スマートスピーカーの一覧・比較【AIスピーカー】

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  • 文:管理人石井 2017年10月16日更新
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スマートスピーカーとは?


 スマートスピーカーは会話のように話しかけることで、AIが音声を処理して様々なことができる機械です。では、具体的にどんなことができるのでしょうか。かんたんにご説明します。


何ができて、どう便利なの?


 機種によって異なりますが、スマートスピーカーが実行できる代表的な操作は以下のとおりです。


  • 家電を操作する
  • ネット通販で商品を注文する
  • 音楽を再生する
  • ニュースや天気、スケジュールを読み上げる
  • タクシーを呼ぶ
  • ピザを注文する

 スマートスピーカーは「ホームアシスタント」とも呼ばれています。声を掛けることで、あなたの秘書のように様々なサポートをしてくれるのです。


 音声による操作が基本ですが、今後は液晶画面を搭載した機種も続々と登場する予定です。いずれにせよ、AI(人工知能)が生活のサポートをしてくれるというイメージを持っておけばOKです。


アメリカでは既に人気爆発


アメリカでは既に普及しているスマートスピーカー


 日本での販売はまだ始まったばかりです。
 それに対しアメリカでは、2014年秋に発売のAmazon Echo(アマゾン・エコー)を皮切りに、Googleなども参入して既に1100万台(モルガン・スタンレー調査)のスマートスピーカーが販売されています。


 米国の世帯数は1.2億ですから、1世帯1台とすると既に世帯普及率は1割近くに達します。参入企業も続々と増える中、「スマホの次」と注目されているカテゴリーです。




スマートスピーカーの一覧・比較


 それでは具体的にスマートスピーカー(ホームアシスタント)を見ていきましょう。


Google Home


Google Home


 Googleが開発した対話型AI、Google Assistantを使ったスマートスピーカーです。米国では2016年に、日本国内では2017年10月に発売となりました。


 ちょっとした調べ物などでこちらが質問をすると、それに対して的確な答えが返ってきます。スマホを開く機会が減ります。音声認識の精度も高く、スムーズでストレス無く使えるスマートスピーカーです。


 家電の操作機能もありますが、対応家電が少ないので現状には役に立たないでしょう。


 楽天ビックカメラなどで購入できます(Amazon取り扱い無し)



LINE Clova WAVE


LINE WAVE


 通話アプリ大手のLINEと、その親会社である韓国NAVERが共同開発している「Clova」というAIを搭載するスマートスピーカーです。2017年10月に発売となりました。


 使ってみた感想としては、「音楽鑑賞向き」であることと「家電の操作が便利」という2点です。音声認識の精度や質問への返答については優秀とは言えませんが、この2点に関しては優れていると感じます。詳しくはレビューを参照ください。



Amazon Echo


Amazon Echo


 Amazonが開発した「Alexa(アレクサ)」と呼ばれるAIを使ったスマートスピーカーです。2014年秋に発売され、米国では71%と圧倒的なシェアを誇っています。


 2017年10月に入ってから、いよいよ日本での発売が正式に発表されました。Amazon Echoのほか、Alexaを搭載した製品がHTC、ONKYO、Ankerなどから発売される見通しです。


Microsoft Harman Kardon Invoke


Microsoft Harman Kardon Invoke


 Microsoftが開発し、既にWindows10などにも搭載されている「Cortana(コルタナ)」と呼ばれるAIを搭載する予定です。


 できることはAmazonやGoogleとだいたい同じです。特徴は製品上部にタッチセンサーを搭載しており、なぞることでも操作ができます。2017年秋にアメリカで発売予定なので、日本で発売するとしてもかなり先になりそうです。


SHARP


シャープ


 スマホやロボット型掃除機に「エモパー」と呼ばれる音声対話型のAIを搭載してきたシャープも、スマートスピーカーを開発中です。


Apple HomePod


 2017年6月に発表、同年12月にまずは英語圏での発売が予定されているAppleのAIスピーカーです。


Apple HomePod


 iPhoneでもおなじみの音声認識AI、Siriを搭載しており天気やスポーツの結果などを質問すると答えてくれます。


 他社の製品との差別化ポイントは2つあります。
 一つ目はセキュリティが高いという点で、他社のAIでは利用者の個人情報を外部のサーバーに送信したり、保管するのに対しAppleのHomePodではデータを端末内でのみ保管することで、信頼性を高めています。


