夜になると回線速度が著しく低下していたのに
私の自宅兼事務所では、フレッツ光をビッグローブのプロバイダーで契約していました。しかし、夜になると回線速度が非常に遅くなり、時には1Mbpsを下回ることも・・ 色々と調べた結果、問題はプロバイダー(ビッグローブ)にあることが判明したので、思い切って乗り替えたところ、手続きから10分後には通信速度が100倍に!なりました。
今回はそんな私の体験談を紹介します。
※何かサービスを勧めることはありません
回線紹介のサイトは胡散臭いものが多くて辟易します
目次
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プロバイダーが原因であると分かった理由
ネットの速度が遅くなる要因は様々です。
宅内の機器(モデムやPC等)の不具合や、マンションの場合は建物内での混雑、またフレッツ等の回線自体の問題などが要因として挙げられます。今回私が、プロバイダーが原因で速度が低下していると判断するに至った理由を説明します。
宅内設備には問題が見られなかった
1台のPCで速度が遅い時は、PCの故障の可能性もあります。実際、私が以前購入したスティックPCではWiFiの通信速度が2Mbps程度しか出ない、という初期不良があったこともあります。
しかし、PCだけでなくスマホやタブレットで試しても遅いものは遅い。また、以前使っていた古い無線LANルーターを引っ張り出して試しても結果は変わらず。終端装置の不調の可能性は残りましたが、昼間はある程度の速度が出ているため、設備の異常の線は消えました。
昼と夜で速度が大きく変わる
上でもサラッと紹介しましたが、昼と夜の速度が大きく異なりました。
昼間は20〜30Mbps(これでも遅いですね・・)なのに対し、夜は概ね2Mbps前後で悪い時は1Mbpsを切るという有様でした。また、昼の回線速度も4ヶ月ほど前までは60Mbps以上出ていたので、状況がどんどん悪くなっていました。
建物内の混雑の可能性は低い
私が現在暮らしているマンション(10階建て)は、再開発のため2ヶ月後には全世帯が退去することになっています。既に何割かの住人が退去済みで、私が暮らしている一つ上のフロアは完全に無人状態になっています。
人がどんどん減っているのに、回線はそれに反比例して遅くなっていく。建物が原因とは考えにくい状況でした。
フレッツ光の回線には問題が無かった
NGN速度測定といって、プロバイダーを介さずに回線の速度を測定出来るサービスがあります。それで計測したところ、夜の混雑時間帯でも100Mbps以上の速度が出ていることが分かりました。従って、回線には問題はありません。
BIGLOBEが設備混雑を認めた
この事実をBIGLOBEのサポートにぶつけたところ、以下のような回答がありました。
「ひかり」コースの接続回線におきまして、アクセス混雑が発生し
これにともない一部地域にてインターネットの通信速度が遅くなる現象が
発生しております。
ご連絡いただいた内容から、アクセス混雑に該当している可能性が高いと思われます。引用元:BIGLOBEサポートからのメール
私がいる東京で混雑が発生しているそうです。
これでプロバイダーが速度低下の原因であると決定づけました。
プロバイダーを乗り換えた効果
効果は絶大!
PCの設定を変更して、新しいプロバイダーに切り替えた瞬間から、今まで1Mbps程度だったのが110Mbpsという高速通信に様変わり! Yahoo!Japanを開くのでさえ、さっきまでとの違いは一目瞭然でした。
翌日以降も、これまでは昼間ですら30Mbpsだったのが120M近く出るようになりました。大満足です。プロバイダーを乗り換えるだけで、こんなにも違うものなんですね。
プロバイダーの乗り換えは10分で終わる
新しいプロバイダーの契約は想像以上に簡単でした。
夜20時過ぎに我慢の限界に達し、新しいプロバイダーを探し始めたので、切り替えは翌日以降になることを覚悟していました。しかし、手続きはネットだけで完結。しかも、個人情報と決済情報(カード番号)を入力する申込画面の次のページでは、既に接続に必要な情報が表示されていたのです!!
これまで何ヶ月にも渡り悩まされていたのに、ほんの数分の手続きで完了するとは・・ とても驚きました。なお、今回は回線(フレッツ)はそのままなので、NTTへの手続きは全く必要ありませんでした。なお、ひかり電話などのサービスを利用している場合は、契約変更だけでは済まないかもしれません。
設定変更も必要
もちろん、接続機器側での設定も必要です。
ルーターを使っていない場合は、コントロールパネルを開いて新しい接続をセットアップするだけなので、5分も掛かりません。
無線LANを含め、ルーターを使っている場合は、ルーターの接続設定を変更する必要があります。私はルーターのパスワードを忘れていたため、ルーターを初期化することから始めたので、少々手間取りました。
なお、ルーターに新しいプロバイダーの情報を設定するだけでいいので、WiFiのパスワードなどはそのままです。スマホなどの接続設定も変更する必要はありませんでした。
旧プロバイダーの解約は少々面倒
これまで使っていたプロバイダーの解約が少々面倒というか厄介です。
まず、BIGLIBEの場合は郵送、もしくはFAXでの手続きのみとなっていました(今回は法人契約)
更に驚いたことに、2年契約を途中で止めるので違約金が5千円発生すると言うのです。まともに利用できないサービスを提供していた側の「契約違反」を棚に上げて、「契約書に書いてあるから」という理由で違約金を請求してくるとは驚きです。支払いの必要性については、専門家と相談して判断したいと思います。
今回私は関係ありませんでしたが、プロバイダーのメールアドレスなどのサービスは、プロバイダーの解約によって使えなくなります。その点もご注意ください。
まとめ
乗り換えることを前提に、長期契約は避けよう
今回の私のように、日が立つに連れて速度がどんどん低下していくこともあります。そんな時に備えて、違約金の発生条件の厳しい会社やプランは避けるのが吉です。
また、ネットの利用契約だけなら乗り換えは簡単です。必要な設備投資を怠るような企業を淘汰していくためにも、プロバイダーの乗り換えがより活発に行われる社会になっていってほしいものです。
プロバイダー乗り換え以外の解決方法も
プロバイダーが原因で通信速度が遅くなっていることも多いものの、プロバイダーを乗り換えるのが面倒だと感じる人も多いでしょう。
その場合は、パブリックDNSを試してみることをおすすめします。
プロバイダーが提供している「DNS」の不調で速度が遅く感じることもあるため、これを切り替えることでサクサク使えるようになることもあります。
パブリックDNSは会員登録不要、利用料も無料で使えるものが多いです。PCやスマホの設定を少し変えるだけで使えます。詳しくは以下の記事で。
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