軽さ | ウイルス対策 | 盗難紛失対策 | 着信拒否 | 危険サイト対策 | バックアップ |
---|---|---|---|---|---|
2点 |
99.98% |
目次
カスペルスキー for Androidの評価(総評)
セキュリティ性能
セキュリティ性能はWindows版同様、とても高いと評価できます。
ウイルス検出率が高いのはもちろん、Androidのセキュリティを高めるのに有意義な機能が多数そろっており、ちゃんと使いこなせば強固なセキュリティ対策が可能です。
ただ、事前に初期設定が必要だったり、説明しないと何に役立つのか分かりにくい機能も多いので、その辺も含めて後半で詳しく解説します。
動作の軽さ
「重い」と評価せざるを得ません。
今回インストールしたのはXperiaの上位モデルですが、それでも動作が「もっさり」してしまって、初めてスマホを使った2012年頃を思い出してしまいました。
以前はサクサク動くセキュリティアプリだったのですが、セキュリティ関連の機能強化の影響で重くなってしまったようです。
少なくとも性能があまり高くないAndroid端末での使用はおすすめできません。ハイスペック機種で、セキュリティを強く意識するのであれば選択肢の一つとして検討する価値はあるでしょう。
Antutu7.0.4 トータルスコア |
159136 | 145259 |
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増減 | 8.7%悪化 |
ベンチマークアプリで計測した結果はこちらです。
個別のスコアを見てみると、特に「CPU」のスコアの低下が15.9%と大きくなっていました。
購入・価格一覧
1台/1年 3024円 1台/2年 4730円 |
機能の紹介
各機能を詳しく紹介します。
ウイルス・マルウェア対策
ウイルスやスパイウェアを始めとするマルウェアを検知し、駆除する機能です。
検出性能は長年にわたり100%近傍の成績をキープしており、信頼できる水準と評価できます。Windows版と同様に高い検出率を期待できます。
初期設定では定義ファイル更新後に毎回自動でスキャンする設定になっていますが、任意の曜日・時間帯を指定して自動スキャンすることも可能です。
2テスト 平均 |
AV-TEST 2019/1月 |
AV-Comparatives 2019年 |
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99.98% | 99.95% | 100% |
WEB脅威対策
フィッシング詐欺サイトへのアクセスをブロックする機能です。
Chromeなど普段お使いのブラウザのまま本機能を使うことが出来ます。
この他、お子さん用に有害サイトのフィルタリング機能もあります。アダルト、ゲーム、タバコなどジャンルごとに見せたくないものをブロックする設定が可能で、精度の方は悪くはないでしょう。主要なアダルトサイトはブロックしました。
盗難・紛失対策
・遠隔ロック
・データ消去
・位置特定
・アラーム
・遠隔撮影
これらの遠隔撮影を、カスペルスキーのウェブ画面から実行できます。
この他、SIMカードが抜き取られると端末を自動でロック、新しいカードに差し替えられるとそのカードの番号をSMSを使って通知する「SIMカード監視」機能もあります。
いずれの機能も、初期設定しないと使えないのでくれぐれもご注意ください。
電話/SMSの着信拒否
標準ではAndroidには無い、着信拒否機能があります。
禁止したリストからの着信を拒否する「ブラックリストモード」に加え、許可した番号からの着信のみを許可する「ホワイトリストモード」もあるので、お子さんにスマホを持たせる時に役立ちそうです。
拒否/許可のリストは着信履歴やSMSの履歴、電話帳などから簡単に指定できます。
なお、Android4.4以降の端末では本機能が正常に動作しないことがあるとのことです。
アプリをロック
Androidにインストールしてあるアプリの起動を、パスワードで制限できる機能です。カスペルスキーの画面で4桁のパスワード(端末のロック用とは別)と、ロックしたいアプリを設定するとそのアプリの起動にパスワードが必要になります。
LINEでセンテンススプリングしたくない人や、お子さんがゲームをし過ぎて困っている場合などに役に立つ他、誰かに勝手に端末をいじられて監視アプリをインストールされるのを防ぐセキュリティ面の効果も期待できます(Google Playと「設定」アプリをロック)