「期限切れ」はなぜ危険なのか
多くのセキュリティソフトでは、使用を開始した日から1年・3年といったかたちで「使用期限」が設けられています。では、その期限が切れたあとはどうなるのか。期限切れによって生じる「危険性」も含めて、詳しく解説していきます。
目次
期限切れセキュリティソフトは何故危険なの?
まずは期限が切れると何が起こるのか、またそれによってどんなリスクが生じるのかを解説します。
期限切れ=機能停止 ではない
意外かもしれませんが、ライセンスが切れたセキュリティソフトは即機能停止になるわけではありません。期限が切れたあとも、セキュリティソフトとしてウイルスの検知を続けます(一部機能は停止する場合がある)
検出力は日に日に低下していく
期限が切れてもそのままなら、更新しなくてもいいじゃん! と思った人もいるかもしれません。ですがそれは違います。
セキュリティソフトは、毎日膨大に新種が生み出されるウイルスに対抗するため、「定義ファイル」と呼ばれるウイルスを検知するために必要なファイルの更新を、1日に何度も行っています。
ライセンス切れとなったセキュリティソフトでは、この定義ファイルの更新が行われません。そのため、ウイルスを検出する能力が日に日に低下していきます(ちなみに、ノートンは1日200回以上も定義ファイルを更新します)
ウイルスは世界中で「1秒に1.5個」という驚異的なスピードで新種が生み出されていると言われています。数日放置するだけでも、検知できないウイルスの種類は膨大な数に及ぶため、期限切れのまま放置することは危険です。また、セキュリティソフトをインストールしておく意味がありません。
期限切れを防ぐには
では、期限切れを防ぐために何をすべきか。具体的な方法を紹介します。
使用中のソフトをチェックしよう
使用中のセキュリティソフトのライセンスが切れていないか確認してみましょう。
具体的な方法については、以下の記事を参考にしてください。
お使いのセキュリティソフトの操作画面を開くと、期限が切れている場合は警告が表示されているはずです。
更新忘れを防ぐには
期限が切れる1ヶ月程度前から画面右下にポップアップが表示され、更新を促すソフトも多いです。PCを起動する度に警告が表示され、期限が切れた後も警告が表示され続けるため、それを見逃さなければ「更新忘れ」は起きないはずです。
それでも不安だ、もしくは更新自体が面倒だという人は更新不要でずっと使える「更新不要版」「永久版」というタイプのセキュリティソフトがあるので、こちらをおすすめします。