 二つ目のポイントは音質。他社の製品でも「声」で操作をすることで音楽を再生する機能を持つ製品も少なくありませんが、HomePodはその音質にこだわっていると謳っています。


 価格がGoogle Homeの2倍以上と高価格で、かつ後発組となるため発表時点で既に苦戦が予想されていますが、Appleファンを中心に根強い支持を集めそうです。


パナソニック SC-GA10


パナソニックのスマートスピーカーSC-GA10


 ベルリンで開催された家電見本市「IFA2017」で発表されました。


 Googleが開発したGoogleアシスタントを搭載しており、パナソニック自社開発のAIではありません。差別化ポイントとしては、音響機器も手がけるパナソニックのノウハウを生かして「高音質」にこだわっているとのことです。


 2017年冬にドイツ、イギリス、フランスで発売予定。日本への投入予定は「可能性はある」とのアナウンスがありました。


ソニー LF-S50G


ソニーのスマートスピーカーLF-S50G


 パナソニックと同じくIFA2017で発表、Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカーです。


 アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスで10月以降発売予定。価格は約200ドルとのことです。


オンキョー


オンキョーのスマートスピーカーVC-PX30


 Amazonが開発したAI「Alexa」を搭載したスマートスピーカーを、2017年9月にアメリカなどで発売します。音質はもちろん、温度・湿度センサーや照度センサーを搭載しているのが特徴です。


 また、2018年発売に向けて車載用スマートスピーカーの開発も進めています。


東芝


東芝TH-GW10


 東芝もスマートスピーカーを発売します。
 当初は北米向けのみで、AmazonのAlexaを採用予定。日本国内への投入も検討中で、その場合は東芝独自開発の音声AIを採用する可能性もあるとのことです。


NTTドコモ


NTTドコモのスマートスピーカー「petoco」


 長年にわたり日本語の対話AIを開発してきたNTTドコモもスマートスピーカーに参入しました。


 人と人とのコミュニケーションのサポートに特化した「petoco」というAIスピーカーを発表しています。


 外出先から家にいる家族にメッセージを送って音声で読み上げる、ビデオ通話をするといった機能を搭載しており、当初は「子供を持つ共働き世帯」をターゲットとするそうです。


各社製品の製品の比較


 性能や特徴を比較します。


特徴の比較


 実際に私が購入し、使用した感想をもとに評価します。


Google Home LINE Clova
音声認識精度
質問への返答
家電操作 ネット経由 赤外線通信
スピーカー音質
特徴 質問への返答が優秀 音楽鑑賞におすすめ

 詳しくは実機レビューもご覧ください。


音声認識の精度


 2017年6月7日の日本経済新聞朝刊に掲載されていた、各社製品の自動応答技術の精度の比較データです。


製品名 質問に応答できた割合 応答が正しかった割合 合計
Google Home 68.1% 90.6% 61.7%
Microsoft 56.5% 81.9% 46.3%
Amazon Echo 20.7% 87.0% 18.0%
Apple HomePod 21.7% 62.2% 13.5%

 米国のストーンテンプル・コンサルティングが5千種類の質問を行い、それに対する反応と回答の正確性を調査したデータだそうです。「合計」は質問に対して反応し、かつ正確に返答できた割合を私が計算して追加したものです。


 販売シェアではAmazonが圧倒的ですが、AIスピーカーとしての性能ではGoogleが群を抜いて優れていると言えます。




スマホがスマートスピーカーに?


 家電を操作するようなことはできませんが、既にスマホにはスマートスピーカーと同様に音声認識型のAIが搭載されています。例えばiPhoneのSiriやAQUOS PHONEのエモパーがそうです。また、開発中のLINEのClovaはソニーモバイルとの提携が発表されており、今後XperiaにClovaが搭載される可能性がありそうです。


 こうした流れがあるので、将来的に両者は「似たような」ものになっていくのでは、と私は思います。とはいえ、例えば家電を操作するには家電側のゲートウェイが必要なわけで、スマートスピーカーの方がその点で有利なので、うまい具合に住み分けがなされていくでしょう。


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