確実な定義は・・
現時点で「スマートグラス」という言葉が指すのは、「メガネ型のウェアラブル端末」ということです。眼鏡をちょっと大きく・分厚くしたような端末を身につけることで、視線の先にバーチャルの「ディスプレイ」を表示します。そのディスプレイを使って何をするのかは機器によって異なり、大きく分けて以下の2つのカテゴリーに分けられます。
なお、周りの視界を遮断して映像を楽しむ「ヘッドマウントディスプレイ(HMD)」は、スマートグラスとはちょっと違います。装着しても周りがちゃんと見える、というのがスマートグラスの要件になるでしょう。
ディスプレイ代用型
動画やゲームを楽しんだり、ウェブサイトを観るといった用途で使われる「スマートグラス」です。エプソンのモベリオシリーズなどが当てはまります。
このジャンルは、「スマートグラス」というよりも「ヘッドマウントディスプレイ(HMD)」に近いです。映画やゲームをより大迫力で楽しみたいとか、外出先でウェブサイトやWord/Excelなどで作った資料を確認したい、といったユーザーにおすすめです。「スマートグラス」と言われてイメージするような、「視線の先にバーチャルの矢印を表示して道案内をしてくれる」という使い方は出来ません。
なんだそれだけか、と思うかもしれませんが、映画やゲームを大迫力で楽しめるというのは大きな魅力です。ホームシアターのセットを自宅に設置するより手軽に、大迫力の映像再生環境を手に入れられます。
スマホ拡張型
Google GlassやソニーのSmartEyeglassを代表とするカテゴリーです。巷で言われているような「スマートグラス」のイメージに合っているのはこちらです。
スマートグラス自体がAndroidのOSを搭載しているか、もしくはスマホとBluetoothなどで接続して使います。「スマホの進化版」または「スマホを便利にする周辺機器」というイメージです。スマートグラスを使うメリットで紹介しているような使い方が出来ます。
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