撮したのでばら撒かれたくなければビットコインを払え」といった偽警告メールの類ですが、こうした手口に対しては本ソフトは全くといっていいほど無力です。
こうした詐欺メールの場合、自分で正規のサイトを開いて送金を行うため、必ずしも「詐欺サイト」を経由しません。詐欺ウォールによる警告が出るタイミングは無いと考えた方がよいです。
購入・価格一覧
3台/3年 7680円 |
各機能の詳細・評価
詐欺サイト検知機能
詐欺サイトなどを検知し、ブロックします。検知するサイトのタイプは以下のとおりです。
- フィッシング詐欺サイト
- 偽通販サイト
- ワンクリック詐欺サイト
- 偽警告
- 迷惑なソフトウェアの配布サイト
- 著作権違反サイト
ウイルスバスターなどの「セキュリティソフト」にも、フィッシング詐欺サイトなどを検知する機能がありますが、より幅広い範囲で「詐欺サイト」を検知します。
実際に検知したサイトを挙げると、例えば「hao123」や「GOM Player」の公式サイトをブロックしてくれましたが、GOM Playerのサイトをブロックするのはちょっと感度が強すぎるのではないか、と思います。
また、セキュリティソフトの危険サイト検知機能ではブロックできない偽警告サイトについても、10サイト中8サイトをブロックしてくれました。これには感心です。ただし、ポップアップやリダイレクト(強制的にページが移る)自体をブロックすることは出来ません。
あとは主要なアダルト動画サイトにもアクセスしてみましたが、ある1つのサイトのみ「著作権侵害」サイトとしてブロックしました。他はスルーしたので、このジャンルには弱いようです。
ランサムウェア保護
Windows版のみの機能です。
予め「保護フォルダ」を設定しておくことで、そのフォルダ内のデータがランサムウェア(身代金ウイルス)によってロックされるのを防ぐ機能です。消えて困るデータを保護するのに活用します。
ランサムウェア自体を検知したり、駆除する機能ではない点にはご注意ください。