ソニーのスマートスピーカー「LF-S50G」の実機レビュー

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ソニー版Google Home 「LF-S50G」の実機レビュー


 2017年12月にソニーから発売されたスマートスピーカー「LF-S50G」が手元に届いたので、詳しい実機レビューをお届けします!


 私は2ヶ月前からGoogle Homeも使っているので、それとの違いを中心に解説していきます。



外観写真


外箱

ソニーLF-S50Gの外箱


箱を開けるとこんな感じ

ソニーLF-S50Gの箱の中身


本体を正面上から

ソニーLF-S50Gの本体を上から


本体の裏の方

ソニーLF-S50Gの本体の裏


マイクミュートボタンとBluetoothのペアリングボタン

ソニーLF-S50Gの


本体のサイズ感

ソニーLF-S50Gの本体のサイズ感



Google Homeとの違い


 グーグルアシスタントを採用しているので、基本的な機能はGoogle Homeと一緒。ですがハードウェア部分で違いがあるので、その部分を紹介します。


 なお、基本的な機能に関してはGoogle Homeのレビューで詳しく紹介しているので、こちらの記事もあわせて御覧ください。


ジェスチャーコントロール機能


 LF-S50GはGoogle Homeには無い「ジェスチャーコントロール」に対応しています。


ソニーLF-S50Gのジェスチャーコントロール


 ジェスチャーコントロールというのは、本体の上の空中で手を動かすことで、LF-S50Gを操作できる機能のことです。Google Homeは声で操作するか本体に直接触れる必要がありますが、触れる必要がありません。
 ジェスチャーコントロールで出来る操作は以下の通りです。


  • 「OK,Google」の指示を出す
  • 音楽の再生/一時停止
  • 前の曲に戻る/次の曲に進む

 正直、スマートスピーカーは声での操作が基本ですから、ジェスチャーコントロールを使う機会は少ないかもしれません。


 声を出しづらい環境(家族が居るとか)で、かつ手が汚れている時(洗い物の途中とか)に役に立ちそうです。


 反応の方は、ストレス無く使えるレベルだと思いました。


スピーカーの音質


 Google Homeは正直、スピーカーの音質が悪いです。オーディオマニアではないものの、音質に一定のこだわりを持っている私は、Google Homeで音楽を聴くことが出来ません。


 LF-S50GはWALKMANなど音響機器も手がけるソニーが「高音質」と宣伝しているように、Google Homeと比較して明らかに音質が良いです。Google Homeがダメな私でも、LF-S50Gなら音楽鑑賞(もっぱら作業中のBGMですが)に使えると感じます。


 ただ、もう一台持っているLINE Clova WAVEと比べると、なんとなくLF-S50Gの方が劣っているような気がします。個人差があるかもしれませんが、私はClova WAVEの方が好きですね。


 また、Google Homeにも出来ることではありますが、スマホなどとBluetoothでペアリングして、LF-S50Gから音楽などを流すことも可能です。LF-S50Gは本体にペアリング用のボタンがあるので、Google Homeよりも設定が簡単なのは良いです。


本体に時刻を表示できる


ソニーLF-S50Gは本体に時刻を表示できる


 LF-S50Gは本体正面に時刻を表示することが可能です。


 Google Homeでも「今の時間を教えて」と言えば声で教えてくれますが、本体に表示してくれている方がパッと確認出来るから便利です。


 寝室などで使う時用に、時刻表示を消すことも可能です。明るさを調整するには本体裏にある「DIMMER/RESTARTボタン」を押してください。


12/24時間表示の切り替えも可能

ソニーLF-S50Gの時刻表示切り替え


生活防水対応


 生活防水に対応しています(Google Homeは非対応)


 ジェスチャーコントロール機能もそうですが、台所などでの使用を想定しているのでしょうか。少しくらい水が掛かっても壊れないようになっています。さすがに風呂場で使うのはダメですよ!



LF-S50Gの評価


 LF-S50Gを使ってみて感じたことをまとめます。


Google Homeとどちらが「買い」か


 2ヶ月少々Google Homeを使った上で、LF-S50Gを使って感じたのは「Google Homeを買うならLF-S50Gを買うべき」ということです。


ソニーLF-S50GとGoogle Home


 スマートスピーカーは我が家でもそうですが、音楽を垂れ流しにする用途で使われることが多いです。ですがGoogle Homeのスマートスピーカー音質は、音楽を「聴く」にはやや不満のあるレベルです。


 Google Homeを買って、最初の数日間は色々と質問をするなど散々使い倒したものの、しばらくするとほとんど使わなくなっていました。もっぱら、Clova WAVEで音楽を一日中垂れ流しています(毎日何時間も使っている)


 Google Homeの音声認識は精度が素晴らしく、また答えてくれる質問の幅が広い点では高く評価できます。ですが、メインの用途になることが多い音楽鑑賞に向かないという点では、中途半端な製品と言えるでしょう。


 LF-S50Gは残念ながら価格がGoogle Homeの2倍以上しますが、その価格差を考えてもLF-S50Gを買うべきです。むしろ、Google Homeを買うくらいならスマートスピーカーなんて買う必要無いです! Androidスマホに「OK,グーグル」と話しかければ同じような機能が使えます(iPhoneならSiri)


音声認識の精度はGoogle Home並


 音声認識の精度については、LF-S50GとGoogle Homeに差は見られませんでした。どちらも非常に優秀、家族からも「え?」と聞き返されることが多い私の声でも、ちゃんと拾ってくれますし、テレビの音などに誤反応することも無いです。


 大きな声でゆっくり話しかけても処理できないことがあるClova WAVEとは雲泥の差です。


消費電力は?


 ワットモニターで消費電力を計測してみました。


状態 消費電力
待機時 3.2W程度
音楽再生時 3.2〜3.5W程度

 待機時2W程度、音楽再生時2.1W前後のGoogle Homeと比べると、やや消費電力は多め。Clova WAVEと比べると低消費電力です。


 ちなみに3.3Wで1ヶ月使い続けると、電気代は61.8円です(26円/kWhで計算)


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 価格は24433円〜(執筆時点の価格)



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