スマートロックのメリット
「スマホで鍵を開け閉めするんでしょ?」という知識があっても、それで何が良くなるのかイマイチぴんと来ない人も多いでしょう。以下、従来の鍵には真似できないスマートロックの「メリット」を紹介します。
防犯に役立つ! 閉め忘れ防止機能
ソニー傘下のQrio社のスマートロックでは「10分後に自動で鍵が閉まる」といった形のオートロック機能を追加することを検討しているそうです。これが実現すれば、防犯に大きな威力を発揮してくれるはずです。
警視庁の発表によれば、集合住宅で発生した空き巣被害の内、なんと4割以上が鍵の締め忘れによって起きているといいます。スマートロックのオートロック機能を使えば、空き巣の被害も激減すること間違いなしです。
鍵を「シェア」できる
スマホのアプリを使うことで、自由に鍵の「権限」を設定・解除することが可能です。例えばベビーシッターやハウスキーパーを依頼している家庭もあると思いますが、ベビーシッターさんにメールやLINEなどであなたの家の「鍵」を送っておけば、シッターさんはあなたが家にいなくても鍵を開けて家の中に入り、そして出る時はちゃんと鍵を閉められるようになります。
鍵の権限を得るためのURLをやり取りするだけなので、メールでもLINEでもFacebookのメッセージでも鍵のやり取りが可能です。消防の設備点検などでも役立ちそうですね。
赤の他人に鍵を預けるなんて!と思う人もいるかもしれませんが、鍵には有効期限を設定することができます。なので、指定の日時を過ぎれば「鍵」は使えなくなるので安心です。
開け閉めが楽チン!
米国のAugust社のスマートロックはポケットからスマホを出さなくても、あなたが玄関のドアに近づけば自動で鍵を開けてくれます。これはBluetoothの電波をスマートロックが受信することで実現しています。寒い冬でも、もう玄関前で立ち止まって鍵を探す必要はありません。
「鍵」をなくしても大丈夫?
スマートロックの「鍵」はスマホです。ではそのスマホを無くしてしまったら、どうすればいいのでしょうか。答えは簡単です。スマートロックロボット「Akerun」の場合、もしスマホを無くしてしまった時は別のスマホに専用アプリをインストールし、IDとパスワードでログインすることで解錠することができます。
多くのスマートロックでは、カバーを外すと従来の差し込んで回すタイプの鍵も併用できるので、賃貸住宅の場合は大家さんに開けてもらうという選択肢もアリです。
関連記事
スマートロックの比較・一覧国内で販売されている、主要なスマートロックの機能や性能の一覧表 | |
スマートロックの安全性導入にあたって一番不安になるところを解説します。 | |
スマートロックの取り付け方法は簡単どうやって取付けるの? 賃貸住宅でも大丈夫? |