コンセントからmicro USBで電源を取って使うスティックPC。まるでスマホやタブレットみたいですよね。ではスマホなどと同様に、モバイルバッテリーから電源をとって駆動させることは可能なのでしょうか? 検証結果を紹介します。

今回用意したもの

 今回の検証に使ったのは以下の2つです。

cheero Power Plus 3(モバイルバッテリー)

13400mAhと高容量のモバイルバッテリーです(iPhone6を4回フル充電できます)


 信頼性の高い日本製リチウムイオン電池を内蔵しておきながら、2980円(執筆時点)という低価格。コストパーフォーマンスがとても高いです。
 一般的なモバイルバッテリーより大きな2.0A(5V)の電流を出力します。

m-Stick MS-PS01F(スティックPC)

スティックPCのパイオニア、マウスコンピューター製のスティックPCです。当サイトでは二番人気で、根強く支持されています。通常は電源をコンセントからmicro USBから取って使います(純正ACアダプターは5V/2.0A出力)

関連記事:m-Stick MS-PS01Fの実機レビュー

検証結果

起動してみた結果

 見にくい画像で申し訳ございませんが、この通りちゃんと動きました。試しにYoutubeで動画を再生しながらセキュリティソフトでウイルススキャンをして負荷をかけても、電源が落ちることはありませんでした。2時間ほどYoutubeで映画を再生しながらモバイルバッテリーで駆動させましたが、コンセントから給電している時と変わりありません。


 なお、バッテリー残量は2時間の使用で80%以上は残っていたので、13400mAhのモバイルバッテリーなら8時間以上は駆動できると思います。

使えないケースも考えられる

今回は使えましたが、必ずしも使えるとは限りません。

モバイルバッテリーの出力容量に注目

今回はスティックPCの純正ACアダプターと、モバイルバッテリーの電流の出力が同じ2.0Aだったため、使うことが出来たものと考えられます。

しかし、例えばモバイルバッテリー側が1.0Aだった場合などには、おそらく使えないでしょう。モバイルバッテリーで使いたい場合は出力の大きいもの(iPadも充電できるようなもの)をおすすめします。必要な電流量はスティックPCのACアダプターに書いてあるはずです。

テレビのUSB端子はどうか

スティックPCはテレビに接続して使う人が多いと思います。これについても実機で検証したので、詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事:テレビのUSBでスティックPCが使えるのか検証した結果