実測テストに基づく「重い」セキュリティソフトの一覧

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「重い」セキュリティソフトとは


 2007年からセキュリティソフトの実機レビューを続けている私ですが、令和になった今でも動作が「重い」と言わざるを得ないセキュリティソフトは少なくありません。実機テストの結果をふまえて紹介するとともに、対策を紹介します。






重いセキュリティソフトはコレ


 全43ソフトの独自テストの結果や、海外調査機関のレポートをもとに「重いセキュリティソフト」を紹介します。


G Data


G Dataの操作画面


 ドイツ製のセキュリティソフトです。日本での知名度は非常に低いですが、10年以上前から日本語版の販売が続いています。また、本国をはじめEU圏では一定のシェアを獲得しています。


 当サイトでも2008年ごろからG Dataのレビューを掲載し、都度テストしなおしていますが、使ってみて毎回感じるのはただただ重いということです。さすがに最近の上位スペックのパソコンではフリーズこそしないものの、特にウェブページの読み込みなどでもたつきを感じ、ストレスを感じます。以前はフリーズしていましたが、フリーズしなくなったのはPCの性能向上のおかげでは?と思うほど、進化も感じられません。


 寄せられた口コミでも「重い」という評価が目立ちます。


セキュリティソフトが「重い」原因


 なぜセキュリティソフトは「重い」のか、その原因を解説します。


常駐して検査している


 「セキュリティソフト」と呼ばれるものは、パソコン上で常に動作を一つ一つ監視し、問題が無いかを検査し続けています。


 そうした検査をするためにCPUやメモリーに負荷を与えることで、PCの動作が「遅くなった」「重くなった」と感じることがあります。


 特に2008年頃までは多くのセキュリティソフトがとても重く、ユーザーのストレスの原因となっていましたが、2008年頃を境にして多くのセキュリティソフトが負荷を大きく軽減しましたが、今でも重いセキュリティソフトは重いです。


セキュリティソフトはPCに負荷を掛ける

CPUやメモリーなどに負荷が掛かる

PCとの相性の問題も


 また、見逃せないのがセキュリティソフトとパソコンの「相性」という問題です。


 私も毎年数十以上のセキュリティソフトを代わる代わるインストールしてはアンイストールしてを繰り返しているので何度も経験がありますが、同じセキュリティソフトを使っても使用するPCとの相性によって使用感が全く変わってしまうことは珍しくありません。


 これは「Vaio Type ○」のような機種ごとの問題ではなく、完全に個体差なのでどのセキュリティソフトとの相性が良いのか、悪いのかはインストールするまで分かりません。また、同じPCでも相性による問題が出る時もあれば、出ない時もあります。


 私の経験上、ノートンは相性によるトラブルが少ない(というか私はこれまでに未経験)ですが、スーパーセキュリティは相性によるトラブルが出やすい(10年の間に2度経験)など、セキュリティソフトによって相性の問題が出やすいもの・出にくいものもあります。


重いセキュリティソフトへの対策は?


 重いセキュリティソフトへの対策を指南します。


無料体験版を試してから購入する


 ほとんどのセキュリティソフトには、30日など一定期間使える「無料体験版」があります。これを使ってみれば、そのセキュリティソフトが重いかどうか買う前に分かりますし、PCとの相性も分かります。


 無料体験版をインストールして問題が無ければ、お金を払えばそのまま製品版(有料版)として使い続けることができるので、実はそれほどの手間でもありません。


 セキュリティソフトは数千円以上と決して安い買い物ではありませんし、一度購入すると1年以上は使い続けるものです。失敗して後悔を長く続けることのないよう、ほんの少しの手間を惜しまないでほしいと思います。




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