デビットカード払いでは手数料が掛からない!
デビットカードを使ってお店やネット通販で買い物をしても、手数料を取られることは基本的にありません(規約で禁止されているため) 一方、カードによっては1%のポイントが付く場合もあり、現金払いと比べて断然お得です。
では、こうした仕組みはどのように維持されているのでしょうか。デビットカードの仕組みの裏側を解説します!
目次
デビットカードでの買い物には手数料が掛からない!
デビットカードを使って買い物をすると、自動的に銀行の口座から決済をしてくれるシステムはとても便利ですね。
でも、ATMでお金をおろしてくる手間がかからないぶん、デビットカードで決済をすると手数料がかかってしまうのではないかと思っていませんか?
それは、大きな勘違いです。
カード払いは手数料無料です
デビットカードでの決済に、手数料はかかりません。デビットカードでの支払いに、買い物をした代金以上の金額を請求されることはありません。
カードの種類によってはデビットカードを利用するための年会費がかかる場合がありますが、カードで買い物をするたびに手数料が請求されることはありません。年会費無料のデビットカードの場合ももちろん、支払いをするときの手数料は無料です。
しかもポイントも付きます
デビットカードの魅力は便利さだけでなく、買い物や食事をするたびにポイントが貯まるというお得なサービス。お店などのポイントサービスとは別に、デビットカードにポイントが貯まります。
貯まったポイントは他のポイントや現金に交換したりして、さらにお得に使えます。ただし、ポイント交換の内容や条件はカードの種類によって異なるので、デビットカードの申込みをするときは、ポイントサービスの内容をしっかりチェックしておくことが大切ですね。
カード払いで手数料を取るのは規約違反?
デビットカードの加盟店であれば、いつでも、金額の大小にかかわらずデビットカードで支払いをすることができます。
しかしお店によっては、少額の支払いやランチタイムはデビットカードでの支払い不可、あるいは、デビットカードで支払いをするための決済手数料を請求しているところも一部あるようです。
こうしたケースは、実はカードの規約違反です(お店側の違反)
基本的に「やってはならないこと」なので、カード会社の方に皆で苦情を言えば最悪その店ではカードの利用が停止されます。
なお、オーストラリアなど一部の国では手数料の徴収が認められている場合もあります。
デビットカードで手数料が掛からない秘密は?
デビットカードで買い物をしたときのポイントサービスや、デビットカードの決済システム。この、便利でお得なサービスは、一体どのように運営されているのでしょうか?ポイントサービスなどにかかる経費を支払ってくれているのは、一体誰なのでしょうか?
お店側が「加盟店手数料」を負担している
その正体は、デビットカードの加盟店が支払う「加盟店手数料」です。
お客さんがデビットカードを利用すると、お店がデビットカードの管理会社に手数料を支払う仕組みになっており、そのお金でデビットカードの決済システムやポイントサービスの運営費用がまかなわれています。
つまり、デビットカードに加盟するたくさんのショップ、飲食店、デパートなどが、デビットカードの決済システムやポイントサービスを支えてくれているということなのです。
ちなみに、お店の業種にもよりますが3〜7%程度であることが多いようです。
お店がデビットカードに加盟するメリットは?
では、お店側にとって、手数料を支払ってまでデビットカードに加盟するメリットはあるのでしょうか?
確かに、お店にとって加盟店手数料は大きな負担ですが、デビットカードを導入することによってお店の利用者が増え、より高額の買い物をしてもらえる機会が増えます。
また、レジでお客さんとやり取りする現金を減らすことができる、という点もメリットです。両替の手数料や、お釣りを用意したりお金を管理する手間が減ることや、盗難のリスクを減らせるという利点があります。
つまり、デビットカードに加盟することは、お店側にとっても大きなメリットがあるのです。