iPhone/iPadの盗難・紛失対策
警視庁(都内)は平成24年の1年間で、なんと13.9万台もの携帯電話を遺失物として受け取り、そのうち2.3万台を持ち主不明で処分しています。紛失や盗難は他人事ではありません。
iPhoneやiPadの紛失・盗難リスクにそなえた対策を紹介します。
目次
iPhoneの盗難リスクは高い
本題に入る前に、iPhoneの盗難リスクについて簡単に説明します。
iPhoneやiPadは世界的に人気があり、中古でも高値で取引されています。
そのため盗難被害も少なくありません。カフェで席を確保するためにiPhoneを置いておくとか、そうした「不注意」は禁物です。
「iPhone/iPadを探す」という機能を活用しよう
iOSには「iPhoneを探す」「iPadを探す」という便利な機能が標準で付いています。iCloudにログインしてこの機能を使うことで、盗難・紛失時に以下の動作を実行できます。
位置を特定する
GPSを利用して、iOSの居場所を特定することが出来ます。精度の方は、地図アプリで自分の居場所を確認するのと全く変わりないです。当然、地下やビルの合間のようなGPSの電波が届きにくい場所では、位置を特定出来ないか精度が落ちます。
サイレンを鳴らす
大音量でアラームを鳴らすことが出来ます。部屋の中でどこに置いたのか分からなくなった時などに役立ちそうですね。iOS側でロックを解除すれば、すぐに音は停止出来ます。
「紛失モード」
主な機能は以下の2つです。
一つは、他人が勝手に端末を操作出来ないようにロックをかけること。端末内の大事なデータを盗み見られるリスクを軽減することが出来ます。
二つ目は画面上に任意のメッセージを表示出来ることです。例えば「すぐに取りに行くので、そのまま置いておいてください」とか、「お手数ですがお近くの交番に届けてください」といった文章、あるいは連絡先を表示することも可能です。
データを消去する
端末がどこに行ったのか分からないし、返ってくる宛もない時の最終手段です。端末内の全てのデータを削除し、あなたの個人情報が他人に渡ってしまうのを防ぎます。最終手段として検討してください。
なお、こうした事態に陥る事を日頃から想定して、こまめにバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
今すぐ確認! 設定方法は
この設定をしておくことで、端末をなくしてしまったときに他のiPhoneやパソコンのiCloud画面上から操作をすることが可能になります。今すぐ設定しましょう!
また、いざという時に使えないと困るので、この機会に一度試してみてください。訓練は大事です。
位置特定や「サイレンを鳴らす」くらいなら簡単にテストできます。くれぐれも間違えて「データ消去」を実行しないようにしてください。
弱点もある
便利な「iPheoneを探す」ですが、弱点もあります。
この機能は端末本体の電源がオフになっていたり、あるいは外部との通信が無い場合には全く役に立ちません。遠隔操作をするには当然、外部から指令を送る必要があるわけですが、その指令を届ける術が無ければ全く何も出来ないのです。過度の期待は禁物です。
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