- 2017年8月11日更新
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丸2年使ったスマートウォッチの経年劣化は?
私は2015年8月にLG Watch Urbaneを購入して以来、2年にわたり毎日腕時計がわりに使っています。
そんな私のスマートウォッチの経年劣化の状況を、詳しくレポートしたいと思います。購入の際の参考、また寿命の目安として参考にして頂ければと思います。
各部分の劣化具合は?
部分ごとに、経年劣化の状況を紹介していきます。
本体
まず気になる傷み具合ですが、細かい擦り傷等はあるものの、目立つ傷は今のところ無いです。目を近づけて見ると擦り傷がたくさん付いていますが、よく見ないと分かりません。塗装のハゲなども分からないです。
電子機器ということでスマホに近いイメージがあるかと思いますが、本体の傷み方は通常の腕時計に近いと思います。以前使っていた電波ソーラー腕時計(シチズン製やカシオ製)と比べても遜色ないと思います。
画面
私は保護フィルムを一度も使用せずに、このスマートウォッチを使っています。
そのため、やはり本体と同様に細かい擦り傷が多く見られるほか、画面が暗転した際にやや目立つ2cmほどの大きなキズも付いています。小さな擦り傷は目を近づけなければ分からない程度ですが、この大きなキズは画面が暗転すると通常の使用でも確認できます。
当機種の前に使っていた別の機種では保護フィルムを使っていましたが、10ヶ月ほど使っても画面自体には全く傷が付いていませんでした(おかげで購入時より高い値段で手放せた) 保護フィルムの効果は大きいようです。
革製バンド
正直、限界です。
バンドとしての使用に問題はありませんが、見た目はヘナヘナだし匂いを嗅いでみると何とも言えない悪臭がします。一般的に腕時計の革バンドの寿命は1年程度と言われているので、換え時はとうに過ぎていると言えそうです。
バッテリー
一番気になるのがバッテリーの劣化だと思います。
購入当時から今に至るまで、充電の頻度は「1日おき」と変わっていません。朝から晩まで活動した日でも、電池の減りは40%程度と、今のところ電池の劣化は「ほぼ無い」という状況です。
一般的にリチウムイオン電池の寿命は「充電300〜500回」と言われています。2年の使用で既に365回以上は充電しているはずですから、そろそろ弱ってくるのかな・・?という不安はあります。
また、充電をする際にクレードルにセットするのですが、セットしてもなかなか充電が始まらないことがあります。以前はわりとスムーズだったので、端子が劣化してきたのかな?という気がします。何度かやり直すと充電できるので、故障とまでは言えないです。
有機ELディスプレイ
私が使っているLG Watch Urbaneは有機ELディスプレイを採用しています。有機ELは高精細、低消費電力といったメリットがある「次世代ディスプレイ」です。
有機ELには液晶ではあまり見られない「焼き付き」という現象が起こりやすいとされています。焼き付きとは、同じ画面を表示し続けることでその画面が残像のように残り続けてしまう症状です。
私のスマートウォッチは購入時から2年、ずっと同じウォッチフェイスで使っているので、焼き付きやすい状況と言えます。しかし今のところ、目を凝らして見ても焼き付きと言えるような現象は起きておらず、何の問題も無いです。
時たま、充電時のグレー背景に薄っすらとウォッチフェイスの時刻表示などの「残像」が見えることがありますが、翌朝起きるときれいに消えて無くなっています。自己再生が上手く働いているようです。
性能面
アプリの動作感などを含めて、今のところ使用に支障があると感じたことは無いです。特に最近はAndroid WEAR2.0にアップデートされたおかげで、以前よりも動作感が良くなりました。
スマートウォッチはあまり処理能力を必要としないため、今後も処理能力面での向上はあまり大きくないでしょう。実際、スマートウォッチ用のプロセッサーは小型化・低消費電力化の方に力が注がれています。
まとめ 2年くらいは余裕
革バンドさえ変えれば、今のところ使用に何の問題も無いです。少なくとも2年くらいは「余裕で」使えるというのが結論になります。
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