「PCがウイルスに感染している」という警告画面
ネットサーフィン中に突然現れる「PCがウイルスに感染している」という警告画面について、対処方法や危険性を分かりやすく解説します。
目次
実際の偽警告画面
まずは実際の「警告画面」を見てみましょう。
動画で見てみよう
ネットサーフィンをしていると、突然セキュリティソフトであるノートンのウイルス検知画面を模した画面が表示され、ウイルスが検出されたので今すぐアップデートが必要である、と脅してきます(2019年4月1日遭遇)
英語版もある
こちらは日本語版でしたが、英語版もあります。
私が遭遇した英語版では警告音も流れて、緊張感を煽られました。
騙されるとどうなるの?
こうした偽警告画面に騙されるとどのような被害が起こるのか、分析しました。
不必要なソフトをインストールさせられる
今回遭遇したケースでは、アップデートと称して「OneSafe PC Cleaner」というソフトをインストールするように誘導していました。
このソフト自体はウイルスなどではなく、PCメンテナンスを謳ったソフトです。ウイルスに感染しているとユーザーを脅してソフトをインストールさせ、製品を購入させる仕組みを取っていることから国内外で「詐欺ソフト」という評判が定着しています。
インストールしただけなら特に被害は発生しないと見られますが、騙されて購入してしまうと無駄なソフトにお金を払うことになってしまいます。
「サポート費用」を騙し取られる
今回は不必要なソフトの購入を狙ったものでしたが、全く同じ手口で「サポート詐欺」につながるものがあります。
サポート詐欺とは、ウイルス感染の偽アラート画面を見たユーザーに電話を掛けさせ、ウイルスの駆除を行ったなどと嘘の名目で多額の費用(安くても数千円〜数万円)をだまし取る手口です。
残念ながら日本人の被害が多いので、くれぐれも注意してください。
遭遇した場合の対処方法
こうした偽警告に遭遇した場合の対応を紹介して終わります。
何もせずウィンドウを閉じればOK
恐怖を感じる場合もあるかもしれませんが、特に何もせずにウィンドウを閉じて大丈夫です。今回も特に支障無く閉じることができました。
ブラウザの画面上にノートンの操作画面のようなものが表示されますが、こちらを閉じようとしても閉じることは出来ません。ブラウザのウィンドウ、もしくはタブごと閉じましょう。
不安であれば、お使いのセキュリティソフトで念の為ウイルススキャンをすることをおすすめします。