セキュリティソフト最大手の米国シマンテック社が提供しているVPNです。

 値段は他のVPNより少々高めですが、その分使ってみて通信の質(速度や遅延)は他より優秀だと感じました。あれ?今VPN使ってたっけ?ということが何度もあった程で、VPN無しでの接続との差が小さいです。

 米国の大手セキュリティ会社提供ということもあり、安心して使えるVPNです。

ノートンセキュアVPNの評価(総評)

提供元は?

 米国のセキュリティソフト大手のシマンテック社が提供しています。日本では「シマンテック」という社名よりも「ノートン」というブランド名の方が認知度は高いでしょう。ちなみに、私も何度か足を運んだことがありますが日本法人本社はアメリカ大使館の隣のビルに入っています。

 聞き慣れたブランド名ということもあり、VPNの提供元としては申し分ないでしょう。ノートン以外のセキュリティソフトを使っているPC/スマホでも使えます。

実測した通信速度

Ping値ダウンロードアップロード
ノートン18.0ミリ秒44.89Mbps43.49Mbps
ソフト無し8.6ミリ秒138.93Mbps37.56Mbps
増減9.4ミリ秒悪化67.7%悪化15.8%向上

 東京から日本のサーバーに接続し、speedtest.net(at2wn)のスピードテストで計測した数値です。5回計測した平均値を掲載しています。

 通信品質はとても良いです。
 直前まで使っていたカスペルスキーセキュアコネクションHide my Assは「VPNに接続している」感が出てしまうこともありましたが、ノートンWiFiプライバシーでは「あれ?今VPN使ってたっけ?」と思うほど自然です。

 通信速度についても、他のVPNよりも低下幅は小さく、大容量のダウンロードにも適していると思います。

接続先

 日本を含む19カ国の接続先から選択できます。  選べる国の一覧は以下のとおりです(記事執筆時点)

アジア・オセアニア欧州中東・アフリカ南北アメリカ
日本
シンガポール
オーストラリア
トルコ
アイルランド
イギリス
オーストリア
スイス
スウェーデン
スペイン
チェコ共和国
デンマーク
ドイツ
ノルウェー
フィンランド
ベルギー
ポーランド
ルーマニア
イタリア
ウクライナ
オランダ
イスラエル
南アフリカ
アメリカ合衆国
カナダ
ブラジル
メキシコ

 ヨーロッパ方面が充実しているのが特徴です。

ノートンWiFiプライバシーでアメリカに接続中

機能の詳細

 各機能を詳しく解説します。

自動接続

 PC/スマホ起動時に自動でノートンWiFiプライバシーが立ち上がり、自動でVPNに接続するように設定することが可能です。初期設定で有効になっているので、必要ない場合は設定画面からオフにしてください。

接続先の選択

 上で紹介した接続先一覧の中から、自分で任意の接続先の国を選んで接続することが可能です。このほか、最寄りの接続地に自動で接続するモードもあります。

接続先を選ぶメニュー

広告追跡の防止

 色んなサイトにアクセスしても、同じ広告が「追いかけくる」ということを気持ち悪く感じたことはありませんか? こうした追いかけている広告や、Cookieによる追跡をブロックできる機能です。

広告追跡ブロックのレポート画面

購入・価格

価格
3台・1年3769円
1台・1年3229円

いずれも60日間の返金保証があります。

クレジットカード払いやコンビニ払い、銀行振込などに対応。