Win10のセキュリティ機能
Windows 10はセキュリティ面でも大きく進化します。これまでの機能に加えて、特徴的な新機能も追加されます。以下、Windows 10のセキュリティ関連の機能について解説します。
Windows Defender
Windows8にも標準装備されていた「Windows Defender」はWindows 10にもあります。この機能はウイルスを始めとするマルウェア対策の機能で、ウイルス対策ソフトとしての機能を持っています。
残念ながらウイルスの検出性能がとても低いため、この機能に頼ることは推奨できませんが、「うっかり」セキュリティソフトを使い忘れても最低限のウイルス対策は可能です。詳細はWindows 10にもセキュリティソフトは必要なの?にて説明しているので、こちらをご覧ください。
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Windowsファイアウォール
こちらもWindows XP以降の伝統で、標準装備です。Windows Defenderと同様、これに頼るのはあまりおすすめできませんが、最近は有料のセキュリティソフトでも自前のファイアウォールを持たずに、Windowsファイアウォールに相乗りするソフトが増えています。
Windows Hello
Windows 10では「Windows Hello」という新機能が追加されます。この機能は虹彩認証、指紋認証、顔認証によって構成される生体認証システムです。今まではパソコンを立ち上げて、ログインする時にパスワードを入力していましたよね? Windows Helloを使えば、面倒なパスワード入力の代わりに指紋センサーやカメラで本人確認が出来るので、楽チンです。もちろんパスワードと違って偽造や流出のリスクもありませんから、セキュリティは格段に向上しますね。
また、生体認証は端末へのログインだけで終わりません。MicrosoftはVISAやGoogleなどが加盟する生体認証の国際的な団体と連携し、生体認証システムをより広範囲で使えるよう検討を進めています。例えばGmailにログインする時に生体認証を使ったり、FacebookやTwitterといったSNS、Amazonや楽天などの通販サイト、ネットバンキングでも生体認証を利用できるようになるかもしれません。時間はかかると思いますが、面倒なパスワード入力から少しずつ解放されることになりそうです。これでパスワードを覚えておく必要も無くなりますし、ログイン情報が流出するリスクからも解放されますね。
もちろん、お使いのWindows 10のマシン自体が生体認証に対応していないとWindows Helloは使えません(対応カメラや指紋センサー等) また、従来どおりパスワードによる認証にも引き続き対応しているので、ご安心ください。
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アプリの権限の管理
PC、タブレット、スマホ(Windows Phone)で共通となったことで、使用する機会が増えるであろうWindowsアプリ。そんなWindowsアプリの権限を設定画面から確認・管理できます。各アプリに付与される権限(位置情報へのアクセス、連絡先データへのアクセス等)を一覧で確認でき、その上で「このアプリにこの権限は必要ないだろう」と思われるものについては、ワンクリックで権限を外すことが可能です。
スマホやタブレットでは、自分でインストールしたアプリによって引き起こされる「意図せぬ個人情報流出」が問題になっています。「懐中電灯アプリ」をインストールしたはずが、実は電話帳のデータを盗むための「不正アプリ」で、電話帳が流出してしまった、といったようなことが起きているのです。この機能を活用すれば、そうしたアプリによる個人情報流出に効果があるでしょう。
他にも・・
上記で紹介している以外にも、主に企業向けのセキュリティ向上に役立つ新機能がいくつかありますが、当サイトは個人向けにセキュリティソフトを紹介しているサイトなので、その辺りは割愛します。
Windows 10のセキュリティソフトは・・
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