勝手にインストールされるアバスト
「アバスト フリーアンチウイルス」が勝手にインストールされてしまう事例が相次いでいます。対処方法と、勝手にインストールされてしまった原因を紹介します。
目次
avastが知らぬ間にインストールされる理由
まずはアバストが勝手にインストールされてしまった原因を解説します。
他のフリーソフトに紛れ込むことが多い
アバストが「勝手に」インストールされてしまう原因としてよくあるのが、他のフリーソフトをインストールする際、あるいはアップデート(更新)するタイミングです。
自分がインストールしたいと思ってインストールを進めていく際に、以下のような画面が紛れ込んでいる場合があります。
この画面をよく見ずに「同意する」をクリックしてしまうと、アバストが一緒にインストールされてしまいます。私が観測している範囲では、無料動画再生ソフトとして有名なGOM Playerのインストール・アップデート手順にアバストのインストールが差し込まれており、アップデートする度にアバストをインストールしてしまいそうになります。
勝手にインストールされないための注意点は
アバストに限らず、このような形でほかのフリーソフトに紛れ込むような形でインストールされてしまうソフトは数多く存在します(有名なところだと「hao123」とか)
勝手にインストールされてしまうと、場合によってはPCの設定が勝手に変えられて不便を強いられる場合もあります。例えばブラウザの「ホーム」が変わってしまうこともあります。
防ぐための対策としては、フリーソフトをインストールしたりアンインストールする際には、必ずインストール画面を一つ一つ確認した上で、手順を進めていくということに尽きます。
アバスト自体に危険性は無い
気になる「アバスト」の危険性についてですが、インストールされてしまったアバストが本物のアバストであるとすれば、それ自体がウイルス感染などのセキュリティリスクになることはありません。
アバストはWindows向けのセキュリティソフトとしては世界シェア1位の企業で、アバスト自体もちゃんとした「無料セキュリティソフト」です。
無料でアンチウイルスソフトを配布して、そこから有料版の購入につなげるフリーミアムモデルで成長してきた会社です。無料版のアバストをインストールしていると、定期的に有料版の購入を促すポップアップが表示されます。
アバストの詳細な評価については、以下のレビュー記事をご覧ください。
セキュリティソフトの二重使用は危険
なお、既にアバストとは別のセキュリティソフト(ウイルスバスターなど)をインストールしている場合は、アバストを併用することでPCにトラブルが発生する場合があるので注意が必要です。
セキュリティソフトは基本的にPC1台につき1種類の使用が基本となっており、複数併用することでPCに不具合が出る場合があります。
不必要にインストールされた時の対処方法
アバストなんか必要無いよ、という人のために対処方法を紹介します。
アンインストールすればOK
既に別のセキュリティソフトを使用している場合など、アバストが「不要」であるならばそのまま何も気にせずアンインストールして問題はありません。アバストフリーアンチウイルスは無料のソフトなので、お金が請求されることもありません。
なお、有料の上位版を購入してしまった場合は、ライセンスが自動更新になっていないか確認してください。自動更新になっている場合は、クレジットカードに毎年代金が請求されてしまいます。
ブラウザのアドオンも要チェック
アバストの場合、インストールすることでChromeやFirefoxといったブラウザにアドオンが追加される場合があります。
これらのアドオンについても、不必要であればブラウザから削除してかまいません。