スマートカーの安全性やセキュリティ対策をまとめます

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  • 2014年12月21日更新
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スマートカーの安全性

 未来の車はインターネットと接続することで、様々な利便性をユーザーに提供してくれそうです。しかし、インターネットとつながる以上セキュリティ上のリスクとは無縁ではいられなくなる、というのもまた事実です。「スマートカー」と一口に言っても、進化したカーナビを搭載したもの(今後数年間のスマートカーの主流)から、2020年頃に実用化されると噂される「自動運転車」までそのレベルは様々です。そんなスマートカーのセキュリティや安全性はどうなっているのか、現時点でわかっていることや将来への予測を元に紹介します。


スマートカーとは?

 と、その前に。簡単にスマートカーとは何なのか説明します。スマートカーというのは究極的には運転者が全く運転操作する必要がない「自動運転車」のことを言いますが、当面は「進化したカーナビ」を搭載した車のことを指す言葉となりそうです。この進化したカーナビというのは、インターネットと接続することで日々アップデートされる最新の情報をユーザーに提供してくれるのです。例えば、
・急ブレーキが多発している場所を通過する時に警告してくれる
といったことも可能になります(富士通が研究中) カーナビとしての機能も進化して、FacebookやGoogle検索などと連携して現在地の状況を知らせてくれたり(メルセデス・ベンツ)、音声操作で多くの操作を実行できるようになっています。Googleはスマートカー向けに「Android Auto」というOSを開発しているのですが、これはスマホなどでおなじみのAndroidと同様にアプリを追加して機能を拡張していくことが可能です。なのでスマホのように機能をどんどん自分好みにアップデートしていくことができます。
 スマートカーをただの進化したカーナビを搭載した車、と思ってはいけません。今までの車とは決定的に違うのは、カーナビが車の中枢を担うようになる点です。例えばメルセデス・ベンツではスマホを使って自動車の鍵を解錠できる仕組みを提供するそうです。また、車にセンサーを張り巡らせて、そのセンサーで収集した情報を集約し、ユーザーに運転のアドバイスをしたり、今流行りの「ビッグデータ」として皆のスマートカーから集めた情報を分析して交通安全に活かす、といったことも可能になります。車が知能を持つ、といっても過言ではないのかもしれません。



スマートカーの安全性・セキュリティ

 続いて、スマートカーの安全性とセキュリティについて説明します。

インターネットにつながるということの意味

 スマートカーの最大の特徴は、ネットとつながるという点です。しかしこのことが新たなセキュリティ上のリスクを生み出してしまいます。今までの車はネットとつながっていないので、その車に対して何か危害を加えるには物理的な攻撃を仕掛ける必要があります。しかしスマートカーはネットを通じて世界とつながっているので、遠隔操作によるサイバー攻撃が可能になります。メーカーがどんなに強固なセキュリティ対策を施しても、必ずどこかに穴があります。ネットとつながるということは、その穴を突いた攻撃の可能性を生み出すことと表裏一体なのです。


 また、スマートカーはアプリで機能を拡張していくことが可能です。Googleが開発している「Android Auto」や、Appleの「CarPlay」といったOSではスマホと同じようにアプリを追加できるので、アプリを追加する段階でウイルスが混入したり、アプリを通じてシステム全体に危害を加えることも可能性としては否定できません。


予想される被害事例

 以下、スマートカーが普及した後に発生すると考えられる被害を挙げます。


・個人情報の流出
 GPSの位置情報や各種センサーが収集した情報を盗み出すサイバー攻撃はきっと起こるはずです。スマホで実際に起きていることですが、ストーカーがGPSを悪用してターゲットの居場所を監視するということは、ウイルスやアプリを悪用すれば難しいことではありません。スマートカーはスマホと連携して電話をしたり、メールをすることも可能になるので、こうしたスマホと連携されたデータも標的にされるでしょう。


・車の盗難に悪用
 先述した通り、スマホで車の鍵を解錠することができるので、この機能を悪用した自動車窃盗が起こる可能性は否定できません。例えばアプリにGPSの位置情報を漏洩する機能と、鍵を解錠する機能を仕込んで配布すれば、自動車窃盗や車上荒らしが捗りますよね。


・自動運転車の遠隔操作
 自動運転車が普及すれば、こうした事件が起きるかもしれません。ネットを通じたサイバー攻撃により自動運転車が操られる可能性はメーカー側も認識しているようで、当然このリスクに対してはより厳重な対策が施されるでしょう。しかし完璧なセキュリティ対策は存在しません。必ずどこかに穴があって、その穴を探しだして攻撃を仕掛ける輩が現れるはずです。



スマートカーのOS

スマートカーに搭載される、代表的なOSを紹介します。


・Android Auto
 Googleが開発しているスマートカー向けOSです。使うにはこのシステムに対応した車と、Android5.0以上のスマホやタブレットが必要になります。車とAndroidをUSBケーブルで接続して使います。ナビゲーションや音楽再生といった従来のカーナビの機能に加え、ウェブ検索やSMS送信、電話をするといったことが可能です。日本メーカーでは日産、ホンダ、マツダ、スバル、スズキ、三菱が参加。



・CarPlay
 Appleが発表したOSです。既にパイオニアがCarPlay搭載の車載ユニットを発売しています。iOS7.1以降を搭載した、iPhone5やiPhone6などとライトニングケーブルを使って接続します。Android Autoと同様の機能が備わっています。






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