ノートンダークウェブモニタリングの評価

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ノートンダークウェブモニタリングとは?


 テレビCMも放映されているノートンダークウェブモニタリング。このアプリには何ができ、どのように活用できるのか分かりやすく解説します。



何のためのアプリなの?


 まずはこのアプリに「何が出来るのか」を解説します。


そもそもダークウェブとは


 本題に入る前に、まずはアプリ名に入っている「ダークウェブ」について簡単に解説します。


 インターネットの世界には、ダークウェブと呼ばれる「暗黒の世界」があります。通常のウェブサイトであれば、ChromeやInternet Explorerといったブラウザを開けば誰でも簡単にアクセスすることが出来ますが、ダークウェブは専用のブラウザなどを使用しないとアクセスできません。


TorBrowser

TorBrowserという専用のブラウザを使う

 ダークウェブにアクセスするには、各国の諜報機関や警察組織でも解読が難しいとされている高度な暗号化技術が必要で、ダークウェブ上での活動はきわめて匿名性が高いとされています。


 その匿名性を隠れ蓑として、ダークウェブでは様々な「非合法の」ものが売り買いされています。違法薬物や拳銃などの銃器、あるいは膨大な個人情報のデータなども取引されています。


個人情報の「流出」を通知してくれる


 ノートンダークウェブモニタリングは、あなたの個人情報がダークウェブ上で出回っていないかをチェックできるアプリです。


 アメリカに本社を置く大手セキュリティ企業であるノートンがダークウェブ上を監視し、予めアプリに登録したあなたの個人情報と照合して、個人情報の流出を検知する仕組みです。


ノートンダークウェブモニタリング


監視できる個人情報の種類は?


 流出をチェックできる主な個人情報は以下のものです。


  • メールアドレス
  • 住所
  • クレジットカード情報
  • 電話番号
  • 銀行口座情報
  • 健康保険証・運転免許証番号

 これらの個人情報をノートンに登録すると、ダークウェブ上で自分の個人情報が出回っていないかを確認することができます。また、新たに出回ってしまった場合は通知を出して知らせてくれます。


ダークウェブモニタリングの使い方・活用方法


 個人情報が流出してしまっていることを知ったら、どうしたらいいのか。対処方法を紹介します。


「流出」を検知した場合の対処方法は?


 実は自分の個人情報が「流出」してしまっている可能性は、意外と低くはなく珍しいことではありません。では、流出してしまっていることが判明した場合はどうすればいいのか。


 やるべきことは、「変えられる」ものはすぐ「変える」ということです。  残念ながら住所、あるいは電話番号を変えるのは難しいでしょうが、特にクレジットカード番号が流出してしまっていた場合は、速やかにカード会社に連絡して新しいカード番号などを発行してもらうべきです。


ノートンダークウェブモニタリング

ウェブでも確認できる

 そのままにしておくと不正利用の被害に遭う可能性がありますし、流出を把握しているのに何もせず放置した場合は不正利用補償が受けられず、被害額を自己負担しなくてはならなくなる可能性もあります。


 メールアドレスは最も流出頻度が大きい個人情報です。メールアドレスも可能であれば変更をおすすめしますが、次々と様々なところから流出するので「キリがない」とも言えます。ウェブサイトのログインIDとして使用しているアドレスの流出が分かった場合は、すぐにパスワードだけでも変更してください。そのままにしておくとアカウントを乗っ取られる恐れがあります。


「セキュリティソフト」との併用が必要


ノートンセキュリティ

ノートンのセキュリティソフト

 ノートンダークウェブモニタリングは端末のウイルス感染を検知できるアプリではありません。必ずセキュリティソフト・アプリとの併用が必要です。


 なお、iPhoneやiPadなどの「iOS」はウイルス感染リスクがきわめて低いうえ、ウイルス検出アプリが存在しないためセキュリティアプリなどを導入する必要はありません。


個人情報はなぜ流出するのか


 個人情報は意外と流出しているものです。では、どのように流出するのか。主な経路は以下の2つです。


  • 利用しているサイトが攻撃を受けて流出してしまった
  • 自分で犯罪サイトに入力してしまった

 まずひとつ目は、Yahoo!やAdobeといった大手企業のウェブサービスも含めて、自分が利用しているサイトが攻撃を受けて個人情報を流出してしまった事例です。過去に世界中で、数百万件単位のメールアドレスなどの情報が流出したケースは枚挙にいとまがないという状況です。


 また、個人情報を収集することを目的として開設されたサイトに、自分自身で個人情報を入力してしまっていた、という事例もあります。懸賞、メルマガなど様々な罠があります。


価格


 Amazonなどで1年2千円台で購入できます。セキュリティソフトとは異なり、端末ごとに導入する必要は無く「一人1ライセンス」で十分です。


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