スマートロックの安全性は?
アメリカでは既にホームセンターなどでも売られているスマートロック。「導入してみようかな」と考えている日本のユーザーも増えつつありますが、導入にあたってネックになるのは価格、そして安全性でしょう。ここではスマートロックの安全性を解説します。偽造の心配はないのか? 停電しても使えるのか?といった疑問を解消します。
Bluetoothの信頼性は高い
多くのスマートロックがBluetoothによる通信を採用していますが、これはBluetoothのセキュリティ性能が高いためです。Bluetoothは毎秒1600回もチャンネルの切り替えを行っているため、データを傍受するのは非常に困難と言われています。なので比較的カンタンに破られてしまうWiFiと比べると、安全性は格段に高いのです(絶対に破られない、というわけではありません)
スマホを落としたらどうなるのか?
もしあなたがスマートロックを導入した後、「鍵」であるスマホを落としたとしましょう。
スマホの中のデータを見れば、あなたの自宅の場所がわかる可能性はゼロではありませんよね。例えばメールアドレス交換用の「プロフィール」に住所まで入力していたり、ネット通販の注文完了メールに住所が書いてあったりしますよね。
こうした事情があるため、通常の鍵よりもリスクが高いと言えます。
しかし、こうした事態は簡単に防ぐことができます。
例えばスマホにロックを普段からかけていれば、中を覗かれる心配は無くなります。またセキュリティアプリを導入すれば、遠隔操作で端末内のデータを消去したり、スマホの居場所を特定することもできます(詳しくはスマートフォンとタブレットのセキュリティで) なので対策次第では危険性はほとんど除去できるといえます。スマートロックを使うなら、スマホのセキュリティ対策をしっかりしましょう。
停電でも大丈夫なの?
スマートロックのほとんどは電池駆動です。なので停電は無関係ですし、電気が通っていないところでも使用できるものがほとんどです。では電池が切れたらどうなのでしょう? その時は当然、動かなくなります。
そうならないために、例えばQrioでは電池2本で駆動するように設計されていますが、電池は4本いれるようにしてあるそうです。片方の2本が切れると、自動でもう片方の2本に切り替わるとのことです。ちなみに電池は2本で500日、2セットあるので1000日程度持つそうです。
鍵は偽造されないの?
「製品次第で」安全性は大きく変わるので、信頼できるものを選ぶ必要があります。危険性が高いのはWiFiなどを通じてインターネットと接続できるスマートロックです。ネットとつながると、どうしても外部から操られてしまうリスクが生まれるので、外出先からでも鍵の開け閉めができるようなスマートロックは避けた方が良さそうです。Bluetoothでスマホと読み取り機の間だけでやり取りするタイプのスマートロックであれば、信頼性は向上します。しっかり暗号化されたスマートロックを使いましょう。
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