iOSで必要な対策は?
iPhone iPadのウイルススキャンでも紹介しているように、iOSで使える「ウイルス対策アプリ」は今のところありません。だからといって何もしないでいい、というわけではありません。iOSでは以下の2点をしっかり対策する必要があります。
1.「危険」から遠ざかる
ウイルスなどの「危険」にiPhone/iPadを近づけないことが大切です。最近はwifiの盗聴やフィッシング詐欺といった脅威も無視できないので、これらの危険と遭遇する「リスク」を減らすのを助けてくれるセキュリティアプリを使いましょう。
2.「アプリ」に気をつける
総務省がAndroidの人気上位100個のアプリを調査したところ、14%のアプリが不正に位置情報などの個人情報を外部に送信していたそうです。iOSでも間違いなく状況は一緒です。iOSではウイルス感染の心配よりも、自分の意思でインストールしたアプリからの情報流出に気をつける必要があります。
どのセキュリティアプリを使えばいいの?
実はiOSのセキュリティは標準でもかなり高い状態なので、必要な対策はそれほど多くありません。例えば上で紹介した「フィッシング詐欺対策」は、標準ブラウザであるSafariにも備わっています。また、iOSにとって重大なセキュリティリスクである「盗難・紛失」についても、標準機能のみでしっかり対応出来ます。
従って、まずはお使いのiOSの設定状況を確認してください(参考:でiOSを安全に使うには?) それだけでも充分、セキュリティ上のリスクは排除できます。
ウイルスバスターやノートンに3000円も払う必要は今のところ全くありません(状況が変わる場合もあるので、定期的に情報収集をしてください)
外出先でWi-Fiを利用するなら
外出先でWiFi(公衆無線LAN)を利用する人も多いと思います。こうしたWiFiの中には、通信内容が他の誰かに丸見えになってしまう恐れのあるものが多数あります(詳しくは「情報が筒抜けになるWiFi」) 一番良いのは信頼できないWiFiに接続しないことですが、そうも言っていられない人もいるでしょう。
そんな人におすすめなのが、VPNアプリです。このアプリを使うことで通信内容を全て暗号化出来るため、他の誰かに盗み見られるリスクをかなり低減出来ます。使用頻度が少ない人は無料版(通信速度は遅め)で充分ですが、よく使う人は有料版を買う価値は充分あります。
なお、WiMAXなどのモバイルルーターや、ちゃんと設定された自宅のWiFiしか利用しない、という人は特に心配しなくてOKです(盗聴リスクが低いため)
VPNアプリWifiを使う人必見! 無線LANの盗聴に大きな効果を上げるアプリ |
まとめ
iOSのセキュリティは優秀なので、まずは標準の機能を活用することを考えてください。必ずしもお金を掛ける必要はありません。(参考: iPhoneのセキュリティソフトにお金を払う必要は無い!)
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