特にお子さん用のAndroid端末におすすめ 機能・性能ともにAndroid用セキュリティアプリとしては最高水準の内容です。一部機能を省略したものが、ドコモやソフトバンクでユーザー向けに提供されていることからも、その信頼性が分かります。 一般ユーザーにもおすすめですが、特にお子さんのいるご家庭では、間違いなくマカフィーを選んだ方が良いと言える内容になっています。 |
軽さ | ウイルス対策 | 盗難紛失対策 | 着信拒否 | 危険サイト対策 | バックアップ |
---|---|---|---|---|---|
軽い |
99.90% |
目次
マカフィー モバイルセキュリティの評価(総評)
セキュリティ性能
機能・性能ともにトップクラスと評価します。
他のセキュリティアプリが持っている機能はほぼ全て揃っていますし、性能に関しても各テストで高い成績を残していますから、安心して使えます。ドコモやソフトバンクが採用しているだけのことはあります。
(機能が大幅に制限されたものが提供中:価格はドコモが月200円、SB300円)
動作の軽さ
軽いです。
前回2014年に試した時は「重い」と評価したのですが、大幅に改善されたようです。AndroidのOS自体が軽くなっている影響も否定できませんが、Android5.0と6.0のスマホで試した限りは、セキュリティアプリ無しの状態と体感出来る差はありませんでした。
購入・価格一覧
1台/1年 3122円 |
Android版単体での購入はやや割高感があります。
PCを含めて複数のデバイスをお持ちの方は、台数無制限で使えるマカフィーリブセーフの購入をおすすめします。2台以上ならこちらの方がお得で、WindowsやMacでも利用できます。
機能の紹介
ウイルス・危険アプリ対策
AV-TESTやAV-Comparativesの調査では、高いウイルス検出性能と評価されています。過去数年振り返っても、同様の結果なので安心して使えます。スキャンも30秒程度で完了しましたし、誤検出も多くはないです(AV-Comparatives調査)
他のセキュリティアプリと同様に、インストールされているアプリの個人情報取得状況を診断する「データの露出を確認」という機能があるのですが、使い勝手は今ひとつです。結果を表示するだけで、マカフィーが自動で何かしてくれるわけではないのですが、診断結果を見ても判断が難しいと思います。
2テスト 平均 |
AV-TEST 2019/1月 |
AV-Comparatives 2019年 |
---|---|---|
99.90% | 99.80% | 100% |
盗難・紛失対策
・GPSによる位置特定 電池切れ直前の位置を自動取得
・端末の遠隔ロック
・SIMカードの抜き取り防止 SIMが抜き取られると自動でロック
・無音で周囲の状況を撮影
・データを遠隔操作で全て削除する
上記の操作を、マカフィーのウェブサイトにログインすることで遠隔実行出来ます。
位置特定や遠隔ロックなどはAndroidの標準機能であるAndroidデバイスマネージャーでも出来ますが、周囲の撮影や電池切れになる前の位置情報の取得、SIM抜き取り防止などはセキュリティアプリならではの付加機能です。
この他、電話帳や端末内のデータをマカフィーのサーバーに保管しておく「バックアップ機能」もあります。1日1回の自動バックアップも可能です。
WEB保護
フィッシング詐欺など、WEBサイトを通じた脅威から保護する機能です。
Android標準ブラウザ、Chrome、Firefoxなどのブラウザに対応しており、特にアドオンを追加したりする必要はありませんし、動作が重くなった感じもありませんでした。
マカフィーはPC版を含めて、こうした機能にとても力を注いでいます。過去に参加したいくつかのテスト(Windows版)でも高い検出力と評価されています。
着信拒否・SMS受信拒否
迷惑な着信やSMSの受信を拒否できる機能です。
拒否したい番号を直接入力して指定する他、電話帳や着信履歴から選択することも可能です。番号非通知の番号を拒否する設定も出来ます。
拒否した番号のみブロックする「ブラックリスト方式」での拒否設定だけでなく、許可した番号からの着信のみ許可する「ホワイトリスト方式」での設定も可能です。更に、発信についても同様に設定が可能なので、お子さんにスマホを持たせる時に良いと思います。
アプリのロック
指定したアプリの起動を制限出来る機能です。
ロックされたアプリを開くにはパスワードが必要になります。
Playストアをロックし、更に設定画面から「提供元不明のアプリ」のインストールを不許可に設定した上で、設定アプリにもロックをかけておけば、新しくアプリをインストールすることが非常に難しくなります。お子さんにスマホを持たせる時に役立ちますね。
表示するアプリを制限する
自分のスマホをお子さんに渡して遊ばせる時に役立ちそうな機能です。
「プロファイルの設定」という機能で、Android端末使用するユーザーごとに表示・使用できるアプリを変えることが出来ます。
例えば「子供」というプロファイルで、Youtubeとゲームアプリを設定しておくと、お子さんがスマホを使う時にYoutubeとゲームアプリ以外の全ての機能・アプリが使えなくなります。
ユーザーの切り替えはマカフィー操作画面にパスワードを入力することで実行できます。終了する際は、ホーム画面右上の「プロファイルの変更」をタップして、パスワードを入力するだけです。
端末の最適化
バッテリーを長持ちさせるとか、メモリーを解放して動作を軽くすると謳った機能です。
初期設定では無効になっていますが、無効のままの方がいいと思いました。実行すると、勝手に画面の明るさや画面がオフになるまでの時間が変更され、イラッときました。画面が15秒でオフになるなんて、不便過ぎます。
効果についても、体感できるものはありませんでした。
スマートウォッチとの連携
Android Wearスマートウォッチと連携出来ます。
マカフィーの操作画面をタップすると、スマートウォッチのバイブが1秒ほど振動する他、ペアリングが途絶えた時にスマホ・スマートウォッチ双方に通知やバイブで知らせてくれます。
決してスマートウォッチのウイルス対策が出来るわけではなく、あくまでも盗難や紛失防止のための機能です。
公式サイト
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