家庭用ロボットの安全性・セキュリティ対策

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家庭用ロボットの安全性・セキュリティ対策

 2015年6月にソフトバンクが発売するPepper。人と会話することができるという画期的なものになるそうですが、こうしたロボットは未来の 我々の家庭には一般的なものとなるかもしれません。ではそんな「家庭用ロボット」の安全性はどうなのか。安心して使えるものなのかどうか 、という視点で論じていきます。



想定されるリスク

 ロボットが家庭にもたらすリスクを考えましょう。

盗聴・盗撮のリスク

 Pepperを始めとする家庭用ロボットの多くには、マイクとカメラが内蔵されることになります。そして、多くのロボットはWiFiなどを通じて、インターネットに接続されます。インターネットを通じてあなたの家庭のロボットに侵入すれば、カメラとマイクを操ってあなたの家庭の様子を盗み見ることができてしまうかもしれません。


ロボットが凶暴化するリスク

 SFの世界の話のように聞こえるかもしれませんが、現実に起こりうるリスクです。ネットと接続されたロボットは、ネットを通じて外から操られる危険性がゼロではありません。例えばロボットを自由に操って、家の中で暴れ回らせたりすることも不可能ではないはずです。これから数年以内に発売される家庭用ロボットを操ったところで、せいぜい家の中のものを破壊するくらいのことしかできないでしょう。しかしロボットが進化して、できることが増えていくと、ロボットの遠隔操作による被害の幅も広がっていきます。


ロボットの盗難リスク

 ロボットは非常に高価です。Pepperも20万円するそうですが、高価であるが故に盗難のリスクもゼロではありません。家の中だけで使っていても、空き巣に盗まれる可能性があります。しかし、例えばPepperは身長1.2m、体重28Kgもあるので真っ先に狙われる対象でないことは間違いありません。泥棒は盗みやすくて(大きさ・重さ)、値段が高くて、換金しやすいものを盗んでいくので、家庭用ロボットは獲物にはなりにくいでしょう。


家庭用ロボットのセキュリティ対策

 Pepperを始めとする家庭用ロボットを安全に使うためには、以下の2点に気をつけるべきです。

1.無線LANルーター

 WiFiを通じてネットと接続するタイプのロボットは、ネットを通じて攻撃を受けたり、侵入されるリスクがあります。なので無線LANルーターはセキュリティのしっかりしたものを使いましょう。暗号化方式はWEPではなくWPA2、ルーターのソフトウェア更新を怠らないなどの注意を心がけるべきです。


2.アプリのインストール

 家庭用ロボットの中にはスマホのようにアプリをインストールして、機能を追加していくことができるものがあります。スマホの時と同様、怪しいアプリをインストールしないなどの注意が必要です。アプリの中にウイルスが紛れ込んでいたり、アプリが勝手にあなたの家の中の状況を外部に送信してしまう、なんてことも考えられます。




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