JBL LINK10の実機レビュー

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JBL LINK10の実機レビュー


中央がJBL LINK10

JBLのスマートスピーカーLINK10と他のスマートスピーカー


 2017年12月に音響機器ブランド「JBL」から発売されたスマートスピーカー「LINK10」の詳しい実機レビューをお届けします!



外観写真


スタイリッシュなデザインの外箱

JBLのスマートスピーカーLINK10の外箱


屏風状に開く箱

JBLのスマートスピーカーLINK10の外箱の中身


本体正面 JBLのロゴが音質への期待を高める

JBLのスマートスピーカーLINK10の本体を正面から


本体の裏側 電源スイッチとマイクスイッチボタン

JBLのスマートスピーカーLINK10の


本体上部 スイッチはボタン式

JBLのスマートスピーカーLINK10の本体上部


JBL LINK10の特徴・評価


 続いて、使ってみて感じた細かな感想などを紹介していきます。


本体の質感は?


 この辺はやはり値段相応というか、他のスマートスピーカーと並べて近くで見ると少々チープな感じはあります。Google Homeよりは良いかな(たぶんデザインのおかげ)


 ランプが点灯する演出も、他のGoogleアシスタント系スマートスピーカーと比べると大人しいので、「見て楽しむ」点ではやや見劣りします。


JBLのスマートスピーカーLINK10の

使用時のランプ点灯はこの程度

スピーカーの音質


 音響機器ブランドのスマートスピーカーということもあり、値段のわりには音質は良い方だと思います。同価格帯のGoogle Homeと比べると、明確にこちらの方が上で、BGM再生に使えるレベルです。


 特に評価したいのは、中高音域の音がクリアに聞こえる点です。松たか子の「Let it go」を聞いてみましたが、松たか子のきれいな声をよく再現出来ていました。MISIAの「Everything」もいい感じでした。


 低音域については、やや物足りない部分がありました。同じく音質をウリにしているソニー LF-S50Gと比較して、明確に「弱い」です。中高音域はいい勝負かなと思いますが、重低音を重視する人にはおすすめしません。


 音質の総合評価は、「Google Home以上 LF-S50G以下」というところです。まあLF-S50GはLINK10より1万円近く高いですし、スピーカーの出力も大きいですから、価格差を考慮すればLINK10は優秀だと思います。


JBLのスマートスピーカーLINK10と他機種の外箱を並べてみた


 使ってみて良いなと感じたのは、音量調整の段階が細かく刻んであるので、自分に「ちょうどいい」音量を設定できる点です。Google HomeやLF-S50Gは最小音量でも音がやや大きいので、枕元で使うには微妙です。


 LINK10はとても小さな音量に設定することが出来るので、枕元で使うにも良し、ささやかなBGMが欲しい時にもちょうどいいです。


防水対応


 「防水スマホ」と同じIPX7等級の防水対応です。水没させても問題ないレベルの防水です(電源端子部の防水キャップを外しているとダメですよ)


JBLのスマートスピーカーLINK10の電源端子部


 電池も内蔵しているので、お風呂で使うのLINK10を最も生かせる使い方になるでしょう。電池持ちは「音楽再生 5時間」となっているので、長風呂でも大丈夫です。


 お風呂に持ち込むのは怖いので脱衣場に置いてドアを閉め、浴槽から声を出して操作しましたが、7割方大丈夫でした。音声認識の精度はさすがGoogleアシスタントという感じですね。Google Homeと比べると若干精度が悪いような感じはしますが、充分です。


消費電力


 ワットモニターで計測してみました。


充電時 11.3〜11.5W程度
待機時
(満充電)
2.5W程度
音楽再生時
(満充電)
2.7W前後

 全体的にGoogle Homeより消費電力が大きく、LF-S50Gよりは小さいです。
 2.6Wで稼働した場合、1ヶ月の電気代は48.7円となります(26円/kWhで計算)


気になった点


 使ってみて一番気になったのは、電源コードの短さです。


JBLのスマートスピーカーLINK10の電源コード


 発色の良いオレンジ色のコードが同梱されていますが、ケーブル長は95cmしかありません。他の機種と比べても格段に短いので、使用シーンによっては不便を感じるでしょう。


 また、ACアダプターが付いていません!
 microUSBケーブルを使うので、Androidスマホをお使いの方はスマホの充電器をそのまま使えます。ケーブルについても、自分で用意したものを使えるので、長さが足りない時は自分で調節してください。


総合評価 コスパがとても高い


 Google Homeとほぼ変わらない値段である点を考えると、LINK10の方が断然「買い」だと思います。Google Homeはスピーカーの音質が残念なので、この差を考えると圧倒的にLINK10の方が良いです。


 ただ、音質については過度の期待は禁物。良い音で聴きたいなら、LINK20を選ぶかGoogle Home miniと音質の良いBluetoothスピーカーを買うのがおすすめです。当機種はBGM程度の再生におすすめです。


JBL LINK20との違いは?


 上位機種であるLINK20との違いは以下の通りです。


  • 本体のサイズ(20の方が4cm高い)
  • 価格 5千円程度の差
  • スピーカー
  • 内蔵電池の容量(10は5時間・20は10時間)

 LINK10のスピーカーは最大出力16W それに対しLINK20は20Wです。


価格・購入


 購入は楽天からできます。Amazonでの取り扱いはありません。
 価格は14609円(執筆時点の価格)



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