Androidがウイルス感染すると、どうなる?
Androidのスマホやタブレットがウイルスに感染してしまったら、何が起きるのか。ウイルス感染によってもたらされる影響を解説していきます。
本題に入る前に
Androidでは、ウイルスのリスクよりも「危険アプリ」や「トロイの木馬」の方が感染して被害に遭う可能性が高いです。これらは厳密に言えば「ウイルス」とは異なるものですが、世間では同じものと認識されているため、この記事では一緒くたにして「ウイルス」として紹介します。
ウイルス感染によって出る症状とは?
Androidがウイルスに感染してる時に現れる代表的な症状はこんな感じです。
急に動作が重くなる
裏で「よからぬ」プログラムが動きまわるため、負荷が大きくなって動作が重くなります。ただし、メモリーのキャッシュが溜まった時などにも動作は重くなるので、これだけで判断するのは難しいです。
広告が表示される
アドウェアというタイプのウイルスで、感染すると広告が頻繁に表示されるようになります。
見知らぬアプリが勝手にインストールされる
ウイルスの中には、作成者の指令で「アプリ」をインストールするものがあります。自分でインストールした覚えのないアプリが増えていたら、要注意です。
ウイルス感染の被害は?
上で挙げたような症状が出ている時点で既に「被害」と言えますが、それだけでは終わらないのが怖いところです。症状の裏ではこのような被害が出ているかもしれません。
個人情報の流出
トレンドマイクロ社の分析によれば、Androidをターゲットとしたウイルス(危険アプリ)の92.7%は個人情報を奪うことを目的としているそうです。狙われる恐れのある個人情報は電話帳データ、位置情報、メールなど多岐に渡っています。
特に個人情報の保存量が多いスマホでは、被害が大きくなりがちです。
端末がロックされ、身代金を要求される
最近話題になっている「ランサムウェア」という種類のウイルスです。Androidをターゲットとしたものも多数見つかっており、日本語で表示されるタイプも発見されています。
このタイプのウイルスに感染すると、端末がロックされて使用不能になってしまいます。ロックを解除するには1万円〜程度の「身代金」を要求され、BITCOINを始めとする仮想通貨や、iTunesギフトカードなどで支払うように求められます。
ネットバンキングの不正送金
Android端末でネットバンキングを利用している人も多いでしょう。そうしたネットバンキングのログイン情報(IDとパスワード)を盗むウイルスが確認されています。入力したIDとパスワードがウイルス作成者に送信され、それが悪用されるパターンや、ネットバンキングのサイトを開くと同時に「本物そっくりの」ログイン画面が表示されてそこに自分自身で入力してしまうパターンもあります。
幸い、ユーザーに落ち度が無い場合は、被害額を銀行が補償してくれます(統計によれば95%以上の確率) ですが、一時的にでも自分のお金が奪われるというのは怖いですよね。
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「偽警告」にご注意!
スマホなどでネットサーフィンをしている時に「システムをアップデートしてください」とか「トロイの木馬に感染しています!」といった警告画面が表示された経験はありませんか?
そうした警告画面は偽物、嘘です。詳しくは以下の記事を御覧ください。数ヶ月に渡って毎日千人以上がアクセスしている超人気記事です(´・ω・`)
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