Surface Phoneとは
2016年後半の発売が噂されているMicrosoft社のSurface Phoneを解説します。現時点でわかっている情報や、Windows Phone(特にLumiaシリーズ)と比較しながら、その特徴を明らかにしていきます。
位置づけ
Lumiaシリーズよりも上位、フラッグシップという位置づけになるそうです。トヨタで言えばレクサスといったところですね。性能も価格もWindows Phoneの中では最上級のブランドとなりそうです。
なぜSurface Phoneなのか
Microsoft社はLumiaというWindows Phoneのブランドを既に持っているのに、なぜ「Surface Phone」を新たに投入するのでしょうか。
その答えは、現在のWindows Phoneのラインナップにあります。日本でも2015年末からWindows 10 Mobile搭載の端末が大量に発売されていますが、その多くはエントリーモデルです。今後、ハイスペックモデルの発売も予定されていますが、エントリー〜ミドルスペック中心というのは今後も変わらないと思います。
海外では更にその傾向が強く、2013年の出荷台数データによればWindows Phoneが人気なのはアルゼンチン、インド、ポーランド、ウクライナといった国々で、これらの国々ではiPhoneよりも売れているといいます。なんとなく察しがつくと思いますが、こうした国々で売れるのはエントリーモデルばかりです。よって、安さを求めるユーザーがWindows Phoneを求めている、ということになります。世界的に見てこのセグメントは需要が旺盛に伸びているとはいえ、競争も激しい分野で利益が出しにくいのです。MicrosoftはSurface Phoneを投入することで、今までのWindows Phone(Lumia)に染み付いた「安物」というイメージから外れた高級モデルを売って、Windows Phone自体のブランド価値の向上を目論んでいるのではないでしょうか。
スペックは?
では、Surface Phoneはどんなスペックになるのでしょうか。現在リークされている情報を元に、Lumia950(Lumiaのフラッグシップ)と比較してみます。
Surface Phone | Lumia 950 | |
OS | Windows 10 Mobile | Windows 10 Mobile |
画面 | 5.2インチ 2560 x 1440 |
5.2インチ 2560 x 1440 |
CPU | Intel製 | Snapdragon 808 1.8GHz/6コア |
カメラ | 1500/800万画素 | 2000/500万画素 |
その他 | 虹彩認証センサー |
5.5インチで4K(3840×2160)のモデルも噂されています。
CPUの詳細が気になりますが、正直あまり代わり映えはしないかな・・という印象ですね。まあそれだけLumia 950が究極のフラッグシップということなのでしょうか。
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