アクセスする前に、まず確認を
突然届いた怪しいメール。
いかがわしいサイトの怪しいリンク。
もしアクセスした先がウイルスサイトやフィッシング詐欺サイトだった場合、PCやスマホに重大な被害が及ぶ危険性があります。それを防ぐのに役立つのが「URLチェッカー」と呼ばれる、無料のウェブサービスです。
おすすめのURLチェッカーを紹介するので、ぜひ一つでも二つでもお気に入りを見つけて、ブックマークに入れておいてください。
では早速見ていきましょう。
目次
URLチェッカー
WEB上でサイトに安全性を無料で診断してくれるサービスです。
SecURL(セキュアール)
https://securl.nu/
入力したURLにウイルス感染のリスクやフィッシング詐欺のリスクが無いか診断してくれるサービスです。
それだけなら他のサービスと何ら変わり無いのですが、SecURLはもう一歩踏み込んだ機能を持っています。
他のサービスは安全性の診断に留まりますが、SecURLは安全な形に加工した上でサイトのキャプチャー画面を表示します。また、ブラウザ上でアクセスするのと同じように(表示時間は数秒掛かりますが・・)リンクをクリックすることが出来るので、利用に不安のあるサイトを閲覧するのに便利です。
操作画面もポップな感じで親しみやすいので、一番おすすめです。
VirusTotal
https://www.virustotal.com/ja/#url
64のアンチウイルスエンジンを利用して、一括してそのURLにウイルス(マルウェア)が含まれていないか診断するサービスです(フィッシング詐欺については対象外) AviraやBitDefender、ESETなど著名なアンチウイルスエンジンも利用出来るので、安心感は格段に高いですね。
たくさんのアンチウイルスエンジンを同時に使うため、少数のエンジンが誤検知を起こすこともあります。危険と判断したエンジンが0なら安心出来ますが、数個程度なら誤検知の可能性もあるので、自己判断が必要となります。
gred
http://www.gred.jp/
フィッシング詐欺やマルウェア感染を診断するサービスです。
サイトのプラグイン(ページの表示に必要なプログラム)の接続先や、個別のプラグインの安全性を診断してくれる点がおもしろいです。当サイトを診断したところ、米国やアイルランドにも接続していたのが意外でした。
ノートン Safe Web
http://safeweb.norton.com/
「ノートン」でおなじみ、米国シマンテック社のサービスです。残念ながら日本語に対応しておらず、レポート画面も細かく読んでいくのは大変ですが、安全か危険かどうかの判断は英語力が無くても簡単に分かります。
URLごとの診断ではなく、ドメインごとの診断をしているようです。サイト全体が安全なのか、それとも危険サイトなのか判断します。
TrendMicro Site Safety Center
ウイルスバスターでおなじみ、トレンドマイクロ社のURLチェックサービスです。日本語にも対応しています。
トレンドマイクロのデータベースを使って、URLごとにウイルス感染やフィッシング詐欺の兆候を検知し安全性を診断します。
フィッシング詐欺は自己防衛が基本
上で挙げたURLチェッカーのみならず、最近はChromeやFirefoxといったブラウザでもアンチフィッシングなどの機能が強化されています。
ですが、フィッシング詐欺サイトの検知には限界があります。次から次へと、新しいサイトが生まれては消えを繰り返しているからです。ウイルスについてもそうですが、特にフィッシング詐欺は日頃からユーザー一人一人が意識を持ち続けることが、最良の対策であることを忘れないでください。