子供にスマホを持たせるメリット
「スマホを持ちたい」子供と「スマホを持たせたくない」親との間では、たびたび熱い議論が繰り広げられている事でしょう。 子供にキッズスマホを持たせるリスクを知っている親だからこそ、ぜひそのメリットについても考えてみたいものです。
子供同士の仲が深まる!
「スマホを持っていないと仲間外れにされる」
そんな事を子供に言われたことがある方もいるかもしれませんが、これは決して大げさな話ではありません。
最近の中学生の主な連絡ツールは、LINEなどに代表されるチャットアプリ。ここで子供たちは「部活」や「クラス」「仲良しグループ」別のグループトークを楽しんでいます。スマホがなければ、学校でみんなが昨日のLINEのトークの話題で盛り上がっている仲間に入れませんし、家に帰っても友達と連絡は取りづらい状況です。今の子供にとって、スマホを持っていないと言う事は友達との接点すら減らしてしまう事になりかねないのです。
私は平成3年のゆとり世代ですが、高校時代にはほぼ全員が携帯電話を持っていました。そんな中、学年に一人だけ持っていない同級生がいましたが、学校では特に仲間はずれにされている様子はありませんでした。
しかし、休日などに校外で遊ぶとなった時に、「あいつは携帯持ってないから呼べないよな」というやり取りを、他の同級生たちとしたことがあります。また、卒業後も多くの同級生は彼と疎遠になってしまい「あいつ今何してるの?」と同窓会で話題になったこともあります。
彼は社交的な性格だったので、今も気にかけている同級生は少なくありません。しかし、彼の連絡先を知る者が居ないので、同窓会に呼ぶことすら出来ない状態があります。
災害時の連絡手段が確保できる!
家族が仕事や学校でそれぞれ別の場所にいる時に、不幸にも地震などの災害に見舞われてしまう事はあります。そんな時、いち早く家族の居場所を確認するためにまずは携帯電話で連絡を…となるわけですが、考える事はみんな一緒。
2013年の震災時には、通常の60倍の負荷が携帯回線にかかり、かけてもかけてもつながらない事態になりました。ですがこの時、避難情報や家族知人との連絡手段にSNS(TwitterやFacebookなど)が活発に利用された、という事はニュースでも取り上げられましたね。パケット通信で小さなデータを送受信するネットは、大きなデータを扱う音声通信より障害に強い仕組みになっています。
ですから、スマホは緊急時の連絡手段として有効なツールだと言えるでしょう。
子供の居場所が特定できる!
Androidoスマホでは、事前にスマホ端末の「機器管理機能」を設定しておけばでAndroidデバイスマネージャーを利用できます。自宅のPCからGoogleアカウントでログインすればスマホの位置情報を確認できますので、部活や塾で帰りが遅くなりがちな子供に持たせておくと安心です。
防犯上の理由だけでなく、家族内ルール(帰宅時間や外出先など)の徹底にも役立ちますね。
結論=子供にスマホを持たせるメリットは大きい!(条件付き)
ごく一部の誤った使い方をする子供達のせいで、事あるごとに悪者にされがちなスマホ。ですが実際にはほとんどの子供が勉強やスケジュール管理、コミュニケーション用の便利ツールとして正しく理解し、有効活用しています。
特に保護者が管理しやすい子供用スマホなら、リスクやデメリットをはるかに上回るメリットがあると言えるでしょう。