Apple Watchのセキュリティリスクとは?

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Apple Watchのセキュリティ

 2014年9月に発表されたApple Watch。発売は2015年になるようですが、この最新デバイスのセキュリティ対策についていち早く解説しようと思います。現時点でわかっていることを元に書くので、発売時に異なっている可能性もあるということを予めご了承ください。Apple Watch以外のウェアラブルデバイスに関する情報はウェアラブルデバイスのセキュリティを御覧ください。



Apple Watchって何なん? 機能や特徴編

 まずは簡単に、Apple Watchの特徴や機能を紹介します。
 Apple Watchとは、appleのウェアラブルデバイスです。ウェアラブルデバイスに関する説明はウェアラブルデバイスの特徴をご覧頂きたいと思いますが、簡単にいえば腕時計型のiPhoneです。時間を見るだけだった腕時計にiPhoneの機能が追加されたような、そんなイメージの道具です。地図を見たり、iPhoneをカバンにしまったまま届いたメールを手元で確認したり、iPhoneにかかってきた電話に出る、といったことが可能になるようです。それだけでなく、腕に装着するという点を活かして心拍数や運動強度を計測してヘルスケアにも役立つ機能が付加されると言われています。

セキュリティは大丈夫なの?

 では、Apple Watchのセキュリティリスクを見ていきましょう。



盗難・紛失リスク

 腕時計型なので、ずっと腕にはめていればこれらのリスクはiPhoneと比べて格段に低いです。しかし、何かの拍子にApple Watchを外すときは注意が必要です。GPS機能を使った「iPhoneを探す」と同様の機能が追加されるのかは不明ですが、一度なくしたり盗まれたりすると捜索はかなり難航しそうです。仮に「Apple Watchを探す」のような機能があったとしても、通信(wi-fiを含みます)がなければ無用の長物ですので役に立つ可能性は低いはずです。

ウイルスのリスク

 iPhoneと同様、「ほとんどない」と言えます。iPhoneなどと同様にアプリを追加できるため、その段階でウイルスが混入する可能性はゼロではありません。しかし、iOSはウイルスに強い仕組みが整っているので、心配する必要はありません。安心して使えます。iOSがウイルスに強い理由はiPhone iPad iPodにもウイルスは存在するの?をご覧ください。

電子マネーによるリスク

 Apple Watchには電子マネーの機能「Apple Pay」が追加されるようです。これはNFCという方式を使った電子マネーです。つまり、Apple Watchが「お財布」になるのです。このことが新たなリスクとなる可能性はゼロではありません。
 そうです、電子マネーの不正使用です。しかし、これに対してもAppleはしっかりと対策を講じています。既に発売されているiPhone6にも同様の機能があるのですが、指紋認証(Touch ID)というシステムを使って安全性を担保しています。電子マネーの決済をする時は端末を読み取り機にかざすだけではなく、iPhoneの指紋認証センサーによる指紋認証を必要としています。つまり、仮にApple Payの端末を盗まれたとしても、指紋認証ができないのでお金を勝手に使われることはないのです。現金や従来の電子マネーとは安全性が別次元です。





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