Windowsタブレットのセキュリティ対策
「PCの代わり」としても注目を集めるWindowsタブレット。
しかし、普及が進むのとは裏腹にユーザーのセキュリティ意識は低いように感じます。この記事では、Windowsタブレットに必要なセキュリティ対策を紹介します。
PCと同様のセキュリティ対策が必要
まず大前提として、「Windowsタブレット」はパソコンと同じWindowsを搭載しています。したがって、パソコンに感染するウイルスがWindowsタブレットにも全く同じように感染します。
形状の違いから「ウイルスに感染しない」とか「セキュリティソフトがいらない」といった誤解が拡がっていますが、PCと同様のセキュリティ対策が必要であることをまず認識してください。
セキュリティソフトによるウイルス対策や、脆弱性対策などの必要な対策をしっかり行いましょう。
セキュリティソフト選びのコツ
感染するウイルスも同じであれば、使えるセキュリティソフトの種類もPCと変わらないWindowsタブレット。
ですが、セキュリティソフトを選ぶ上で「注意すべき点」もあります。
Windowsタブレットは、PCと比較してスペックがやや劣るケースが多いです。デスクトップと比較しても当然ですが、ノートPCと比べても処理能力が数段低いCPUなどを搭載していることが多いです。
そのため、動作を重くしてしまうセキュリティソフトをインストールしてしまうことで、その影響を非常に大きく受けてしまいます。それを防ぐためにも、動作の軽さを重視してセキュリティソフトを選ぶことをおすすめします。
また、使用頻度や用途(重要なデータを扱わないなど)によっては、無料のウイルス対策を活用するというのも手です。
タブレットならではのセキュリティ対策も
基本的なセキュリティ対策はPCと全く一緒ですが、タブレットという形状ならではの必要な対策もあります。
盗難・紛失対策はより厳重に
タブレットは持ち運びに適した形状であるため、外出先に持ち歩いているという人も少なくないでしょう。
持ち運ぶ場合は盗難や紛失のリスクが一気に高まるため、それに対する対策も必要です。Windows対応のセキュリティソフトに紛失・盗難時に位置を割り出す機能を持ったものもあります(ESETの上位版)が、スマホと違ってネットに常時接続していない点などを考えると、その有効性にはやや疑問が残ります。
なくしたり、盗まれることを前提に
- パスワードでロックする
- 重要なデータを出来るだけ保存しない
- 定期的にデータのバックアップをする
といった点を心がけるようにしましょう。
持ち歩かない場合でも、空き巣がタブレット端末を盗んでいく事例が増えています。自宅用のWindowsタブレットにおいても、こうした対策は有効です。
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