マイナンバーを安全に使うには? 流出対策

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マイナンバーを安全に管理・保管するには?

 マイナンバーは身分証明書として使えるということはもちろん、税金や年金に関する情報を始めとする「あらゆる情報」が集約されるわけです。また、将来的にはクレジットカードや保険証としても使えるようになりますし、病院で診察を受けた際のカルテといったセンシティブな情報も統合される可能性があるものです。しっかりと厳重な管理が求められます。
 というわけで、このページではご家庭でマイナンバーを安全に管理・保管する方法を紹介します。



漏れる経路は二つ

 マイナンバー制度で気をつけたいのは「番号自体の流出」と「個人番号カードの盗難・紛失」です。それぞれ対策を紹介します。


個人番号カードの盗難・紛失対策

マイナンバー個人番号カードは厳重に管理しよう  個人番号カードには顔写真が印刷されるので、カードを盗んだ第三者が役所の窓口などで不正に使用できる可能性は高くはありません。また、「マイ・ポータル」等のウェブサービスでの利用時には別途、パスワード入力が必要になるため、カードが盗まれたら即、何かの被害に遭うというわけではありませんが、悪用される危険は決してゼロではないので、以下のことに気をつけましょう。


1.カードは厳重に保管
 言うまでもないことですが、クレジットカードや健康保険証などよりも更に厳重に保管するのは当然のことです。


2.パスワードの管理に気をつける
 もしカードとパスワードが一緒に誰かの手に渡った場合、「マイポータル」にログインされてあなたの「あらゆる情報」を盗み見られる危険性が非常に高いです。所得や病歴など、非常にセンシティブな情報も見られてしまいますし、勝手に役所への手続き(例えば住民票の異動=引っ越し)をされてしまう危険性すらあります。
 暗証番号を紙に書いておく人も多いでしょうが、カードと一緒に保管したり、持ち歩くのはやめましょう。また、誕生日や電話番号など推測されやすい番号を暗証番号に設定してはいけません。



番号の流出に気をつける

 マイナンバーが流出しても、すぐ何かの被害が発生するということはありません。しかし制度が広まっていくにつれ、色んなところでマイナンバーを含む個人情報の「流出事件」が発生するのは間違いありません。こうした色んな情報をジグソーパズルのように組み合わせるために、あなたのマイナンバーが悪用される可能性があるので、注意しましょう。対策としては以下の通りです。


1.信用できない業者に番号やカードを提示しない
怪しい業者にマイナンバーを見せない! 身分証明書として使う時には特に注意が必要です。スポーツクラブやレンタルビデオ店の会員登録時に、身分証明書としてマイナンバーカードを提示する機会も増えそうです(今の運転免許証のような感覚で) しかしこの時に、マイナンバーを控えられてしまい、それが悪用される危険があります。一応、身分証明書として使う時にマイナンバーを書き写したり、カードをコピーしたりすることは禁止されていますが、全ての業者がそれを守れると思いますか? 信用できない業者には他の身分証明書を提示しましょう。


2.フィッシング詐欺に気をつける
 今後、マイナンバーを盗み取る「フィッシング詐欺」が発生するのは間違いありません。銀行を騙った詐欺メールや、マイナンバーを入力させるために作られた偽の通販サイトなど、ありとあらゆる手段であなたのマイナンバーが狙われることになります。日頃から注意していても被害に遭う時は遭うので、セキュリティソフトの力も借りながら対策しましょう。そもそも通販サイトでマイナンバーを入力すること自体おかしいので、注意しましょう。

マイナンバーを狙ったフィッシング詐欺メール
こうした詐欺メールの場合、マイナンバーを盗まれるだけでなく、口座のお金も盗まれる可能性があります。

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