iPhone13にセキュリティソフトは必要か?
2021年9月に発売が開始されたiPhone13。最新のiPhoneにはセキュリティソフトは必要なのか、また従来モデルとのセキュリティ機能の違いを分かりやすく解説します。
目次
iPhone13のセキュリティ面での機能強化は
まずはiPhone13の特徴を解説します。
セキュリティ面での大きな変化は無い
iPhone13では更に高速化されたチップを搭載し、シネマティックモードが追加されたカメラ機能などに注目が集まっています。
一方、セキュリティ面については従来型と大きな違いは無いと言えます。特に大きな変更は加えられていません。
iPhone13にセキュリティソフトは必要か
では、iPhone13にはセキュリティソフトは必要なのか。従来の動向も交えながら解説します。
ウイルス対策は必要無い
iPhoneはiPhone13に限らず、ウイルス対策の必要が無いと言える状況が2007年の初代登場以来続いています。
iOSではアプリをAppleが提供するApp Store以外からは基本的に入手できないなど、AndroidやWindowsと比べて自由が制約されている分、セキュリティが強固であるメリットがあります。
これまでにも散発的にiOSを狙ったウイルスが確認されたことが無いわけではありませんが、感染が拡大したことはありません。
したがって、iPhone13においても特段のウイルス対策は必要無いと言えます。
ウイルス対策ソフトがそもそも存在しない
そもそも、iOSで使える「ウイルス対策ソフト」は存在しません。Appleが認めていないため、App Storeに掲載されることが無いため、存在しないと言い切ることが出来ます。2012年頃だったと記憶していますが、Macのウイルスチェックを出来る機能を持ったiOSアプリがApp Storeから「削除」される事件がありました。それほどAppleは「ウイルスチェック」機能を厳しく弾いています。
iOS用にウイルスバスターやノートン、マカフィーなどの「セキュリティアプリ」が提供されていますが、いずれも「ウイルス検知・駆除機能」はありません。
私は各社の製品発表会にもご招待いただき、また実機テストも行っていますが、iOSのセキュリティアプリにはウイルス検知機能はありません。また、iOSの標準機能で代替できるような機能しか無いので、購入する必要も無いですし無料でもインストールする必要性は低いのでおすすめしません。
携帯電話ショップなどでは、月額制を含めiPhoneユーザーに「セキュリティアプリ」を売りつける事例が多々ありますが、必要無いので解約をおすすめします。
フリーWiFiを接続する場合はVPNを使おう
ただし、フリーWiFiを利用する機会がある人には「VPN」と呼ばれるアプリの利用を推奨します。
誰でも自由に使えるフリーWiFiの多くは、電波を傍受することで通信している内容を盗み見ることが容易です。専用の解析ソフトがあれば中学生でも可能です。空港、大手チェーンを含むカフェなど、多くのフリーWiFiにはリスクがあります。
VPNを利用することで、通信している内容を「暗号化」することが出来、もし電波を傍受されても通信内容を盗み見られるリスクは限りなくゼロにできます。フリーWiFiを利用する機会が多い人は、年間数千円掛かりますがVPNの利用を推奨します。
操作は簡単で、フリーWiFiに接続する前にアプリを起動するだけなので、初心者の人でも簡単に扱えます。